第6章 カスタムルールカテゴリーの使用

カスタムルールカテゴリーを作成し、MTA ルールを割り当てることができます。

注記

MTA は従来の severity フィールドでルールを処理しますが、新しい category-id フィールドを使用するようにカスタムルールを更新する必要があります。

カスタムカテゴリーの追加

カスタムカテゴリーをルールカテゴリーファイルに追加できます。

手順

  1. <MTA_HOME>/rules/migration-core/core.windup.categories.xml にあるルールカテゴリーファイルを編集します。
  2. 新しい <category> 要素を追加し、以下のパラメーターを入力します。

    • id: MTA ルールがカテゴリーの参照に使用する ID。
    • priority: 他のカテゴリーに対するソートの優先順位です。値が最も低いカテゴリーが最初に表示されます。
    • name: カテゴリーの表示名。
    • description: カテゴリーの説明。

      カスタムルールカテゴリーの例

      <?xml version="1.0"?>
      <categories>
          ...
          <category id="custom-category" priority="20000">
              <name>Custom Category</name>
              <description>This is a custom category.</description>
          </category>
      </categories>

      このカテゴリーは MTA ルールで参照できます。

カスタムカテゴリーへのルールの割り当て

新しいカスタムカテゴリーにルールを割り当てることができます。

手順

MTA ルールで、以下の例のように category-id フィールドを更新します。

<rule id="rule-id">
    <when>
        ...
    </when>
    <perform>
        <hint title="Rule Title" effort="1" category-id="custom-category">
            <message>Hint message.</message>
        </hint>
    </perform>
 </rule>

このルール条件が満たされると、このルールによって識別されるインシデントはカスタムカテゴリーを使用します。カスタムカテゴリーはダッシュボードおよび Issues レポートに表示されます。

図6.1 ダッシュボードのカスタムカテゴリー

Custom rule category on the Dashboard