4.4. 移行プランの作成
MTV の Web コンソールを使用して、移行プランを作成することができます。
移行計画により、一緒に移行する仮想マシンまたは同じ移行パラメーターの仮想マシン (一定の割合のクラスターのメンバーやアプリケーション全体など) をグループ化できます。
移行計画の指定された段階で Ansible Playbook またはカスタムコンテナーイメージを実行するようにフックを設定できます。
前提条件
- MTV が移行先クラスターにインストールされていない場合は、Web コンソールの Providers ページで移行先プロバイダーを追加している。
手順
- Web コンソールで、Migration plans をクリックしてから、Create migration plan をクリックします。
以下のフィールドに入力します。
- Plan name: 移行プラン一覧に表示する移行プラン名を入力します。
- Plan description: オプション: 移行計画の簡単な説明。
- Source provider: 移行元プロバイダーを選択します。
- Target provider: 移行先プロバイダーを選択します。
- Target namespace: 既存の移行先 namespace を入力して検索するか、または新規 namespace を作成できます。
Select a different network をクリックして、リストからネットワークを選択し、Select をクリックして、このプランの移行転送ネットワークを変更できます。
OpenShift Virtualization プロバイダーの移行転送ネットワークを定義し、ネットワークが移行先 namespace にある場合、そのネットワークがすべての移行プランのデフォルトネットワークになります。それ以外の場合には、
pod
ネットワークが使用されます。
- Next をクリックします。
- ソース仮想マシンのリストをフィルタリングするオプションを選択し、Next をクリックします。
- 移行する仮想マシンを選択し、Next をクリックします。
既存のネットワークマッピングを選択するか、新しいネットワークマッピングを作成します。
新規ネットワークマッピングを作成するには、以下を実行します。
- 各移行元ネットワークに対する移行先ネットワークを選択します。
- オプション: Save mapping to use again を選択し、ネットワークマッピング名を入力します。
- Next をクリックします。
既存のストレージマッピングを選択するか、または新規ストレージマッピングを作成します。
新規ストレージマッピングを作成するには、以下を実行します。
- VMware データストアまたは Red Hat Virtualization ストレージドメインに移行先ストレージクラスを選択します。
- オプション: Save mapping to use again を選択し、ストレージマッピング名を入力します。
- Next をクリックします。
移行のタイプを選択し、Next をクリックします。
- Cold migration: データのコピー中にソース仮想マシンは停止します。
- Warm migration: データが段階的にコピーされる間にソース仮想マシンは実行されます。後でカットオーバーを実行し、仮想マシンを停止し、残りの仮想マシンデータとメタデータをコピーします。ウォーム移行は、Red Hat Virtualization ではサポートされません。
オプション: 移行フックを作成して、移行前または移行後に Ansible Playbook を実行できます。
- Add hook をクリックします。
- フックの実行時のステップを選択します。
フック定義を選択します。
- Ansible Playbook: Ansible Playbook を参照するか、フィールドに貼り付けます。
Custom container image: デフォルトの
hook-runner
イメージを使用しない場合は、イメージパス<registry_path>/<image_name>:<tag>
を入力します。注記レジストリーは OpenShift Container Platform クラスターからアクセスできる必要がある。
- Next をクリックします。
移行プランを確認し、Finish をクリックします。
移行プランは移行プランの一覧に保存されます。
- 移行計画の Options メニュー をクリックし、View details を選択して移行計画の詳細を確認します。