5.2.3. 国際化されたロガー、メッセージ、例外の現地語化

5.2.3.1. Maven で新しい翻訳プロパティーファイルを生成する

Maven で構築されたプロジェクトは、各メッセージロガーに対する空の翻訳プロパティーファイルと含まれるメッセージバンドルを生成できます。これらのファイルは新しい翻訳ファイルとして使用することができます。
新しい翻訳プロパティーファイルを生成するため Maven プロジェクトを設定する手順は次の通りです。
完全な例は logging-tools-qs クイックスタートを参照してください。

前提条件

  1. 作業用の Maven プロジェクトが既に存在している必要があります。
  2. JBoss ロギングツールに対してプロジェクトが設定されていなければなりません。
  3. 国際化されたログメッセージや例外を定義する 1 つ以上のインターフェースがプロジェクトに含まれていなければなりません。

手順5.4 Maven で新しい翻訳プロパティーファイルを生成する

  1. Maven 設定の追加

    -AgenereatedTranslationFilePath コンパイラー引数を Maven コンパイラープラグイン設定に追加し、新しいファイルが作成されるパスを割り当てます。
    <plugin>
       <groupId>org.apache.maven.plugins</groupId>
       <artifactId>maven-compiler-plugin</artifactId>
       <version>2.3.2</version>
       <configuration> 
          <source>1.6</source>
          <target>1.6</target>             
          <compilerArgument>
          -AgeneratedTranslationFilesPath=basedir}/target/generated-translation-files
          </compilerArgument>
          <showDeprecation>true</showDeprecation>
       </configuration>
    </plugin>
    上記の設定は Maven プロジェクトの target/generated-translation-files ディレクトリに新しいファイルを作成します。
  2. プロジェクトの構築

    Maven を使用したプロジェクトの構築
    [Localhost]$ mvn compile
@MessageBundle または @MessageLogger アノテーションが付けられたインターフェースごとに 1 つのプロパティーファイルが作成されます。各インターフェースが宣言される Java パッケージに対応するサブディレクトリに新しいファイルが作成されます。
各ファイルは、InterfaceName.i18n_locale_COUNTRY_VARIANT.properties という構文を使用して名前が付けられます。InterfaceName はこのファイルが生成されたインターフェースの名前になります。
新しい翻訳の基盤としてこれらのファイルをプロジェクトへコピーすることができます。