Red Hat OpenShift Container Platform における Open Liberty 21.0.0.3 リリースノート

Open Liberty 2021

Red Hat OpenShift Container Platform での Open Liberty 2021 リリースノート

概要

本リリースノートには、Red Hat OpenShift Container Platform リリースの Open Liberty 2021 に含まれる新機能、機能拡張、修正、および問題に関する最新情報が含まれています。

第1章 機能

21.0.0.3 では、メジャーバージョンが 4.0 に増えた MicroProfile 機能にマイルストーン更新があります。これには、Config、Fault Tolerance、Health、JWT RBAC、Metrics、Open API、Open Tracing、および Rest Client などのすべての 8 MicroProfile コンポーネントへの更新が含まれます。これらの更新コンポーネントを使用するには、最新バージョンの Open Liberty でアプリケーションを実行します。

Open Liberty ですぐに生じる内容について不明な場合は、最新の開発ビルドの「ベータステータス」機能を確認してください。たとえば、Kerberos 認証の LDAP 接続サポートが Open Liberty 21.0.0.4-beta リリースで利用できるようになりました。

Open Liberty 21.0.0.3 で以下を行います。

21.0.0.3 で修正されたバグの一覧を表示 し ます。

1.1. 21.0.0.3 を使用してアプリケーションを実行します。

Maven を使用している場合、コーディネートは次のとおりです。 

<dependency>
    <groupId>io.openliberty</groupId>
    <artifactId>openliberty-runtime</artifactId>
    <version>21.0.0.3</version>
    <type>zip</type>
</dependency>

また、Gradle の場合： 

dependencies {
    libertyRuntime group: 'io.openliberty', name: 'openliberty-runtime', version: '[21.0.0.3,)'
}

または、Docker を使用している場合は、以下を行います。 

FROM open-liberty

1.1.1. MicroProfile 4.0 のサポート

MicroProfile 4.0 は、作業グループモデルと MicroProfile Specification プロセス、および Jakarta EE 8 のすべてのインターフェースで最初のリリースです。このメジャーバージョンの更新には、以下の 8 MicroProfile コンポーネントへの更新が含まれます。

  • MicroProfile Config 2.0
  • MicroProfile Fault Tolerance 3.0
  • MicroProfile Health 3.0
  • MicroProfile JWT Authentication 1.2
  • MicroProfile Metrics 3.0
  • MicroProfile OpenAPI 2.0
  • MicroProfile OpenTracing 2.0
  • MicroProfile Rest Client 2.0

これは大規模な更新であるため、個別のブログ投稿が MicroProfile 4.0 と各コンポーネントの両方に記述されています。MicroProfile 4.0 へのディープなアクセスは、週にわたってリリースされ、さらにコンポーネント固有の投稿とリンクされた投稿に記載されています。

Open Liberty を使用した MicroProfile 4.0 へのディープな Deep Dive

1.1.1.1. MicroProfile 4.0 の使用

MicroProfile 4.0 を使用するには、pom.xml と server.xml の両方にこの機能を追加する必要があります。

以下を server.xml に追加します。 

<server>
  <featureManager>
    <feature>microProfile-4.0</feature>
  </featureManager>
</server>

以下を pom.xml に追加します。 

<dependency>
    <groupId>org.eclipse.microprofile</groupId>
    <artifactId>microprofile</artifactId>
    <version>4.0.1</version>
    <type>pom</type>
    <scope>provided</scope>
</dependency>

第2章 解決済みの問題

本リリースで解決した Open Liberty 21.0.0.3 の問題を参照して ください。

第3章 修正された CVE

Open Liberty 21.0.0.3 で修正された CVE の一覧は、「 セキュリティーの脆弱性 」を参照してください。

第4章 既知の問題

21.0.0.3 の開発中に見つかったものの、修正されていない問題の一覧を参照してください。