インストールガイド
JBoss Enterprise Application Platform 6 向け
エディッション 2
Sande Gilda
Eamon Logue
Darrin Mison
David Ryan
Misty Stanley-Jones
Keerat Verma
Tom Wells
概要
前書き
1. 表記方法
1.1. 印刷における表記方法
等幅の太字
現在作業中のディレクトリ内のファイルmy_next_bestselling_novelの内容を表示させるには、 シェルプロンプトでcat my_next_bestselling_novelコマンドを入力してから Enter を押してそのコマンドを実行します。
Enter を押してコマンドを実行します。Press Ctrl+Alt+F2 to switch to a virtual terminal.
等幅の太字 で表示します。 例えば、
ファイル関連のクラス群はファイルシステムに対してはfilesystem、 ファイルにはfile、 ディレクトリにはdirをそれぞれ含みます。 各クラスは個別に関連する権限セットを持っています。
メインメニューバーから システム > 個人設定 > マウス の順で選択し マウスの個人設定 を起動します。 ボタン タブ内で 左ききのマウス チェックボックスをクリックしてから 閉じる をクリックしマウスの主要ボタンを左から右に切り替えます (マウスを左ききの人が使用するのに適した設定にする)。To insert a special character into a gedit file, choose Applications → Accessories → Character Map from the main menu bar. Next, choose Search → Find… from the Character Map menu bar, type the name of the character in the Search field and click Next. The character you sought will be highlighted in the Character Table. Double-click this highlighted character to place it in the Text to copy field and then click the Copy button. Now switch back to your document and choose Edit → Paste from the gedit menu bar.
等幅の太字で且つ斜体 または プロポーショナルの太字で且つ斜体
ssh を使用してリモートマシンに接続するには、 シェルプロンプトでssh username@domain.nameと入力します。 リモートマシンがexample.comであり、 そのマシンで使用しているユーザー名が john ならssh john@example.comと入力します。mount -o remount file-systemコマンドは指定したファイルシステムを再マウントします。 例えば、/homeファイルシステムを再マウントするコマンドはmount -o remount /homeになります。現在インストールされているパッケージのバージョンを表示するには、rpm -q packageコマンドを使用します。 結果として次を返してきます、package-version-release。
Publican は DocBook の発行システムです。
1.2. 引用における表記方法
mono-spaced roman (等幅の Roman) にセットされるので以下のように表示されます。
books Desktop documentation drafts mss photos stuff svn books_tests Desktop1 downloads images notes scripts svgs
mono-spaced roman (等幅の Roman) でセットされますが、以下のように強調表示されます。
package org.jboss.book.jca.ex1;
import javax.naming.InitialContext;
public class ExClient
{
public static void main(String args[])
throws Exception
{
InitialContext iniCtx = new InitialContext();
Object ref = iniCtx.lookup("EchoBean");
EchoHome home = (EchoHome) ref;
Echo echo = home.create();
System.out.println("Created Echo");
System.out.println("Echo.echo('Hello') = " + echo.echo("Hello"));
}
}1.3. 注記および警告
注記
重要
警告
第1章 JBoss Enterprise Application Platform 6 の紹介
1.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 の紹介
1.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 の新しい機能と変更された機能
表1.1 6.0.1 機能
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| Java 証明書 | Java Enterprise Edition 6 Full Profile および Web Profile 仕様の認定実装 |
| 管理ドメイン |
|
| 管理コンソールおよび管理 CLI | ドメインまたはスタンドアロンサーバーを管理するために新しいインターフェースが提供されます。XML 設定ファイルを手動で編集する必要がなくなります。また、管理 CLI は、管理タスクをスクリプティングおよび自動化できるバッチモードを提供します。 |
| 単純化されたディレクトリーレイアウト | 共通のサーバー固有 lib/ ディレクトリーを使用する代わりに、modules/ ディレクトリーに、アプリケーションサーバーモジュールが含まれます。domain/ および standalone/ ディレクトリーには、ドメインおよびスタンドアロンデプロイメント用のアーティファクトおよび設定ファイルが含まれます。 |
| モジュラークラスローディングメカニズム | モジュールをオンデマンドでロードおよびアンロードすると、パフォーマンスとセキュリティーの利点が提供され、起動および再起動の時間が短縮されます。 |
| 簡略化されたデータソース管理 | データベースドライバーは他のサービスと同様にデプロイされます。また、データソースは、管理コンソールまたは管理 CLI で直接作成および管理されます。 |
| 起動および停止時間の短縮 | JBoss Enterprise Application Platform 6 は少ないリソースを使用するため、システムリソースが非常に効率的に使用されます。これは開発者にとって特に有利です。 |
第2章 JBoss Enterprise Application Platform 6 のダウンロード
2.1. Red Hat カスタマーポータルについて
2.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 で利用可能なダウンロード
表2.1 JBoss Enterprise Application Platform 6 で利用可能なダウンロード
| 名前 | 説明 | オペレーティングシステム |
|---|---|---|
| Apache HTTP Server |
サポートされた各オペレーティングシステムおよびアーキテクチャーのスタンドアロン Apache HTTP サーバーインスタンス。この HTTP サーバーは JBoss Enterprise Application Platform 6 と連携して動作することがテストおよび検証されています。
|
Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、Microsoft Windows Server 2008、Solaris 10、および 11
|
| ネイティブコンポーネント |
特定のプラットフォームに最適化するようコンパイルされたコンポーネント。たとえば、Microsoft Windows Server 環境には DLL が提供されます。一部のケースでは、ネイティブコンポーネントによりパフォーマンスが向上することがあります。
|
Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、Microsoft Windows Server 2008、Solaris 10、および 11
|
| ネイティブユーティリティー |
サポートされた各オペレーティングシステムおよびアーキテクチャに固有なユーティリティー (オペレーティングシステムで JBoss Enterprise Application Platform をサービスとしてインストールし、SSL 暗号化キーおよび証明書を生成するためのスクリプトやユーティリティーなど)。
|
Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、Microsoft Windows Server 2008、Solaris 10、および 11
