3.2. 新機能および利点

.NET 7.0 は、オープンソース環境でのアプリケーション開発サポートおよびツールを引き続き拡張します。.NET の最新バージョンには、以下の改善点が含まれています。

  • IBM Power のサポート: x64_64 (64 ビット Intel/AMD)、aarch64 (64 ビット ARM)、および s390x (64 ビット IBM Z) アーキテクチャーに加えて、.NET 7.0 では、RHEL 8.7 以降および RHEL 9.1 以降の ppc64le (64 ビット IBM Power) アーキテクチャーをサポートします。
  • C# を C#11 に更新: 新しい言語バージョンの C# 11 が含まれています。
  • 完全にネイティブなコンソールアプリケーションの構築をサポート
  • パフォーマンスの向上: ベースライブラリー、GC、および JIT 全体で多くのパフォーマンスが向上しました。正規表現用の新しいソースジェネレーターにより、実行時に正規表現をコンパイル (または解釈) するコストが削減されます。
  • 新しい API と改善された監視: OpenTelemetry のサポートが改善されました。.NET 7.0 には、tar ファイルと Unix ファイルのアクセス許可を操作するための新しい API が付属しています。
  • Generic Math: 任意の組み込み数値型に対して機能する汎用アルゴリズムを作成し、独自の数値型を構築できるようにします。
  • ASP.NET Core 7 の機能強化: HTTP/2 および HTTP/3 のパフォーマンスが向上します。また、.NET 6 で導入された最小限の API を拡張し、追加の OpenAPI サポート、エンドポイントフィルター、およびルートグループを使用します。