3.2. アプリケーションのアーキテクチャーやコンポーネントによって異なる変更
3.2.1. アプリケーションのアーキテクチャーやコンポーネントによって異なる変更の確認
アプリケーションが下記の技術やコンポーネントを使用する場合、JBoss Enterprise Application Platform 6 へ移行する時にアプリケーションの変更が必要となることがあります。
- Hibernate と JPA
- アプリケーションが Hibernate または JPA を使用する場合、アプリケーションを変更する必要があります。
- REST
- アプリケーションが JAX-RS を使用する場合、JBoss Enterprise Application Platform 6 は自動的に RESTEasy を設定するため、手作業で設定する必要がなくなりました。詳細は 「JAX-RS および RESTEasy の変更の設定」 を参照してください。
- LDAP
- JBoss Enterprise Application Platform 6 では LDAP セキュリティーレルムの設定が異なります。アプリケーションが LDAP を使用する場合、 「LDAP セキュリティーレルムの変更設定」 で詳細を確認してください。
- メッセージング
- JBoss Messaging は JBoss Enterprise Application Platform 6 から除外されました。アプリケーションがメッセージングプロバイダーとして JBoss Messaging を使用する場合、 JBoss Messaging コードを HornetQ に置き換える必要があります。詳細は 「HornetQ を JMS プロバイダーとして使用するためにアプリケーションを移行」 を参照してください。
- クラスタリング
- JBoss Enterprise Application Platform 6 ではクラスタリングを有効にする方法が変更になりました。詳細は 「クラスタリングに対するアプリケーションの変更」を参照してください。
- サービススタイルのデプロイメント
- JBoss Enterprise Application Platform 6 はサービススタイル記述子を使用しないようになりましたが、できる限り変更がない状態でコンテナはサービススタイルデプロイメントをサポートします。デプロイメントの情報は 「サービススタイルデプロイメントを使用するアプリケーションの更新」 を参照してください。
- リモート呼び出し
- アプリケーションがリモート呼び出しを行う場合、JNDI を使用して Bean のプロキシをルックアップし、返されたプロキシ上で呼び出しすることができます。必要な構文や名前空間の変更については 「JBoss Enterprise Application Platform 5 にデプロイされ、JBoss Enterprise Application Platform 6 へリモート呼び出しを行うアプリケーションの移行」を参照してください。
- Seam 2.2
- アプリケーションが Seam 2.2 を使用する場合は、 「Seam 2.2 アーカイブの JBoss Enterprise Application Platform 6 への移行」を参照して必要な変更について確認してください。
- Spring
- アプリケーションが Spring を使用する場合は 「Spring アプリケーションの移行」を参照してください。
- 移行に影響する可能性があるその他の変更
- アプリケーションに影響する可能性がある JBoss Enterprise Application Platform 6 のその他の変更については 「移行に影響する可能性があるその他の変更について理解する」を参照してください。