|
| Web サーバーコネクターネイティブ |
Apache、Microsoft、および Oracle iPlanet Web サーバー用プリコンパイルモジュール (HTTP 負荷分散および高可用性機能向け)。これらのバイナリーは広範にテスト済みであり、JBoss Enterprise Application Platform 6 と問題なく動作することが確認されています。
|
Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、Microsoft Windows Server 2008、Solaris 10、および 11
|
| Javadoc |
JBoss Enterprise Application Platform 6 により公開されたすべてのパブリック API 向けドキュメンテーション。これらは、ローカルの HTTP サーバーまたは IDE にインストールしたり、ローカルマシンで表示したりできます。
|
プラットフォーム非依存
|
| インストーラ |
JBoss Enterprise Application Platform 6 用 Java グラフィカルインストーラー
|
プラットフォーム非依存
|
| Maven リポジトリ |
ダウンロードし、ローカル開発環境で使用でき、JBoss Enterprise Application Platform 6 でビルドされるアプリケーションに共通のアーティファクトを含む Maven リポジトリー。
|
プラットフォーム非依存
|
| クイックスタート |
JBoss Enterprise Application Platform 6 で提供される API を使用して Java EE 6 を開発するのに役に立つサンプルアプリケーション
|
プラットフォーム非依存
|
| ソースコード |
JBoss Enterprise Application Platform 6 用 Java ソースコード (独自の環境で再コンパイルしたり、独自に監査したりできます)。
|
プラットフォーム非依存
|
| アプリケーションプラットフォーム |
インストールして、サポート対象の各プラットフォームで実行できる ZIP インストールパッケージ。これは、JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールする最も一般的な方法です。
|
プラットフォーム非依存
|
重要
2.3. JBoss Enterprise Application Platform 6 のダウンロード
- カスタマーサービスポータル (https://access.redhat.com) にログインします。
- メニューから、Downloads → JBoss Enterprise Middleware → Downloads を選択します。
- Product ドロップダウンボックスから Application Platform を選択します。
- 適切な Application Platform バージョンを見つけ、Download リンクをクリックします。
- Quickstarts、Maven Repository、HTTP Connectors、ネイティブバイナリーなどの必要な他のパッケージをダウンロードします。
選択した JBoss Enterprise Application Platform 6 および補足ファイルがお使いのコンピューターにダウンロードされます。
第3章 JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールする準備
3.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール要件
- Red Hat カスタマーポータル (https://access.redhat.com) でアカウントを設定します。「Red Hat カスタマーポータルについて」を参照してください。
- お使いのコンピューターがサポートされた設定を使用していることを確認します (https://access.redhat.com/support/configurations/jboss/ を参照)。
3.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 によりサポートされる Java 環境
注記
3.3. Red Hat Enterprise Linux に OpenJDK をインストール
OpenJDK は、Red Hat Enterprise Linux でサポートされた JBoss エンタープライズ製品向けの Java 開発キット (JDK) の 1 つです。このタスクでは、OpenJDK を Red Hat Enterprise Linux にインストールする方法と、システムで OpenJDK をデフォルトの JDK として使用するよう設定する方法について示します。
注記
このタスクを行う前に、 次の条件を満たす必要があります。
- Red Hat Enterprise Linux 6 が実行されている必要があります。OpenJDK は、現時点では Red Hat Enterprise Linux 5 でサポートされていません。
- Red Hat Enterprise Linux 6 を RHN で登録し、ベースチャネルを購読する必要があります。Red Hat Enterprise Linux システムでの購読とエンタイトルメントの管理に関する詳細については、https://access.redhat.com/knowledge/docs/ で利用可能な『『Red Hat Enterprise Linux 6 Deployment Guide』』の項「Package Management」を参照してください。
OpenJDK RPM をインストールします。
RPM のインストール方法には 2 種類あり、コマンドラインインターフェース (CLI) またはグラフィカルユーザーインターフェース (GUI) のいずれを利用するかによって、異なります。CLI を使用
管理者アクセスでログインした後で、以下の 2 つのいずれかのコマンドを実行します。- OpenJDK 6
yum install java-1.6.0-openjdk-devel- OpenJDK 7
yum install java-1.7.0-openjdk-devel
GUI を使用
- Gnome では、システム メニューから管理 を選択し ソフトウェアの追加/削除 をクリックします。
openjdkを検索し、OpenJDK 6 にjava-1.6.0-openjdk-develオプション、または OpenJDK 7 にjava-1.7.0-openjdk-develオプションを選択します。- 適用 をクリックして、選択したパッケージや依存性をインストールします。
- 要求された場合は、管理者パスワードを入力してパッケージをインストールします。
オプション:
JAVA_HOME環境変数を設定します。Apache Maven や Apache Ant などのアプリケーションでは、JAVA_HOMEの環境変数を設定する必要があります。設定する必要がある場合、以下の手順に従います。JAVA_HOMEに適切な値を決定します。Red Hat Enterprise Linux では、システムが 32 ビットまたは 64 ビットアーキテクチャーのいずれであるかに応じて、OpenJDK 1.6 は/usr/lib/jvm/java-1.6.0-openjdk-1.6.0.0/または/usr/lib/jvm/java-1.6.0-openjdk-1.6.0.0.x86_64/にインストールされます。JAVA_HOMEはbin/java実行可能ファイルを含むディレクトリーを参照する必要があります。- OpenJDK を使用するユーザーとして、シェル設定ファイルを開きます。Bash シェルの場合、このファイルは
/home/username/.bashrcになります。 - ファイルの最下部に、次の行を入力し、パス例を、お使いのシステムで使用する実際のパスに置き換えます。
export JAVA_HOME="/path/to/java/home" - ファイルを保存し、ログアウトして元のセッションに戻ります。
alternativesユーティリティーを使用して、異なる OpenJDK バージョンに切り替えます。Red Hat Enterprise Linux には、alternativesと呼ばれるユーティリティーが含まれます。このユーティリティーを使用すると、複数のバージョンをインストールできるアプリケーションのデフォルトのバージョンを変更できます。OpenJDK はこのようなアプリケーションの 1 つです。alternativesユーティリティーを使用するには、次の手順を実行します。環境変数を設定すると、alternativesコマンドの動作が上書きされます。たとえば、$JAVA_HOMEおよび$JAVA変数を、alternativesコマンドで指定されたものと異なる JDK に手動で設定するスクリプトを使用する場合、環境変数によってこのコマンドは上書きされます。rootユーザーとしてログインするか、sudoコマンドを以下のコマンドの先頭に指定します。alternativesコマンドはデフォルトでインストールされますが、システムにすでにインストールされていることがあります。インストールされていない場合は、以下のコマンドを実行してalternativesパッケージをインストールします。yum install alternatives
