5.2.2. 方法

Red Hat が推奨する方法は、段階的に計画し、移行またはモダライゼーションを行うのに役立つ、スケーラブルなアプローチです。

図5.1 Red Hat 移行の方法

Red Hat migration methodology

このアプローチは、以下のフェーズで構成されます。

発見
テクノロジーを調査し、懸念事項、組織の要件、課題を特定します。オプションと考えられるアプローチについて話し合います。
設計
アプリケーション、インフラストラクチャー、プロセス、およびナレッジの観点から最も重要なリスクを特定し、軽減します。ソリューションのストラテジーを確立します。テクノロジーを証明し、ビジネスケースを構築します。
デプロイ
明確に定義された配信モデルに従って、以前に定義したストラテジーを実行し、モダライゼーションまたは移行を繰り返しスケーリングします。

5.2.2.1. 発見フェーズ

図5.2 Red Hat 移行の方法: 発見フェーズ

Red Hat Migration Methodology: Discover

発見 フェーズでは、すべての利害関係者と意思決定者を集めて、現在の状態とビジネスドライバーを理解し、移行またはモダライゼーションのニーズを決定します。

このフェーズでは、テクノロジーを調査し、潜在的なアプローチについて話し合います。既存の問題点、懸念事項、要件、および潜在的な課題を特定します。ビジネス優先順位の概要を定義し、評価の範囲を定めます。アプリケーションの開発と配信を最新にして、より迅速に革新できるようにする方法を決定します。

通常、これは Red Hat エキスパートとのワークショップで 1 日で完了します。