4.2.7. JBoss Seam のデバッグページエラーのデバッグと解決
アプリケーションを移行し、正常にデプロイした後、JBoss Seam デバッグページへリダイレクトされるランタイムエラーが発生することがあります。このページの URL は http://localhost:8080/APPLICATION_CONTEXT/debug.seam です。このページでは、現在のログインセッションに関連する Seam コンテキストで Seam コンポーネントを確認したり調査することができます。

図4.1 JBoss Seam デバッグページ
このページへリダイレクトされる原因は、アプリケーションコードで処理されなかった例外を Seam がキャッチしたためであることがほとんどです。通常、「JBoss Seam デバッグページ」上のリンクで例外の根本的な原因を見つけることができます。
手順4.11
- このページの
Component
セクションを拡大し、org.jboss.seam.caughtException
コンポーネントを探します。 - 原因とスタックトレースが欠落している依存関係を示しているはずです。
図4.2 コンポーネント
org.jboss.seam.caughtException
の情報 - 「ClassNotFoundExceptions および NoClassDefFoundErrors のデバッグと解決」 に説明されている手法を使用してモジュール依存関係を解決します。上記の例では、
org.slf4j
をMANIFEST.MF
に追加するのが最も簡単な解決方法になります。Manifest-Version: 1.0 Dependencies: org.slf4j
モジュールの依存関係をjboss-deployment-structure.xml
ファイルに追加して解決する方法もあります。<jboss-deployment-structure> <deployment> <dependencies> <module name="org.slf4j" /> </dependencies> </deployment> </jboss-deployment-structure>