- 以下のコマンドを発行します。
/usr/sbin/alternatives --config java
- OpenJDK のデフォルトのバージョンを設定することを求める手順を実行します。
OpenJDK が、サーバーにインストールされ、使用できる状態です。必要な場合は、JAVA_HOME 環境変数も指定されます。また、必要な場合は、alternatives ユーティリティーを使用して、システムのデフォルトの OpenJDK が設定されます。
第4章 JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール
4.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール方法
4.2. インストーラーを使用した JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール
JBoss Enterprise Application Platform 6 インストーラでは、複数のインストール方法が提供されます。標準的なグラフィカルユーザーインターフェース (GUI) インストールまたはコマンドラインインターフェース (CLI) モード (コンソールパラメーターを使用) を選択します。自動インストールモードを使用すると、将来のインストールに役に立つ、選択されたインストール設定の XML ファイルを生成できます。
手順4.1 タスク
JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール
インストール方法を選択します。GUI インストール
- 次の Java コマンドを実行して GUI インストーラーを起動します。
java -jar jboss-eap-6.0.0-installer.jar - インストールの指示に従います。インストールの最後に、将来、自動インストール機能で使用するインストールの XML ファイルを生成できます。
コンソールによるインストール
- 次の Java コマンドを実行してコンソールインストーラーを起動します。
java -jar jboss-eap-6.0.0-installer.jar -console - インストールの指示に従います。インストールの最後に自動インストール機能に使用するインストールの XML ファイルが生成されます。
自動インストール
- 以前にインストールインスタンスを作成した場合は、自動インストール XML スクリプトが生成されています。このファイルを使用して自動インストールオプションを実行できます。
- 次の Java コマンドを実行して自動インストーラーを起動します。
java -jar jboss-eap-6.0.0-installer.jar NameOfXML.xml - XML ファイルの値に従って、インストールが完了します。
インストールが完了します。
4.3. ZIP ダウンロードを使用した JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール
Zip ファイルを使用したインストール方法は、サポートされたすべてのオペレーティングシステムに適しています。
JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールする前に、Red Hat カスタマーサービスポータルから Zip アーカイブをダウンロードする必要があります。
手順4.2 タスク
Zip アーカイブを希望の場所に移動します。
Zip ファイルを、JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールするサーバーとディレクトリーに移動します。ディレクトリーには、サーバーを起動および停止するユーザーがアクセスできる必要があります。適切なアプリケーションを使用し、Zip アーカイブを展開します。
Linux では通常、unzipというコマンドで Zip アーカイブを展開します。Microsoft Windows 環境では、ファイルを右クリックし、すべて展開 を選択してください。
Zip アーカイブの抽出で作成されたディレクトリーは JBoss Enterprise Application Platform 6 の最上位ディレクトリーです。これは、通常 EAP_HOME という名前になります。インストールを移動する場合は、このディレクトリーを別のディレクトリーまたは別のサーバーに移動できます。
4.4. Red Hat Network (RPM インストール) を使用した JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール
RPM パッケージを使用した、JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール方法は Red Hat Enterprise Linux 6 に適しています。推奨されるインストール方法は、Red Hat Network (RHN) を使用してサーバー購読およびチャネルを管理することです。
重要
jbossas-hornetq-native パッケージは、JBoss Enterprise Application Platform 6 で高可用性を実現するために含まれ、デフォルトで有効になります。
Red Hat Network を使用して JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールするには、ホストサーバーが以下の要件を満たす必要があります。
- サーバーが Red Hat Network で登録されている必要があります。
- サーバーが
Red Hat Enterprise Linux Server (v.6)ベースソフトウェアチャネルにサブスクライブされている必要があります。 - サーバーが
JBoss Application Platform (v 6) for 6Server x86_64サブチャネルにサブスクライブされている必要があります。サブチャネルはAdditional Services Channels for Red Hat Enterprise Linux 6 for x86_64グループに含まれます。 - Java 6 JDK をインストールする必要があります。Java 7 JDK を使用する場合は、両方のバージョンをインストールする必要があります。システムにおいてデフォルトで使用する JDK を設定するには、スーパーユーザー特権で以下のコマンドを実行します。
[root@host /root]#
alternatives --config java現在のデフォルト値の横にプラス記号 (+) が表示されます。画面上の指示に従って変更を行うか、Enter キーを押して現在の選択を維持します。

図4.1 JBoss Enterprise Application Platform 6 の RHN インストールに対して設定されたシステム
手順4.3 タスク
YUM と Red Hat Network を使用して、RPM パッケージをインストールします。
YUM でgroupinstallコマンドを使用して、デフォルトの JBoss Enterprise Application Platform 6 グループパッケージをインストールします。[user@host ~]$ yum groupinstall jboss-eap6
初期化オプションを設定します。
RPM インストールには、サーバーを起動する初期化スクリプトが含まれます。初期化スクリプトの設定は、複数の追加ファイルに含まれます。これらのファイルと含まれるオプションの詳細については、「RPM インストール設定ファイル」を参照してください。
インストールが完了します。インストールされたすべてのパッケージの完全なリストについては、「RPM パッケージリストと依存関係」を参照してください。
4.5. RPM インストール設定ファイル
表4.1 RPM インストール設定ファイル
| ファイル | 説明 |
|---|---|
/etc/jbossas/jbossas.conf | このファイルは最初に読み取られ、すべての JBoss Enterprise Application Platform 6 インスタンスに適用されます。 |
/etc/sysconfig/jbossas | スタンドアロンサーバーに固有な設定。スタンドアロンサーバーとして実行された場合、ここで指定された値は、jbossas.conf の値よりも優先されます。 |
/etc/sysconfig/jbossas-domain | ドメインモードサーバーに固有な設定。ドメインモードサーバーとして実行された場合、ここで指定された値は、jbossas.conf の値よりも優先されます。 |
表4.2 RPM インストール設定プロパティー
| プロパティー | 説明 |
|---|---|
JBOSS_USER |
JBoss Enterprise Application Platform 6 が実行される場合のシステムユーザーアカウント。このユーザーもファイルの所有権を持ちます。
デフォルト値:
jboss。
|
JBOSS_GROUP |
JBoss Enterprise Application Platform 6 ファイルが属するシステムユーザーグループ。
デフォルト値:
jboss
|
JBOSS_START_WAIT | start または restart コマンドを受け取った後にサーバーが正常に起動されたことを確認するまで、初期化スクリプトが待機する秒数。
