23.4.2. デフォルトセッション Bean アクセスタイムアウト値の設定

JBoss 管理者は、シングルトンおよびステートフルセッション Bean のデフォルトのタイムアウト値を指定できます。管理コンソールまたは CLI を使用するとデフォルトのタイムアウト値を変更できます。デフォルト値は 5000 ミリ秒です。

手順23.15 管理コンソールを使用してデフォルトのセッション Bean アクセスタイムアウト値を設定

  1. 管理コンソールにログインします。「管理コンソールへのログイン」 を参照してください。
  2. 画面上部にある Configuration タブをクリックします。Container メニューを展開し、EJB 3 を選択します。Container タブを選択します。
  3. Edit をクリックします。Details のフィールドが編集可能になります。
  4. Stateful Access Timeout または Singleton Access Timeout テキストボックスに必要な値を入力します。
  5. Save をクリックして終了します。

手順23.16 CLI を使用したセッション Bean のアクセスタイムアウト値の設定

  1. CLI ツールを起動して、サーバーに接続します。「管理 CLI を使用した管理対象サーバーインスタンスへの接続」 を参照してください。
  2. 次の構文で write-attribute 操作を使用します。
    /subsystem=ejb3:write-attribute(name="BEANTYPE", value=TIME)
    • BEANTYPE は、ステートフルセッション Bean の default-stateful-bean-access-timeout またはシングルトンセッション Bean の default-singleton-bean-access-timeout に置き換えます。
    • TIME を必要なタイムアウト値に置き換えます。
  3. read-resource 操作を使用して変更を確認します。
    /subsystem=ejb3:read-resource

例23.12 CLI を使用してデフォルトのステートフル Bean のアクセスタイムアウト値を 9000 に設定する

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=ejb3:write-attribute(name="default-stateful-bean-access-timeout", value=9000)  
{"outcome" => "success"}
[standalone@localhost:9999 /]

例23.13 XML 設定の例

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ejb3:1.2">
   <session-bean>
      <stateless>
         <bean-instance-pool-ref pool-name="slsb-strict-max-pool"/>
      </stateless>
      <stateful default-access-timeout="5000" cache-ref="simple"/>
      <singleton default-access-timeout="5000"/>
   </session-bean>
   
</subsystem>