3.5.6. バッチモードでの管理 CLI の使用
バッチ処理により、複数の操作をシーケンスでグループ化し、ユニットとして一緒に実行できます。シーケンス内のいずれかの操作要求が失敗したら、操作のグループ全体がロールバックされます。
手順3.8 バッチモードのコマンドおよび操作
バッチモードの開始
batch
コマンドを使用してバッチモードを開始します。[standalone@localhost:9999 /] batch [standalone@localhost:9999 / #]
バッチモードになると、プロンプトにハッシュ (#
) が表示されます。バッチへの操作要求の追加
バッチモードでは、通常通りに操作リクエストを入力します。操作リクエストは、入力順にバッチに追加されます。操作要求のフォーマットに関する詳細は 「管理 CLI での操作およびコマンドの使用」 を参照してください。バッチの実行
操作要求のシーケンス全体が入力されたら、run-batch
コマンドを使用してバッチを実行します。[standalone@localhost:9999 / #] run-batch The batch executed successfully.
バッチの作業に使用できるコマンドの完全リストについては、「CLI のバッチモードコマンド」 を参照してください。外部ファイルに保存されたバッチコマンド
頻繁に実行するバッチコマンドは、外部のテキストファイルに保存できます。これらのバッチコマンドをロードするには、ファイルへのフルパスを引数としてbatch
コマンドに渡すか、run-batch
コマンドの引数として直接実行します。テキストエディターを使用してバッチコマンドファイルを作成できます。1 行に 1 つのコマンドのみがあるようにし、CLI がコマンドにアクセスできる必要があります。次のコマンドは、バッチモードでmyscript.txt
ファイルをロードします。このファイルのすべてのコマンドは編集または削除できます。新しいコマンドを挿入できます。このバッチセッションで変更された内容はmyscript.txt
ファイルへ保持されません。[standalone@localhost:9999 /] batch --file=myscript.txt
次のコマンドは、myscript.txt
ファイルに保存されたバッチコマンドを即時実行します。[standalone@localhost:9999 /] run-batch --file=myscript.txt
入力された操作リクエストのシーケンスがバッチとして完了します。