デフォルト値:
60
|
JBOSS_SHUTDOWN_WAIT | stop または restart コマンドを受け取ったときにサーバーをシャットダウンするまで初期化スクリプトが待機する秒数。
デフォルト値:
20
|
JBOSS_CONSOLE_LOG |
コンソールログハンドラーがリダイレクトされるファイル。
デフォルト値:
/var/log/jbossas/$JBOSSCONF/console.log
|
JAVA_HOME |
Java Runtime Environment がインストールされたディレクトリー。
デフォルト値:
/usr/lib/jvm/jre
|
JBOSS_HOME |
アプリケーションサーバーファイルがインストールされたディレクトリー。
デフォルト値:
/usr/share/jbossas
|
JAVAPTH |
Java 実行可能ファイルがインストールされたパス。
デフォルト値:
$JAVA_HOME/bin
|
JBOSSCONF |
このサーバーを起動するサーバーモード (
standalone または domain)
デフォルト値: サーバーモードに応じて
standalone または domain
|
JBOSSSH |
サーバーを起動するために使用されるスクリプト。
デフォルト値:
$JBOSS_HOME/bin/$JBOSSCONF.sh
|
JBOSS_SERVER_CONFIG |
使用するサーバー設定ファイル。
デフォルト値:
standalone.xml (スタンドアロンサーバー) または domain.xml (ドメインサーバー)。
|
4.6. インストールの構造および詳細
表4.3 最上位のディレクトリとファイル
| 名前 | 目的 |
|---|---|
| appclient/ | アプリケーションクライアントコンテナの設定詳細が含まれます。 |
| bin/ | Red Hat Enterprise Linux および Microsoft Windows 用 JBoss Enterprise Application Platform 6 向け起動スクリプトが含まれます。 |
| bundles/ | JBoss Enterprise Application Platform 6 の内部機能に関する OSGi バンドルが含まれます。 |
| docs/ | ライセンスファイル、スキーマ、およびサンプル |
| domain/ | JBoss Enterprise Application Platform 6 が管理対象ドメインとして実行された時に使用される設定ファイル、デプロイメントコンテンツ、および書き込み可能領域。 |
| modules/ | サービスが要求したときに JBoss Enterprise Application Platform 6 により動的にロードされるモジュール。 |
| standalone/ | JBoss Enterprise Application Platform 6 がスタンドアローンサーバーとして実行された場合に使用される設定ファイル、デプロイメントコンテンツ、および書き込み可能領域。 |
| welcome-content/ | デフォルトインストールのポート 8080 で利用可能な Welcome Web アプリケーションにより使用されるコンテンツが含まれます。 |
jboss-modules.jar
| モジュールをロードするブートストラップメカニズム。 |
表4.4 domain/ ディレクトリーにあるディレクトリー
| 名前 | 目的 |
|---|---|
| configuration/ | 管理ドメイン用の設定ファイル。これらのファイルは管理コンソールや管理 CLI で変更し、直接編集するためのものではありません。 |
| data/ | デプロイされたサービスの情報。サービスは、デプロイメントスキャナーではなく、管理コンソールや管理 CLI を使用してデプロイするため、このディレクトリーにファイルを手動で置かないようにしてください。 |
| log/ | ローカルインスタンスで実行されるホストおよびプロセスコントローラー用実行時ログファイルが含まれます。 |
| servers/ | ドメイン内の各サーバーインスタンス用の同等の data/、log/、および tmp/ ディレクトリーが含まれます。これらのディレクトリーには、最上位の domain/ ディレクトリー内の同じディレクトリーに類似したデータが含まれます。 |
| tmp/ | 管理対象ドメインに対してローカルユーザーを認証するために管理 CLI で使用される共有キーメカニズムに関するファイルなどの一時データが含まれます。 |
表4.5 standalone/ ディレクトリーにあるディレクトリー
| 名前 | 目的 |
|---|---|
| configuration/ | スタンドアローンサーバー用の設定ファイル。これらのファイルは管理コンソールや管理 CLI で変更し、直接編集するためのものではありません。 |
| deployments/ | デプロイしたサービスの情報。スタンドアローンサーバーには、デプロイメントスキャナーが含まれているため、このディレクトリにデプロイ用のアーカイブを置くことができます。しかし、管理コンソールあるいは管理 CLI を使いデプロイメントを管理する方法が推奨されます。 |
| lib/ | スタンドアローンサーバーモードに関連する外部ライブラリ。デフォルトは空です。 |
| tmp/ | サーバーに対してローカルユーザーを認証するために管理 CLI で使用される共有キーメカニズムに関連するファイルなどの一時データが含まれます。 |
第5章 JBoss Enterprise Application Platform 6 のアップグレード
5.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 ZIP インストールのアップグレード
JBoss Enterprise Application Platform 6.0.1 にアップグレードする場合は、最初に既存の 6.0.0 インストールをバックアップする必要があります。このトピックでは、ZIP インストールのアップグレードについて説明します。
前提条件
- ベースオペレーティングシステムが最新であることを確認します。
- EAP 6.0.0 がインストールされた以降に変更されたファイルを調べます。
- 変更されたすべての設定ファイル、デプロイメント、およびユーザーデータをバックアップします。
警告
手順5.1 JBoss Enterprise Application Platform 6.0.1 へのアップグレード
- 6.0.1 ZIP アーカイブを必要な場所に移動します。これは、JBoss Enterprise Application Platform 6.0.0 インストールとは異なる場所にすることが推奨されます。
重要
JBoss Enterprise Application Platform 6.0.1 を 6.0.0 と同じディレクトリーの場所にインストールする場合は、作業を続行する前に既存のインストールを異なる場所に移動する必要があります。これにより、変更された設定ファイル、デプロイメント、および 6.0.0 から 6.0.1 へのアップグレードが失われなくなります。 - アーカイブを解凍します。この手順により、JBoss Enterprise Application Platform 6.0.1 のクリーンなインスタンスがインストールされます。
- 6.0.0 インストールの
EAP_HOME/domain/およびEAP_HOME/standalone/ディレクトリーを 6.0.1 ディレクトリーにコピーします。 - 6.0.0 インストールの
binディレクトリーに行われた変更を確認し、6.0.1 ディレクトリーに同等の変更を行います。警告
6.0.1binディレクトリー内のファイルは、 6.0.0 ファイルで上書きしないでください。変更は手動で行う必要があります。 - 6.0.0 インストールの変更された既存のファイルを確認し、これらの変更を 6.0.1 インストールに移動します。これらのファイルには以下のものが含まれることがあります。
welcome-contentディレクトリー。modulesディレクトリー内のカスタムモジュール。bundlesディレクトリー内のカスタムバンドル。
JBoss Enterprise Application Platform 6 ZIP インストールが正常に 6.0.1 リリースにアップグレードされます。
5.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 RPM インストールのアップグレード
JBoss Enterprise Application Platform 6.0.1 にアップグレードする場合は、最初に既存の 6.0.0 インストールをバックアップする必要があります。このトピックでは、Red Hat Network (RHN) を使用した RPM インストールのアップグレードについて説明します。
前提条件
- ベースオペレーティングシステムが最新であることを確認します。
jboss-eap6RHN チャネルが有効であることを確認します。- 変更されたすべての設定ファイル、デプロイメント、およびユーザーデータをバックアップします。
警告
手順5.2 JBoss Enterprise Application Platform 6.0.1 へのアップグレード
- ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールをアップグレードします。
[user@host] yum update
- 変更を含む、作成された各
*.rpmnewファイルを本番環境設定ファイルに手動でマージします。
JBoss Enterprise Application Platform 6 が正常に 6.0.1 リリースにアップグレードされます。
第6章 JBoss Enterprise Application Platform 6 をサービスとして実行
6.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 をオペレーティングシステムサービスとして実行
6.2. Red Hat Enterprise Linux でサービスとして JBoss Enterprise Application Platform をインストール
以下の手順を使用して JBoss Enterprise Application Platform 6 をサービスとして Red Hat Enterprise Linux にインストールします。
このタスクを完了するには管理者権限が必要です。
手順6.1 タスク
/etc/init.d/ディレクトリーに起動スクリプトをコピーします。起動スクリプトと、関連する設定ファイルは、EAP_HOME/bin/init.d/ディレクリーに存在します。これらの各ファイルを/etc/init.d/ディレクリーにコピーします。[user@host init.d]$sudo cp jboss-as-standalone.sh jboss-as.conf /etc/init.d起動スクリプトをサービスとして追加します。
chkconfigサービス管理コマンドを使用して、新しいjboss-as-standalone.shサービスを自動的に起動されるサービスのリストに追加します。[user@host init.d]$sudo chkconfig --add jboss-as-standalone.shスクリプトオプションを編集します。
必要な場合は、jboss-as.confファイルを編集して JBoss Enterprise Application Platform と JVM の起動オプションをカスタマイズします。ファイルのコメントをガイダンスとして使用します。このファイルで、JBoss Enterprise Application Platform 6 を抽出したディレクリーを参照するようJBOSS_HOME変数を設定することが推奨されます。ディレクリー名の最後にスラッシュ (/) を追加しないでください。スクリプト自体を編集します。
起動スクリプト自体を編集する必要がある場合があります。起動ファイルの名前と JBoss Enterprise Application Platform インスタンスの場所について推測が行われます。スクリプトをカスタマイズし、以下の変数に特別な注意を払います。これらの変数は、JBoss Enterprise Application Platform 6 を管理対象ドメインとして起動するためにカスタマイズする必要があります。JBOSS_HOME- JBoss Enterprise Application Platform 6 が抽出される場所JBOSS_USER- JBoss Enterprise Application Platform を実行できるユーザー。これは、非特権ユーザーである必要があります (スーパーユーザー特権なし)。JBOSS_CONFIG- JBoss Enterprise Application Platform 6 を起動するために使用される設定ファイルの名前 (domain.xmlやstandalone.xmlなど)JBOSS_SCRIPT- JBoss Enterprise Application Platform 6 を起動するために使用されるスクリプト (domain.shやstandalone.shなど)
サービスを起動します。
必要な場合は、Red Hat Enterprise Linux サービスを起動するために標準的な構文を使用して新しいサービスを起動します。[user@host bin]$sudo service jboss-as-standalone.sh start
JBoss Enterprise Application Platform 6 は、Red Hat Enterprise Linux がデフォルトのランレベルに到達したときに自動的に起動し、オペレーティングシステムでシャットダウンルーチンが完了した時に自動的に終了します。
6.3. JBoss Enterprise Application Platform 6 をサービスとして Microsoft Windows にインストール
このタスクでは、JBoss Enterprise Application Platform 6 をサービスとして Microsoft Windows にインストールします。
このタスクを完了するには管理者権限が必要です。
手順6.2 タスク
お使いのアーキテクチャー向けのネイティブユーティリティーパッケージをダウンロードします。
32 ビット、64 ビット、および Itanium 64 ビットパッケージは、Red Hat カスタマーポータル (https://access.redhat.com) で入手できます。Red Hat カスタマーポータルからのソフトウェアのダウンロードに関する詳細については、『『JBoss Enterprise Application Platform 6 Installation Guide』』(JBoss Enterprise Application Platform 6 インストールガイド) (https://access.redhat.com/knowledge/docs/JBoss_Enterprise_Application_Platform/ で入手可能) を参照してください。ダウンロードしたアーカイブを展開します。
アーカイブを新規フォルダーに展開します。結果:modules\native\bin\フォルダーが作成されます。modules\native\bin\フォルダーには、JBoss Enterprise Application Platform 6 をサービスとしてインストールするために必要なファイルが含まれます。これらのサービスは、Apache Commons により提供される一連のラッパースクリプトである 『Procrun』 の一部です。『Procrun』 とその構文の詳細については、http://commons.apache.org/daemon/procrun.html を参照してください。modules\sbin\prunsrv.exe実行可能ファイルを実行します。prunsrv.exe install path_to_startup_script結果サービスがインストールされます。JBoss Enterprise Application Platform 6 がサービスアプレット
services.mscにリストされます。サービスを管理します。
modules\bin\prunmgr.exe実行可能ファイルを使用してサービスを管理、追加、または削除します。以下のコマンドラインオプションがサポートされています。- run
- service
- start
- stop
- update
- install
- delete
- pause [seconds]
- version
- help
一般的な構文は以下のとおりです。prunmgr.exe commandservice_name
コマンドラインで net service コマンドを使用するか、services.msc アプレットを使用して、Microsoft Windows Server で JBoss Enterprise Application Platform 6 を起動および停止したり、JBoss Enterprise Application Platform 6 の自動起動を管理したりできます。
第7章 JBoss Enterprise Application Platform 6 を初めて使用
7.1. 管理インターフェースの初期ユーザーの追加
JBoss Enterprise Application Platform 6 の管理インターフェースはデフォルトでセキュアになっており、デフォルトのユーザーが存在しません。これは、単純な設定ミスのため、リモートシステムからセキュリティー違反が発生することを防ぐためのセキュリティー予防措置です。ローカルの HTTP 以外のアクセスは、SASL メカニズムによって保護され、ローカルホストからクライアントが初めて接続するたびに、クライアントとサーバー間でネゴシエーションが行われます。
注記
手順7.1 タスク
add-user.shまたはadd-user.batスクリプトを呼び出します。EAP_HOME/bin/ディレクトリーへ移動します。ご使用のオペレーティングシステムに対応するスクリプトを呼び出します。- Red Hat Enterprise Linux
[user@host bin]$./add-user.sh- Microsoft Windows Server
C:\bin>add-user.bat
管理ユーザーの追加を選択します。
オプションaを選択して管理ユーザーを追加します。このユーザーはManagementRealmに追加され、Web ベース管理コンソールまたはコマンドラインベース管理 CLI を使用して監理操作を実行することを許可されます。他のオプションbを選択すると、ユーザーがApplicationRealmに追加され、特定のパーミッションは提供されません。このレルムはアプリケーションで使用するために提供されます。ユーザーのレルムを選択します。
