3.2.12. JBoss AOP 変更
3.2.12.1. JBoss AOP を使用するアプリケーションの更新
JBoss AOP (Aspect Oriented Programming) は JBoss EAP 6 には含まれていません。以前のリリースでは、JBoss AOP は EJB コンテナによって使用されていましたが、JBoss EAP 6 では EJB コンテナは新しいメカニズムを使用します。アプリケーションが JBoss AOP を使用する場合、次のようにアプリケーションコードを変更する必要があります。
アプリケーションのリファクタリング
- 以前、
ejb3-interceptors-aop.xml
ファイルで行われた標準的な EJB3 設定は、サーバー設定ファイルで設定されるようになりました。スタンドアロンサーバーの場合、このファイルはstandalone/configuration/standalone-full.xml
ファイルになります。サーバーが管理ドメインで実行されている場合はdomain/configuration/domain.xml
ファイルになります。 - サーバー側の AOP インターセプターが標準の Java EE
Interceptor
を使用するよう変更する必要があります。コンテナインターセプターの詳細や、アプリケーションでクライアント側インターセプターを使用する方法については、https://access.redhat.com/site/documentation/JBoss_Enterprise_Application_Platform/ にある JBoss EAP 6 向け『開発ガイド』の章「コンテナインターセプター」を参照してください。
JBoss AOP ライブラリーの使用
- コードをリファクタリングできない場合は、JBoss AOP ライブラリーのコピーを取得し、そのコピーとアプリケーションをバンドルできます。AOP ライブラリーは JBoss EAP 6 で動作することがありますが、デプロイされません。手動でデプロイするには、サーバーの起動時にコマンドライン引数
-Djboss.aop.path=PATH_TO_AOP_CONFIG
を使用します。注記
JBoss AOP ライブラリーは JBoss EAP 6 で動作することがありますが、この設定はサポートされません。