付録A UDDI Registry

A.1. はじめに

重要

SOA Platform のディストリビューションには、事前設定済みの jUDDI レジストリインストレーションが含まれています。カスタムクライアントでレジストリにアクセス可能にする API は、この jUDDI レジストリにより完全対応されています。独自に構築したカスタムのクライアントは、SOA Platform のサポート契約の対象範囲ではありません。jUDDI のサンプル、ドキュメント、API の全セットは、http://juddi.apache.org/ から入手できます。
Universal Description, Discovery and Integration (UDDI) プロトコルは、正常な Web サービスで必要な主要ビルディングブロックの 1 つです。UDDI は、標準の相互運用可能なプラットフォームを作成して、企業やアプリケーションが Internet 経由で Web サービスを迅速、簡単、かつ動的に検索できるようにします。UDDI により、様々なコンテキストで様々な目的に対してオペレーションレジストリが管理できるようになっています。UDDI は、OASIS Standards Consortium 内の市場オペレーターや e-ビジネスリーダー、主なプラットフォームやソフトウェアプロバイダーが行う業界を超えた取り組みです。UDDI は、3 回改定され、最新版は 3.0.2 です。UDDI の追加情報は、http://uddi.xml.org から入手できます。

A.2. UDDI Registry

UDDI Registry は、UDDI 仕様を実装します。UDDI は Web ベースの分散ディレクトリで、従来の Yellow page や White page といった電話帳とよく似ており、ビジネスがインターネット上で表示され、検索されるようにします。UDDI Registry とは、White page のようなビジネスディレクトリであり、技術仕様のライブラリでもあります。この Registry は、ビジネスやサービスの情報を格納し、詳細文書への参照を保持するように設計されています。
ビジネスは、サービスを UDDI レジストリに公開します。クライアントが、レジストリ内のサービスを検索して、サービスのバインディング情報を受け取ります。クライアントがバインディング情報を使用してサービスを呼び出します。UDDI API は、相互運用性の面から SOAP ベースとなっています。UDDI v3 仕様では、9 つの API を定義しています。
  1. UDDI_Security_PortType。セキュリティトークンを取得する API を定義します。有効なセキュリティトークンがあれば、パブリッシャーはレジストリを公開できます。全セッションを通して、セキュリティトークンを利用することができます。
  2. UDDI_Publication_PortType。ビジネスやサービス情報を UDDI レジストリに公開する API を定義します。
  3. UDDI_Inquiry_PortType。UDDI レジストリをクエリする API を定義します。通常、この API ではセキュリティトークンを必要としません。
  4. UDDI_CustodyTransfer_PortType。この API を使用して、ビジネスの管理を UDDI ノードから別のノードに移行します。
  5. UDDI_Subscription_PortType。特定のビジネスサービスに更新を登録する API を定義します。
  6. UDDI_SubscriptionListener_PortType。クライアントが UDDI ノードからサブスクリプション通知を受信するために実装する必要のある API を定義します。
  7. UDDI_Replication_PortType。UDDI ノード間のレジストリデータを複製する API を定義します。
  8. UDDI_ValueSetValidation_PortType。 ノード別に外部プロバイダーが値の検証をできるようにします。また、Web サービスが keyedReferences または keyedReferenceGroups が有効かを評価します。
  9. UDDI_ValueSetCaching_PortType。このような Web サービスから取得したキャッシュ値を使って、UDDI ノードは、パブリッシャー参照を検証する場合があります。