第3章 サポートされる設定

3.1. サポート対象の移行パス

Migration Toolkit for Applications (MTA) は、Oracle WebLogic Server などのサードパーティーのエンタープライズアプリケーションサーバーから JBoss Enterprise Application Platform (JBoss EAP) への移行と、JBoss EAP の最新リリースへのアップグレードをサポートしています。

MTA は、Red Hat OpenShift Container Platform (RHOCP) でのコンテナー化およびデプロイメントのアプリケーションの適合性を評価するための包括的なルールセットを提供します。MTA 分析を実行して、複数のターゲットプラットフォームに移行するアプリケーションの適切性を評価することができます。

以下の表は、最も一般的な移行パスを示しています。

表3.1 サポート対象の移行パス: ソースプラットフォーム ⇒ ターゲット

ソースプラットフォーム ⇒JBoss EAP 6JBoss EAP 7RHOCPOpenJDK 8 & 11Apache Camel 3Spring Boot on Red Hat RuntimesQuarkus

Oracle WebLogic Server

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IBM WebSphere Application Server

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JBoss EAP 4

[a]

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JBoss EAP 5

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JBoss EAP 6

該当なし

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JBoss EAP 7

該当なし

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Oracle JDK

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Apache Camel 2

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Spring Boot

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Java アプリケーション

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[a] 現在 MTA はこの移行パスのルールを提供していませんが、Red Hat コンサルティングはソースプラットフォームから JBoss EAP 7 への移行を支援します。