8.2. CDI の使用

8.2.1. 最初の手順

8.2.1.1. CDI の有効化

タスクの概要

Contexts and Dependency Injection (CDI) は、Enterprise Application Platform の中核的なテクノロジーの 1 つであり、デフォルトで有効になります。何らかの理由で無効になっている場合は、以下の手順に従って有効にする必要があります。

手順8.1 タスク:

  1. 設定ファイルで、CDI サブシステムの詳細がコメントアウトされているかどうかを確認します。

    サブシステムは、domain.xml または standalone.xml 設定ファイルの該当するセクションをコメントアウトするか、該当するセクション全体を削除することにより、無効にできます。
    EAP_HOME/domain/configuration/domain.xml または EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml で CDI サブシステムを検索するには、これらのファイルで文字列 <extension module="org.jboss.as.weld"/> を検索します。検索候補が存在する場合、検索候補は <extensions> セクション内部に存在します。
  2. ファイルを編集する前に、Enterprise Application Platform を停止します。

    Enterprise Application Platform により実行中に設定ファイルが変更されるため、設定ファイルを直接編集する前に Enterprise Application Platform を停止する必要があります。
  3. CDI サブシステムを復元するよう設定ファイルを編集します。

    CDI サブシステムがコメントアウトされている場合は、コメントを削除します。
    CDI サブシステムが完全に削除されたら、次の行を、</extensions> タグのすぐ上にある新しい行に追加することにより、CDI サブシステムを復元します。
    <extension module="org.jboss.as.weld"/>
  4. Enterprise Application Platform を再起動します。

    更新された設定で Enterprise Application Platform を起動します。
結果

Enterprise Application Platform は、CDI サブシステムが有効になった状態で起動します。