第1章 はじめに
1.1. はじめに
JBoss BRMS 5.3 の Business Process Management 機能により、ビジネス目標を達成するために必要となる手順を記載したフローチャートとしてビジネスプロセスをモデル化できるようになります。

図1.1 プロセス例
JBoss BRMS および Business Process Management (BPM) エンジンは、JBoss Enterprise Application Server 5.1.2 を実行するスタンドアローンインストレーションとしてデプロイするか、既存のアプリケーションサーバーとしてデプロイ可能です。認定済みの設定および互換性のある設定のすべてが http://www.redhat.com/resourcelibrary/articles/jboss-enterprise-brms-supported-configurations から一覧で確認いただけます。
インストールの説明は、『JBoss BRMS 5.3 スタートガイド』を参照してください。
JBoss BRMS 5.3 の Business Process Management 機能は Java で記述されており、BPMN 2.0 仕様 (完全な詳細は 『Business Process Model and Notation (BPMN) 2.0 Specification』 を参照してください) を実装しています。
以下のツールがライフサイクル全体のビジネスサイクルに対応できるよう含まれています。
- ビジネスプロセスの作成や編集を行うための JBoss BRMS ユーザーインターフェースに埋め込まれたグラフィカルエディター
- ビジネスプロセスの作成や編集を行うための JBoss Developer Studio 向けのグラフィカルエディタープラグイン
- プロセスの監視、ヒューマンタスク管理、レポート追加機能を提供する管理コンソール
- プロセスの保存、バージョニング、管理を行うために JBoss BRMS リポジトリと統合
- 外部のヒューマンタスクサービスと統合