次のプロンプトは、ユーザーが追加されるレルムを示します。JBoss Enterprise Application Platform 6 を管理するパーミッションを持つユーザーの場合は、デフォルト値 (ManagementRealm) を選択します。希望のユーザー名とパスワードを入力します。
入力を促されたら、セキュリティーレルム、ユーザー名、パスワードを入力します。ENTER を押すと、管理インターフェースを使用してユーザーが JBoss Enterprise Application Platform 6 を管理できるManagementRealmのデフォルトレルムが選択されます。このレルムには最低でも 1 人のユーザーを追加する必要があります。情報を確認するよう促されます。内容が適切である場合はyesと入力します。ユーザーがリモート JBoss Enterprise Application Platform 6 サーバーインスタンスを表すかどうかを選択します。
管理者以外に、ManagementRealmで JBoss Enterprise Application Platform 6 に追加する必要がある場合がある他の種類のユーザーは、JBoss Enterprise Application Platform 6 の別のインスタンスを表すユーザーであり、メンバーとしてクラスターに参加することを認証できる必要があります。次のプロンプトでは、この目的のために追加されたユーザーを指定できます。yesを選択した場合は、異なる設定ファイルに追加する必要があるユーザーのパスワードを表すハッシュされたsecret値が提供されます。このタスクでは、この質問に対してnoと回答してください。追加ユーザーを入力します。
希望する場合はこの手順を繰り返して追加のユーザーを入力することができます。また、稼働中のシステムにいつでもユーザーを追加することが可能です。デフォルトのセキュリティーレルムを選択する代わりに他のレルムにユーザーを追加して、承認を細かく調整することが可能です。非対話的にユーザーを作成します。
コマンドラインで各パラメーターを渡すと非対話的にユーザーを作成することができます。ログや履歴ファイルにパスワードが表示されるため、この方法は共有システムでは推奨されません。監理レルムを使用した、コマンドの構文は次のとおりです。[user@host bin]$./add-user.sh usernamepasswordアプリケーションレルムを使用するには、-aパラメーターを使用します。[user@host bin]$./add-user.sh -a usernamepassword
追加したすべてのユーザは、指定したセキュリティーレルム内でアクティベートされます。ManagementRealm レルム内でアクティブなユーザーは、リモートシステムから JBoss Enterprise Application Platform 6 を管理できます。
7.2. JBoss Enterprise Application Platform の起動
タスク
7.3. 管理ドメインとして JBoss Enterprise Application Platform 6 を起動
- Red Hat Enterprise Linux。
コマンドの実行:
EAP_HOME/bin/domain.sh- Microsoft Windows Server。
コマンドの実行:
EAP_HOME\bin\domain.bat- オプション:起動スクリプトに追加パラメーターを渡す
起動スクリプトに渡すことができる各種パラメーターを確認するには、
-hパラメーターを使います。
JBoss Enterprise Application Platform 6 監理対象ドメインインスタンスが起動します。
7.4. スタンドアローンサーバーとして JBoss Enterprise Application Platform 6 を起動
- Red Hat Enterprise Linux。
コマンドの実行:
EAP_HOME/bin/standalone.sh- Microsoft Windows Server。
コマンドの実行:
EAP_HOME\bin\standalone.bat- オプション:別のパラメーターを指定します。
起動スクリプトに渡すことができる他のパラメーター一覧を出力するには、
-hパラメーターを使います。
JBoss Enterprise Application Platform 6 スタンドアロンサーバーインスタンスが起動します。
7.5. インストールのテスト
タスクの前提条件
- 必要なネットワークポートを開く必要があります。「JBoss Enterprise Application Platform 6 により使用されるネットワークポート」 と 「JBoss Enterprise Application Platform 6 で動作するようネットワークファイアウォールを設定」 を参照してください。
ログファイルのエラーメッセージを検索します。
サーバーを起動後、EAP_HOME/domain/log/あるいはEAP_HOME/standalone/log/のログファイルを参照します。結果サーバーが正しく起動されている場合、エラーは発生せず、以下のような出力が表示されます。
例7.1 正常起動の例
10:20:37,007 INFO [org.jboss.as] (Controller Boot Thread) JBAS015874: JBoss EAP 6.0.0.GA (AS 7.1.2.Final-redhat-1) started in 17942ms - Started 134 of 214 services (79 services are passive or on-demand)
管理ドメインでは、ローカルで実行されている各サーバーに対して同様のメッセージが表示されます。管理コンソールを参照します。
インストールが正常に行われサーバーが実行されている場合、Web ブラウザーでhttp://YOUR_SERVER:9990/などのアドレスを指定して管理コンソールにアクセスできるはずです。ここでは、YOUR_SERVER を有効な値に置き換えてください。結果管理コンソールの最初のページが表示されます。
管理コンソールはデプロイ可能なサービスです。サーバー起動後にアクセスできれば、インストールが正常に行われており、サービスのデプロイが可能になります。
7.6. JBoss Enterprise Application Platform 6 により使用されるネットワークポート
- 管理対象ドメインをしようするか、スタンドアロンサーバー設定を使用するか。
- サーバーグループがデフォルトのソケットバインディンググループのいずれかを使用するか、またはカスタムグループを使用するかどうか。
- 個別デプロイメントの要件。
注記
デフォルトのソケットバインディンググループ
full-ha-socketsfull-socketsha-socketsstandard-sockets
表7.1 デフォルトのソケットバインディングの参照
| 名前 | ポート | マルチキャストポート | 説明 | full-ha-sockets | full-sockets | ha-socket | standard-socket |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
ajp | 8009 | Apache JServ プロトコル。HTTP クラスタリングおよび負荷分散に使用します。 | はい | はい | はい | はい | |
http | 8080 | デプロイされた Web アプリケーションのデフォルトポート。 | はい | はい | はい | はい | |
https | 8443 | デプロイされた Web アプリケーションとクライアント間の SSL 暗号化接続。 | はい | はい | はい | はい | |
jacorb | 3528 | JTS トランザクションおよび他の ORB 依存サービス用の CORBA サービス。 | はい | はい | いいえ | いいえ | |
jacorb-ssl | 3529 | SSL 暗号化 CORBA サービス。 | はい | はい | いいえ | いいえ | |
jgroups-diagnostics | 7500 | マルチキャスト。HA クラスターでピア検出に使用されます。 | はい | いいえ | はい | いいえ | |
jgroups-mping | 45700 | マルチキャスト。HA クラスタでの初期メンバーシップを検出するために使用されます。 | はい | いいえ | はい | いいえ | |
jgroups-tcp | 7600 | TCP を使用した、HA クラスター内でのユニキャストピア検出。 | はい | いいえ | はい | いいえ | |
jgroups-tcp-fd | 57600 | TCP を介した HA 障害検出に使用されます。 | はい | いいえ | はい | いいえ | |
jgroups-udp | 55200 | 45688 | UDP を使用した、HA クラスター内でのユニキャストピア検出。 | はい | いいえ | はい | いいえ |
jgroups-udp-fd | 54200 | UDP を介した HA 障害検出に使用されます。 | はい | いいえ | はい | いいえ | |
