4.4. Red Hat Network (RPM インストール) を使用した JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール
概要
RPM パッケージを使用した、JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール方法は Red Hat Enterprise Linux 6 に適しています。推奨されるインストール方法は、Red Hat Network (RHN) を使用してサーバー購読およびチャネルを管理することです。
重要
jbossas-hornetq-native
パッケージは、JBoss Enterprise Application Platform 6 で高可用性を実現するために含まれ、デフォルトで有効になります。
前提条件
Red Hat Network を使用して JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールするには、ホストサーバーが以下の要件を満たす必要があります。
- サーバーが Red Hat Network で登録されている必要があります。
- サーバーが
Red Hat Enterprise Linux Server (v.6)
ベースソフトウェアチャネルにサブスクライブされている必要があります。 - サーバーが
JBoss Application Platform (v 6) for 6Server x86_64
サブチャネルにサブスクライブされている必要があります。サブチャネルはAdditional Services Channels for Red Hat Enterprise Linux 6 for x86_64
グループに含まれます。 - Java 6 JDK をインストールする必要があります。Java 7 JDK を使用する場合は、両方のバージョンをインストールする必要があります。システムにおいてデフォルトで使用する JDK を設定するには、スーパーユーザー特権で以下のコマンドを実行します。
[root@host /root]#
alternatives --config java
現在のデフォルト値の横にプラス記号 (+) が表示されます。画面上の指示に従って変更を行うか、Enter キーを押して現在の選択を維持します。

図4.1 JBoss Enterprise Application Platform 6 の RHN インストールに対して設定されたシステム
手順4.3 タスク
Red Hat Network を介して YUM インストールを使用して、RPM パッケージにアクセスし、インストールします。
YUM と Red Hat Network を使用して、RPM パッケージをインストールします。
YUM でgroupinstall
コマンドを使用して、デフォルトの JBoss Enterprise Application Platform 6 グループパッケージをインストールします。[user@host ~]$ yum groupinstall jboss-eap6
初期化オプションを設定します。
RPM インストールには、サーバーを起動する初期化スクリプトが含まれます。初期化スクリプトの設定は、複数の追加ファイルに含まれます。これらのファイルと含まれるオプションの詳細については、「RPM インストール設定ファイル」を参照してください。
結果
インストールが完了します。インストールされたすべてのパッケージの完全なリストについては、「RPM パッケージリストと依存関係」を参照してください。