20.8.10. HornetQ 設定属性のリファレンス
HornetQ の JBoss EAP 6 実装では、設定の以下の属性が公開されます。管理 CLI を使用すると、
read-resource
操作で設定可能または表示可能な属性を公開できます。
例20.5 例
[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=messaging/hornetq-server=default:read-resource
表20.10 HornetQ 属性
属性 | デフォルト値 | タイプ | 説明 |
---|---|---|---|
allow-failback | true | BOOLEAN | 元のライブサーバーが復旧したときにこのサーバーを自動的にシャットダウンするかどうか。 |
async-connection-execution-enabled | true | BOOLEAN | サーバーの受信パケットをスレッドプールからのスレッドに渡して処理するかどうか。 |
address-setting | 特定のキューでなく、アドレスワイルドカードに対して定義された一部の属性を定義するアドレス設定。 | ||
acceptor | アクセプターは HornetQ サーバーへ接続を確立する方法を定義します。 | ||
backup-group-name | STRING | お互いをレプリケートする必要があるライブ/バックアップのセットの名前。 | |
backup | false | BOOLEAN | このサーバーがバックアップサーバーであるかどうか。 |
check-for-live-server | false | BOOLEAN | 同じノード ID を持つライブサーバーがすでに存在するかを確認するため、レプリケートされたライブサーバーが現在のクラスターをチェックするかどうか。 |
clustered | false | BOOLEAN | [廃止済み] サーバーがクラスター化されているかどうか。 |
cluster-password | CHANGE ME!! | STRING | クラスター化されたノードの間で通信するためにクラスター接続によって使用されるパスワード。 |
cluster-user | HORNETQ.CLUSTER.ADMIN.USER | STRING | クラスター化されたノードの間で通信するためにクラスター接続によって使用されるユーザー。 |
cluster-connection | クラスター接続はサーバーをクラスターにグループ化し、クラスターのノード間でメッセージの負荷を分散します。 | ||
create-bindings-dir | true | BOOLEAN | 起動時にサーバーが bindings ディレクトリーを作成するかどうか。 |
create-journal-dir | true | BOOLEAN | 起動時にサーバーが journal ディレクトリーを作成するかどうか。 |
connection-ttl-override | -1L | LONG | 設定された場合、ping を受信せずに接続を維持する期間 (ミリ秒単位) を上書きします。 |
connection-factory | 接続ファクトリーを定義します。 | ||
connector | サーバーへの接続方法を定義するためクライアントはコネクターを使用できます。 | ||
connector-service | |||
divert | クライアントアプリケーションロジックを変更せずに、あるアドレスから別のアドレスにルーティングされたメッセージを透過的に迂回できるようにするメッセージングリソースです。 | ||
discovery-group | コネクターをアナウンスする他のサーバーからブロードキャストを受信するためリッスンするマルチキャストグループ。 | ||
failback-delay | 5000 | LONG | ライブサーバーの再起動でフェイルバックが発生する前に待機する期間。 |
failover-on-shutdown | false | BOOLEAN | このバックアップサーバー (バックアップサーバーである場合) が通常のサーバーのシャットダウン時に稼働されるかどうか。 |
grouping-handler | クラスターのどのノードがグループ ID が割り当てられたメッセージを処理するかを決定します。 | ||
id-cache-size | 20000 | INT | メッセージ ID を事前作成するためのキャッシュのサイズ。 |
in-vm-acceptor | HornetQ サーバーへ VM 内 (in-VM) 接続を確立する方法を定義します。 | ||
in-vm-connector | サーバーへの接続方法を定義するため、VM 内のクライアントによって使用されます。 | ||
jmx-domain | org.hornetq | STRING | MBeanServer で内部 HornetQ MBean を登録するために使用される JMX ドメイン。 |
jmx-management-enabled | false | BOOLEAN | HornetQ が内部管理 API を JMX より公開するかどうか。これらの MBean にアクセスすると設定の一貫性が失われることがあるため、この設定は推奨されません。 |
journal-buffer-size | 501760 (490KiB) | LONG | ジャーナルの内部バッファーのサイズ。 |
journal-buffer-timeout | ASYNCIO ジャーナルは 500000 (0.5 ミリ秒)、NIO ジャーナルは 3333333 (3.33 ミリ秒)。 | LONG | ジャーナルで内部バッファーをフラッシュするのに使用されるタイムアウト (ナノ秒単位)。 |
journal-compact-min-files | 10 | INT | 圧縮開始前のジャーナルデータファイルの最小数。 |
journal-compact-percentage | 30 | INT | ジャーナルの圧縮を考慮するライブデータの比率 (パーセント)。 |
journal-file-size | 10485760 | LONG | 各ジャーナルファイルのサイズ (バイト単位)。 |
journal-max-io | 1 | INT | 一度に AIO キューに置ける最大書き込み要求数。ASYNCIO ジャーナルが使用されると、デフォルト値が 500 に変更されます。 |
journal-min-files | 2 | INT | 事前作成するジャーナルファイルの数。 |
journal-sync-non-transactional | true | BOOLEAN | クライアントに応答を返す前に、非トランザクションデータがジャーナルに同期化されるのを待つかどうか。 |
journal-sync-transactional | true | BOOLEAN | クライアントに応答を返す前に、トランザクションデータがジャーナルに同期化されるのを待つかどうか。 |