messaging | 5445 | JMS サービス。 | はい | はい | いいえ | いいえ | |
messaging-group | HornetQ JMS ブロードキャストと検出グループにより参照されます。 | はい | はい | いいえ | いいえ | ||
messaging-throughput | 5455 | JMS Remoting により使用されます。 | はい | はい | いいえ | いいえ | |
mod_cluster | 23364 | JBoss Enterprise Application Platform と HTTP ロードバランサー間の通信に対するマルチキャストポート。 | はい | いいえ | はい | いいえ | |
osgi-http | 8090 | OSGi サブシステムを使用する内部コンポーネントにより使用されます。 | はい | はい | はい | はい | |
remoting | 4447 | リモート EJB の呼び出しに使用されます。 | はい | はい | はい | はい | |
txn-recovery-environment | 4712 | JTA トランザクションリカバリーマネージャー。 | はい | はい | はい | はい | |
txn-status-manager | 4713 | JTA / JTS トランザクションマネージャー。 | はい | はい | はい | はい |
ソケットバインディンググループ以外に、各ホストコントローラーは管理用にさらに 2 つのポートを開きます。
- 9990 - Web 管理コンソールポート
- 9999 - 管理コンソールと管理 API により使用されるポート
7.7. JBoss Enterprise Application Platform 6 で動作するようネットワークファイアウォールを設定
ほとんどの本番稼動環境では、ネットワークセキュリティー全体の方針の一部としてファイアウォールを使用します。複数のインスタンスがお互い通信したり、Web サーバーやデータベースなどの外部サービスと通信したりする必要がある場合は、ファイアウォールでこのことを考慮する必要があります。良く管理されたファイアウォールでは、操作する必要があるポートのみが開かれ、特定の IP アドレス、サブネット、およびネットワークプロトコルに対するポートへのアクセスが制限されます。
前提条件
- 開く必要があるポートを決定します。それぞれの環境のポートのリストを決定するには、「JBoss Enterprise Application Platform 6 により使用されるネットワークポート」を参照してください。
- ファイアウォールソフトウェアについて理解する必要があります。この手順では、Red Hat Enterprise Linux 6 の
system-config-firewallコマンドを使用します。Microsoft Windows Server には、ファイアウォールが組み込まれ、各プラットフォーム用の複数のサードパーティー製ファイアウォールソリューションが利用可能です。
この手順では、以下の前提で環境のファイアウォールを設定します。
- オペレーティングシステムが Red Hat Enterprise Linux 6 です。
- JBoss Enterprise Application Platform 6 がホスト
10.1.1.2で実行されます。オプションで、サーバーには独自のファイアウォールがあります。 - ネットワークファイアウォールサーバーは、ホスト
10.1.1.1のインターフェースeth0で実行され、外部インターフェースeth1を持ちます。 - ポート 5445 (JMS で使用されるポート) のトラフィックを JBoss Enterprise Application Platform 6 に転送します。ネットワークファイアウォールで他のトラフィックは許可されません。
手順7.2 タスク
管理コンソールにログインします。
管理コンソールにログインします。デフォルトでは、http://localhost:9990/console/ で実行されます。管理対象ドメイン: サーバーグループが使用するソケットバインディンググループを決定します。
各サーバーグループは、ソケットバインディングの集まりであるソケットバインディンググループを使用します。ソケットバインディングはポート名と番号の名前/値ペアです。サーバーがグループ化するソケットバインディンググループを決定するには、画面の右上にある Server Groups ラベルをクリックします。次に、Available server group configurations テーブルでサーバーグループの名前をクリックします。画面下部の Server attributes 領域に、サーバーグループが使用するプロファイルとソケットバインディンググループが入力されます。ソケットバインディンググループが使用するソケットバインディングを決定します。
管理コンソールの右上にある Profiles ラベルをクリックします。画面の左側に一連のメニューが表示されます。下部のメニュー見出しは General Configuration です。この見出しの下の Socket Binding Groups 項目をクリックします。Socket Binding Declarations 画面が表示されます。最初に、standard-socketsグループが表示されます。異なるグループは、右側のコンボボックスで選択することにより選択できます。注記
スタンドアロンサーバーを使用する場合は、1 つのソケットバインディンググループのみが存在します。ソケット名とポートのリストが表示されます (1 ページあたり 6 つの値)。テーブルの矢印ナビゲーションを使用してページを移動できます。開く必要があるポートを決定します。
お使いの環境の特別なポートの機能とニーズによっては、一部のポートがファイアウォールを介してアクセスできる必要があります。ソケットバインディングの目的がわからない場合は、「JBoss Enterprise Application Platform 6 により使用されるネットワークポート」を参照して、デフォルトのソケットバインディングとその目的のリストを確認してください。JBoss Enterprise Application Platform 6 にトラフィックを転送するようファイアウォールを設定します。
以下の手順を実行して、必要なポートでトラフィックを許可するようネットワークファイアウォールを設定します。- root ユーザーとしてファイアウォールマシンにログインし、コマンドプロンプトにアクセスします。
system-config-firewallコマンドを実行してファイアウォール設定ユーティリティーを起動します。ファイアウォールシステムにログインした方法に応じて、GUI またはコマンドラインユーティリティーが起動します。このタスクでは、SSH 経由でコマンドラインインターフェースを使用してログインしていることを前提とします。- キーボードで TAB キーを使用して Customize ボタンに移動し、ENTER キーを押します。Trusted Services 画面が表示されます。
- どの値も変更せずに、TAB キーを使用して Forward ボタンに移動し、ENTER を押して次の画面に進みます。Other Ports 画面が表示されます。
- TAB キーを使用して <Add> ボタンに移動し、ENTER を押します。Port and Protocol 画面が表示されます。
- Port / Port Range フィールドに
5445と入力し、TAB キーを使用して Protocol フィールドに移動し、tcpと入力します。TAB キーを使用して OK ボタンに移動し、ENTER を押します。 - TAB キーを使用して、Forward ボタンに移動し、Port Forwarding 画面にアクセスします。
- TAB キーを使用して <Add> ボタンに移動し、ENTER キーを押します。
- 以下の値を入力してポート 5445 のポート転送を設定します。
- 送信元インターフェース: eth1
- プロトコル: tcp
- ポート/ポート範囲: 5445
- 送信先 IP アドレス: 10.1.1.2
- ポート/ポート範囲: 5445
TAB キーを使用して OK ボタンに移動し、ENTER を押します。 - TAB キーを使用して Close ボタンに移動し、ENTER を押します。
- TAB キーを使用して OK ボタンに移動し、ENTER を押します。変更内容を適用するには、警告を読み、Yes をクリックします。
JBoss Enterprise Application Platform 6 ホストでファイアウォールを設定します。
一部の組織では、JBoss Enterprise Application Platform 6 サーバー自体でファイアウォールを設定し、運用に必要ないすべてのポートを閉じます。「JBoss Enterprise Application Platform 6 により使用されるネットワークポート」 を参照して開くポートを決定し、残りのポートを閉じます。Red Hat Enterprise Linux 6 のデフォルトの設定では、22 (Secure Shell (SSH) 用) と 5353 (マルチキャスト DNS 用) 以外のすべてのポートが閉じられます。ポートを設定する場合は、間違ってロックアウトされないよう物理的にアクセスしてください。
