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前書き
1. 表記方法
本ガイドは特定の単語や語句を強調したり、 記載内容の特定部分に注意を引かせる目的で次のような表記方法を使用しています。
PDF版 および印刷版では、 Liberation Fonts セットから採用した書体を使用しています。 ご使用のシステムに Liberation Fonts セットがインストールされている場合、 HTML 版でもこのセットが使用されます。 インストールされていない場合は代替として同等の書体が表示されます。 注記: Red Hat Enterprise Linux 5 およびそれ以降のバージョンにはデフォルトで Liberation Fonts セットが収納されます。
1.1. 印刷における表記方法
特定の単語や語句に注意を引く目的で 4 種類の表記方法を使用しています。 その表記方法および適用される状況は以下の通りです。
等幅の太字
シェルコマンド、ファイル名、パスなどシステムへの入力を強調するために使用しています。またキー配列やキーの組み合わせを強調するのにも使用しています。 例えば、
現在作業中のディレクトリ内のファイルmy_next_bestselling_novel
の内容を表示させるには、 シェルプロンプトでcat my_next_bestselling_novel
コマンドを入力してから Enter を押してそのコマンドを実行します。
上記にはファイル名、シェルコマンド、キーが含まれています。 すべて等幅の太字で表されているため文中内で見分けやすくなっています。
キーが 1 つの場合と複数のキーの組み合わせになる場合を区別するため、 その組み合わせを構成するキー同士をハイフンでつないでいます。 例えば、
Enter を押してコマンドを実行します。Press Ctrl+Alt+F2 to switch to a virtual terminal.
最初の段落では押すべき 1 つのキーを特定して強調しています。 次の段落では同時に押すべき 3 つのキーの組み合わせが 2 種類ありそれぞれ強調されています。
ソースコードの説明では 1 段落内で提示されるクラス名、 メソッド、 関数、 変数名、 戻り値を上記のように
等幅の太字
で表示します。 例えば、
ファイル関連のクラス群はファイルシステムに対してはfilesystem
、 ファイルにはfile
、 ディレクトリにはdir
をそれぞれ含みます。 各クラスは個別に関連する権限セットを持っています。
プロポーショナルの太字
アプリケーション名、 ダイアログボックスのテキスト、ラベル付きボタン、 チェックボックスとラジオボタンのラベル、 メニュータイトルとサブメニュータイトルなどシステム上で見られる単語や語句を表します。 例えば、
メインメニューバーから マウスの個人設定 を起動します。 ボタン タブ内で 左ききのマウス チェックボックスをクリックしてから をクリックしマウスの主要ボタンを左から右に切り替えます (マウスを左ききの人が使用するのに適した設定にする)。の順で選択しTo insert a special character into a gedit file, choose → → from the main menu bar. Next, choose → from the Character Map menu bar, type the name of the character in the Search field and click . The character you sought will be highlighted in the Character Table. Double-click this highlighted character to place it in the Text to copy field and then click the button. Now switch back to your document and choose → from the gedit menu bar.
上記には、 アプリケーション名、 システム全体のメニュー名と項目、 アプリケーション固有のメニュー名、 GUI インタフェースで見られるボタンやテキストがあります。 すべてプロポーショナルの太字で表示されているため文中内で見分けやすくなっています。
等幅の太字で且つ斜体
または プロポーショナルの太字で且つ斜体
等幅の太字やプロポーショナルの太字はいずれであっても斜体の場合は置換可能なテキストか変化するテキストを示します。 斜体は記載されている通りには入力しないテキスト、あるいは状況に応じて変化する出力テキストを表します。 例えば、
ssh を使用してリモートマシンに接続するには、 シェルプロンプトでssh username@domain.name
と入力します。 リモートマシンがexample.com
であり、 そのマシンで使用しているユーザー名が john ならssh john@example.com
と入力します。mount -o remount file-system
コマンドは指定したファイルシステムを再マウントします。 例えば、/home
ファイルシステムを再マウントするコマンドはmount -o remount /home
になります。現在インストールされているパッケージのバージョンを表示するには、rpm -q package
コマンドを使用します。 結果として次を返してきます、package-version-release
。
Note the words in bold italics above — username, domain.name, file-system, package, version and release. Each word is a placeholder, either for text you enter when issuing a command or for text displayed by the system.
タイトル表示のような標準的な使用の他、 斜体は新しい重要な用語が初めて出現する場合にも使用されます。 例えば、
Publican は DocBook の発行システムです。
1.2. 引用における表記方法
端末の出力とソースコード一覧は、視覚的に周囲の文から区別されています。
端末に送信される出力は
mono-spaced roman
(等幅の Roman) にセットされるので以下のように表示されます。
books Desktop documentation drafts mss photos stuff svn books_tests Desktop1 downloads images notes scripts svgs
ソースコードの一覧も
mono-spaced roman
(等幅の Roman) でセットされますが、以下のように強調表示されます。
package org.jboss.book.jca.ex1;
import javax.naming.InitialContext;
public class ExClient
{
public static void main(String args[])
throws Exception
{
InitialContext iniCtx = new InitialContext();
Object ref = iniCtx.lookup("EchoBean");
EchoHome home = (EchoHome) ref;
Echo echo = home.create();
System.out.println("Created Echo");
System.out.println("Echo.echo('Hello') = " + echo.echo("Hello"));
}
}
1.3. 注記および警告
情報が見過ごされないよう 3 種類の視覚的なスタイルを使用して注意を引いています。
注記
注記は説明している部分に対するヒントや近道あるいは代替となる手段などになります。注記を無視しても悪影響はありませんが知っておくと便利なコツを見逃すことになるかもしれません。
重要
重要ボックスは見逃しやすい事項を詳細に説明しています。現在のセッションにのみ適用される設定上の変更点、 更新を適用する前に再起動が必要なサービスなどがあります。重要ボックスを無視してもデータを喪失するような結果にはなりませんがイライラ感やフラストレーションが生じる可能性があります。
警告
警告は無視しないでください。警告を無視するとデータを喪失する可能性が非常に高くなります。