journal-type | ASYNCIO | 文字列 | 使用するジャーナルのタイプ。この属性は ASYNCIO または NIO を値として取ります。 |
jms-topic | JMS トピックを定義します。 | ||
live-connector-ref | reference | STRING | [廃止済み] ライブコネクターへ接続するために使用されるコネクターの名前。このサーバーがシェアードナッシング HA を使用するバックアップではない場合、値は undefined になります。 |
log-journal-write-rate | false | BOOLEAN | ジャーナルの書き込み率およびフラッシュ率を周期的にログに記録するかどうか。 |
mask-password | true | BOOLEAN | |
management-address | jms.queue.hornetq.management | STRING | 管理メッセージを送信する先のアドレス。 |
management-notification-address | hornetq.notifications | STRING | 管理通知を受け取るためにコンシューマーがバインドするアドレスの名前。 |
max-saved-replicated-journal-size | 2 | INT | フェイルバック発生後に保持するバックアップジャーナルの最大数。 |
memory-measure-interval | -1 | LONG | JVM メモリーのサンプリング頻度 (ミリ秒単位)。-1 を指定するとメモリーのサンプリングが無効になります。 |
memory-warning-threshold | 25 | INT | この値を越えると警告ログが記録される使用可能なメモリーの比率 (パーセント)。 |
message-counter-enabled | false | BOOLEAN | メッセージカウンターが有効であるかどうか。 |
message-counter-max-day-history | 10 | INT | メッセージカウンターの履歴を保持する日数。 |
message-counter-sample-period | 10000 | LONG | メッセージカウンターに使用するサンプル周期 (ミリ秒単位)。 |
message-expiry-scan-period | 30000 | LONG | 期限切れメッセージをスキャンする頻度 (ミリ秒単位)。 |
message-expiry-thread-priority | 3 | INT | メッセージを期限切れにするスレッドの優先度 |
page-max-concurrent-io | 5 | INT | ページングで許可される同時読み取りの最大数。 |
perf-blast-pages | -1 | INT | |
persist-delivery-count-before-delivery | false | BOOLEAN | 配信前に配信数が永続化されるかどうか。false に指定すると、メッセージがキャンセルされた後のみ発生します。 |
persist-id-cache | true | BOOLEAN | ID がジャーナルへ永続化されるかどうか。 |
persistence-enabled | true | BOOLEAN | サーバーがファイルベースのジャーナルを永続化に使用するかどうか。 |
pooled-connection-factory | 管理対象接続ファクトリーを定義します。 | ||
remoting-interceptors | undefined | LIST | [廃止済み] このサーバーによって使用されるインターセプタークラスのリスト。 |
remoting-incoming-interceptors | undefined | LIST | このサーバーによって使用される受信インターセプタークラスのリスト。 |
remoting-outgoing-interceptors | undefined | LIST | このサーバーによって使用される送信インターセプタークラスのリスト。 |
run-sync-speed-test | false | BOOLEAN | 起動時にディスクが同期化する速さに対して診断テストを実行するかどうか。パフォーマンスの問題を判断するのに便利です。 |
replication-clustername | STRING | レプリケート元のクラスター接続の名前 (2 つ以上のクラスターが設定されている場合)。 | |
runtime-queue | ランタイムキュー | ||
remote-connector | サーバーへの接続方法を定義するためにリモートクライアントによって使用されます。 | ||
remote-acceptor | HornetQ サーバーへリモート接続が確立される方法を定義します。 | ||
scheduled-thread-pool-max-size | 5 | INT | メインのスケジュールされたスレッドプールが持つスレッドの数。 |
security-domain | other | STRING | ユーザーおよびロールの情報を検証するために使用するセキュリティードメイン。 |
security-enabled | true | BOOLEAN | セキュリティーが有効かどうか。 |
security-setting | セキュリティー設定は、アドレスを基にキューに対してパーミッションのセットを定義できるようにします。 | ||
security-invalidation-interval | 10000 | LONG | セキュリティーキャッシュを無効にする前に待機する時間 (ミリ秒単位)。 |
server-dump-interval | -1 | LONG | 基本のランタイム情報をサーバーログにダンプする頻度。1 未満の数字を指定するとこの機能は無効になります。 |
shared store | true | BOOLEAN | このサーバーがフェイルオーバーに共有ストアを使用しているかどうか。 |
thread-pool-max-size | 30 | INT | メインのスレッドプールが持つスレッドの数。-1 は無制限を意味します。 |
transaction-timeout | 300000 | LONG | 作成時の後、トランザクションをリソースマネージャーから削除できるまでの時間 (ミリ秒単位)。 |
transaction-timeout-scan-period | 1000 | LONG | タイムアウトトランザクションをスキャンする頻度 (ミリ秒単位)。 |
wild-card-routing-enabled | true | BOOLEAN | サーバーがワイルドカードルーティングをサポートするかどうか。 |
警告
journal-file-size
の値が、サーバーへ送信されたメッセージのサイズよりも大きくないと、サーバーはメッセージを格納できません。