ファイアウォールが、ファイアウォール設定で指定したように、内部 JBoss Enterprise Application Platform 6 サーバーにトラフィックを転送します。サーバーでファイアウォールを有効にした場合は、アプリケーションを実行するために必要なポート以外のすべてのポートが閉じられます。
7.8. デフォルトのユーザーセキュリティー設定
JBoss Enterprise Application Platform 6 のすべての管理インターフェースはデフォルトで保護されます。このセキュリティーには 2 つの異なる形式があります。
- ローカルインターフェースは、ローカルクライアントとローカルクライアントが接続するサーバーとの間の SASL コントラクトによって保護されます。このセキュリティーメカニズムは、ローカルファイルシステムにアクセスするクライアントの機能に基づきます。ローカルシステムへアクセスできるとクライアントによるユーザーの追加が可能で、他のセキュリティーメカニズムを無効にするよう設定を変更できるからです。これにより、ファイルシステムへ物理的にアクセスできると、他のセキュリティーメカニズムが不要になるという原則が厳守されます。このメカニズムは 4 つの手順で実現されます。
注記
HTTP を使用してローカルホストへ接続する場合でも、HTTP のアクセスはリモートと見なされます。- ローカル SASL メカニズムを用いて認証する要求が含まれるメッセージをクライアントがサーバーに送信します。
- サーバーはワンタイムトークンを生成し、固有のファイルに書き込み、ファイルのフルパスが含まれるメッセージをクライアントへ送信します。
- クライアントはファイルよりトークンを読み取り、サーバーへ送信し、ファイルシステムへローカルアクセスできるかを検証します。
- サーバーはトークンを検証し、ファイルを削除します。
- ローカル HTTP クライアントを含むリモートクライアントはレルムベースのセキュリティーを使用します。管理インターフェースを使用して JBoss Enterprise Application Platform 6 をリモートで設定するパーミッションを持つデフォルトのレルムは
ManagementRealmです。このレルム (またはユーザーが作成したレルム) にユーザーを追加できるスクリプトが提供されます。ユーザーの追加の詳細については、JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストールガイドの章「Getting Started」を参照してください。ユーザーごとに、ユーザー名、ハッシュ化されたパスワード、およびレルムがファイルに格納されます。JBoss Enterprise Application Platform 6 が管理対象ドメインまたはスタンドアロンサーバーとして設定されている場合、ファイルは別の場所に存在します。- 管理対象ドメイン
EAP_HOME/domain/configuration/mgmt-users.properties- スタンドアロンサーバー
EAP_HOME/standalone/configuration/mgmt-users.properties
mgmt-users.propertiesの内容はマスクされていますが、機密ファイルとして取り扱うようにしてください。ファイルモードを、ファイル所有者による読み書きアクセスのみが許可される600に設定することが推奨されます。
第8章 JBoss Enterprise Application Platform 6 のアンインストール
8.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 のアンインストール
JBoss Enterprise Application Server 6 をアンインストールする手順は、インストールされた方法によって異なります。
8.2. Zip インストールから JBoss Enterprise Application Platform 6 をアンインストール
サーバーにログインします。
JBoss Enterprise Application Platform 6 インストールディレクトリーへの書き込みアクセス権を持つユーザーとしてサーバーにログインします。インストールディレクトリーを削除します。
Zip インストール方法を使用する場合、JBoss Enterprise Application Platform 6 は単一のディレクトリーにインストールされます。JBoss Enterprise Application Platform 6 をアンインストールするには、このインストールディレクトリーを削除します。オプション: 作成したすべてのインストールスクリプトを削除します。
コンピューターにインストールされている JBoss Enterprise Application Platform 6 に依存する初期化スクリプトまたは他のスクリプトを作成した場合は、これらを削除します。オプション: Microsoft Windows: サービスから JBoss Enterprise Application Platform 6 を削除します。
JBoss Enterprise Application Platform 6 サービスを削除するには、管理ユーザーとしてコマンドプロンプトでsc delete "JBEAP6SVC"を実行します。
JBoss Enterprise Application Platform 6 がサーバーからアンインストールされます。
8.3. グラフィカルインストールからの JBoss Enterprise Application Platform 6 のアンインストール
サーバーの
EAP_HOME/Uninstaller/ディレクトリーに移動します。JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール中に、EAP_HOME/Uninstaller/という名前のディレクトリーが作成されます。このディレクトリーには、uninstaller.jarという名前のファイルが含まれます。java -jar uninstaller.jarコマンドを実行します。このコマンドを実行すると、JBoss Enterprise Application Platform 6 がアンインストールされます。
JBoss Enterprise Application Platform 6 がサーバーからアンインストールされます。
8.4. RPM インストールから JBoss Enterprise Application Platform 6 をアンインストール
サーバーにログインします。
JBoss Enterprise Application Platform 6 がインストールされたサーバーにログインし、root アクセスを取得します。オプション: RPM インストールで作成されたファイルおよびディレクトリーのリストを作成します。
RPM インストールで作成されたファイルおよびディレクトリーのリストを作成するには、rpm -ql jboss-eap6 > /tmp/jbeap6.txtコマンドを実行します。この手順を実行する理由は、RPM を削除した場合に、システムからこれらのファイルおよびディレクトリーがすべて削除されないことがあるためです。これらの一部は手動で削除する必要がある場合があります。yumcommand コマンドを使用してパッケージを削除します。YUMgroupremoveコマンドを使用してjboss-eap6グループを削除します。yum groupremove jboss-eap6オプション:
yum groupremoveコマンドにより削除されなかったファイルまたはディレクトリーを確認し、削除します。上記のrpm -qlコマンドで作成されたファイルおよびディレクトリーのリストを確認します。自動的に削除されなかったすべてのファイルおよびディレクトリーを削除します。
JBoss Enterprise Application Platform 6 がサーバーからアンインストールされます。
付録A JBoss Enterprise Application Platform 6 RPM パッケージ
A.1. RPM パッケージリストと依存関係
JBoss EAP 6 を使用して Red Hat Enterprise Linux 6 上にインストールされます。このグループは以下のパッケージから構成されます。
jbossas-appclientjbossas-bundlesjbossas-corejbossas-domainjbossas-hornetq-nativejbossas-jbossweb-nativejbossas-modules-eapjbossas-product-eapjbossas-standalonejbossas-welcome-content-eap
付録B 改訂履歴
| 改訂履歴 | |||
|---|---|---|---|
| 改訂 0.1-1.400 | 2013-10-31 | Rüdiger Landmann | |
| |||
| 改訂 0.1-1 | Tue Dec 18 2012 | Tom Wells | |
| |||
| 改訂 0.0-4 | Mon Dec 17 2012 | Tom Wells | |
| |||
| 改訂 0.0-3 | Fri Dec 14 2012 | Tom Wells | |
| |||
| 改訂 0.0-2 | Wed Dec 12 2012 | Tom Wells | |
| |||
| 改訂 0.0-1 | Fri Nov 23 2012 | Tom Wells | |
| |||