付録A Red Hat Enterprise Linux での Java Development Kit のインストール

以下の手順に従い Red Hat Network (RHN) を使って Red Hat Enterprise Linux に Java Development Kit (JDK) をインストールします。
RHN を使ったインストールに問題がある場合は、https://rhn.redhat.com/rhn/help/ の RHN ヘルプデスクを参照するか、Red Hat サポートに直接ご連絡ください。

重要

以下の手順では管理者権限でコマンドを実行する必要があります。つまり、sudo コマンドを使ったコマンドを実行するか、root ユーザーでログインするか、あるいは su コマンドを使い root ユーザーに切り替えてください。

A.1. Red Hat Enterprise Linux 5 での OpenJDK

この手順に従い Red Hat Enterprise Linux 5OpenJDK をインストールします。

手順A.1 Red Hat Enterprise Linux 5 での OpenJDK のインストール

  1. base channel へのサブスクライブ

    OpenJDK は RHN の base channel から入手できます。デフォルトでは、Red Hat Enterprise Linux のインストレーションはすべてこのチャンネルからサブスクライブします。
  2. パッケージのインストール

    yum ユーティリティを使い OpenJDK をインストールします。
    [localhost]# yum install java-1.6.0-openjdk-devel
  3. システムデフォルトの JDK の確認

    正しい JDK がシステムデフォルトとして設定されているか確認するには、 alternatives ユーティリティを使いデフォルトの JDK を設定する方法」にあるようにalternatives コマンドを実行します。

A.2. Red Hat Enterprise Linux 5 での Oracle Java Development Kit のインストール

この手順を使い Red Hat Enterprise Linux 5 に Oracle Java Development Kit (JDK) をインストールします。

手順A.2 Red Hat Enterprise Linux 5 での Oracle JDK のインストール

  1. Supplementary Server チャンネルへのサブスクライブ

    Oracle JDK は Supplementary Server チャンネルから利用できます。このパッケージをインストールするには、マシンがこのチャンネルにサブスクライブされていることを確認してください。
  2. パッケージのインストール

    yum コマンドを使い Oracle JDK パッケージをインストールします。
    [localhost]# yum install java-1.6.0-sun-devel
  3. システムデフォルトの JDK の確認

    目的の JDK がシステムデフォルトとして設定されているか確認するには、 alternatives ユーティリティを使いデフォルトの JDK を設定する方法」にあるようにalternatives コマンドを実行します。

A.3. Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4 での Oracle JDK のインストール

この手順を使い Red Hat Enterprise Linux AS あるいは ES 4 に Oracle Java Development Kit をインストールします。

手順A.3 Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4 での Oracle JDK のインストール

  1. Extras チャンネルへのサブスクライブ

    Oracle Java Development KitRed Hat Extras チャンネルから入手できます。このパッケージをインストールするには、マシンがこのチャンネルにサブスクライブされていることを確認してください。
  2. up2date を使ったインストール

    このコマンドを実行しパッケージをインストールします。
    [localhost] up2date java-1.6.0-sun-devel
  3. システムのデフォルトが Java Development Kit となっていることを確認します。

    目的の JDK がシステムデフォルトとして設定されているか確認するには、 alternatives ユーティリティを使いデフォルトの JDK を設定する方法」にあるようにalternatives コマンドを実行します。

A.4. alternatives ユーティリティを使いデフォルトの JDK を設定する方法

alternatives は、同じ機能を提供する各種ソフトウェアパッケージを管理するツールです。Red Hat Enterprise Linux は alternatives を使い一度にデフォルトとして設定されているのが Java Development Kit (JDK) 1つのみであるよう確認します。
Red Hat Network から JDK をインストールすると、通常自動的にシステムが設定されます。しかし、複数の JDK をインストールしている場合、コンフリクトが発生してしまう可能性があります。以下の手順を踏みすべてが正しく設定されているよう確認します。

例A.1 alternatives を使ってデフォルトの Java Development Kit を設定する方法

[localhost]# /usr/sbin/alternatives --config java

There are 2 programs which provide 'java'.

  Selection    Command
-----------------------------------------------
   1           /usr/lib/jvm/jre-1.4.2-gcj/bin/java
*+ 2           /usr/lib/jvm/jre-1.6.0-openjdk/bin/java

Enter to keep the current selection[+], or type selection number:

手順A.4 alternatives を使ってデフォルトの Java Development Kit を設定する方法

  1. java を設定します。

    このコマンド /usr/sbin/alternatives --config java を入力します。
    次に画面の指示に従い正しい java が選択されているか確認します。表A.1「java のその他のコマンド」 にて、各種 JDK の関連のコマンド設定が提供されています。

    表A.1 java のその他のコマンド

    JDK その他のコマンド
    OpenJDK 1.6 /usr/lib/jvm/jre-1.6.0-openjdk/bin/java
    Oracle JDK 1.6 /usr/lib/jvm/jre-1.6.0-sun/bin/java
  2. javac を設定します。

    このコマンド /usr/sbin/alternatives --config javac を入力します。
    画面の指示に従い正しいバージョンの javac が選択されていることを確認します。表A.2「javac のその他のコマンド」 では、各種 JDK の正しいコマンド設定について説明しています。

    表A.2 javac のその他のコマンド

    JDK その他のコマンド
    OpenJDK 1.6 /usr/lib/jvm/java-1.6.0-openjdk/bin/javac
    Oracle JDK 1.6 /usr/lib/jvm/java-1.6.0-sun/bin/javac
  3. 追加手順: java_sdk_1.6.0 を設定します。

    Oracle JDK 1.6 は追加のコマンドを実行する必要があります。
    /usr/sbin/alternatives --config java_sdk_1.6.0
    画面の指示に従い正しい java_sdk が選択されていることを確認します。/usr/lib/jvm/java-1.6.0-sun です。