23.5. メッセージ駆動型 Bean の設定

23.5.1. メッセージ駆動型 Bean のデフォルトリソースアダプターの設定

JBoss の管理者はメッセージ駆動型 Bean によって使用されるデフォルトのリソースアダプターを指定することができます。デフォルトのリソースアダプターは管理コンソールおよび CLI を使用して指定できます。JBoss EAP 6 のデフォルトのリソースアダプターは hornetq-ra です。

手順23.17 管理コンソールを使用したメッセージ駆動型 Bean のデフォルトリソースアダプターの設定

  1. 管理コンソールにログインします (「管理コンソールへのログイン」)。
  2. 画面上部にある Configuration タブをクリックします。Container メニューを展開し、EJB 3 を選択します。Container タブを選択します。
  3. Edit をクリックします。Details のフィールドが編集可能になります。
  4. Default Resource Adapter テキストボックスに使用するリソースアダプターの名前を入力します。
  5. Save をクリックして終了します。

手順23.18 CLI を使用したメッセージ駆動型 Bean のデフォルトリソースアダプターの設定

  1. CLI ツールを起動して、サーバーに接続します。「管理 CLI を使用した管理対象サーバーインスタンスへの接続」 を参照してください。
  2. 次の構文で write-attribute 操作を使用します。
    /subsystem=ejb3:write-attribute(name="default-resource-adapter-name", value="RESOURCE-ADAPTER")
    RESOURCE-ADAPTER を使用されるリソースアダプターの名前に置き換えます。
  3. read-resource 操作を使用して変更を確認します。
    /subsystem=ejb3:read-resource

例23.14 CLI を使用したメッセージ駆動型 Bean のデフォルトリソースアダプターの設定

[standalone@localhost:9999 subsystem=ejb3] /subsystem=ejb3:write-attribute(name="default-resource-adapter-name", value="EDIS-RA")
{"outcome" => "success"}
[standalone@localhost:9999 subsystem=ejb3]

例23.15 XML 設定の例

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ejb3:1.2">
  <mdb>
    <resource-adapter-ref resource-adapter-name="hornetq-ra"/>
    <bean-instance-pool-ref pool-name="mdb-strict-max-pool"/>
  </mdb>
</subsystem>