2.2.2. MTA CLI Bash の完了
MTA CLI は、Linux システムの Bash 補完を有効にするオプションを提供し、コマンドを入力した時に Tab キーを押して MTA コマンドライン引数を自動化できます。たとえば、bash 補完を有効にすると、以下のように利用可能な引数のリストが表示されます。
$ <MTA_HOME>/bin/mta-cli [TAB]
bash 補完の有効化
現在のシェルで bash 補完を有効にするには、以下のコマンドを実行します。
$ source <MTA_HOME>/bash-completion/mta-cli
永続的な bash 補完の有効化
以下のコマンドを使用すると、再起動後も bash 補完が維持されます。
システムを再起動しても特定のユーザーの bash 補完を有効にするには、そのユーザーの
~/.bashrc
ファイルに以下の行を追加します。source <MTA_HOME>/bash-completion/mta-cli
システムの再起動後すべてのユーザーの bash 補完を有効にするには、root ユーザーで Migration Toolkit for Applications CLI Bash 補完ファイルを
/etc/bash_completion.d/
ディレクトリーにコピーします。# cp <MTA_HOME>/bash-completion/mta-cli /etc/bash_completion.d/