3.2. Open Liberty Operator

Operator は、Kubernetes または OpenShift が提供する初期自動化以外のタスクを自動化できるようにカスタマイズされる Kubernetes の拡張 機能です。Open Liberty Operator には機能レベルが 5 つあります。これは、自動スケーリング、サービスバインディング、OpenShift 証明書管理統合、および Kubernetes Application Navigator(kAppNav)統合など、エンタープライズレベルの機能レベルが高いことを意味 します。

Open Liberty Operator を使用すると、水平の自動スケーリングを設定してアプリケーションを高可用性にすることができます。これにより、リソースの可用性や消費に基づいてアプリケーションインスタンスの作成や削除が可能になります。Operator はアプリケーションのデプロイメントを管理するのに役立ちます。たとえば、新しいバージョンのアプリケーションの新規コンテナータグをアップロードした後に、新規コンテナータグで Operator デプロイメントファイルの applicationImage フィールドを更新します。次に、Operator はローリングベースでアプリケーションを更新します。

また、この Operator は、永続ストレージの単純な設定や、単一署名(SSO)を外部プロバイダーに委譲する機能など、他の実稼働環境グレードの機能を 提供します。Operator はアプリケーション間のバインディング情報の更新を自動化するため、アプリケーションは接続し、特定のアプリケーションがサービスを生成または消費するかどうかについての情報を維持します。

Kubernetes または OpenShift で使用するために 、OperatorHub から Open Liberty Operator をインストール できます。Operator は、OpenShift Container Platform(OCP)から Red Hat で認定された Operator としても利用 できます。