3.2. 管理アプリケーションプログラミングインターフェース (API)
JBoss EAP 6 は、サーバーを設定および管理する 3 つの方法 (Web インターフェース、コマンドラインクライアント、および XML 設定ファイルのセット) を提供します。推奨される設定ファイルの編集方法には管理コンソールと管理 CLI が含まれますが、これらの 3 つの方法で設定に加えられた編集は、異なるビューにわたって常に同期され、最終的に XML ファイルに永続化されます。サーバーインスタンスの実行中に XML 設定ファイルで行われた編集は、サーバーモデルによって上書きされることに注意してください。
管理コンソールは、Google Web Toolkit (GWT) で構築された Web インターフェースの例です。管理コンソールは、HTTP 管理インターフェースを使用してサーバーと通信します。HTTP API エンドポイントは、管理レイヤーと統合するために HTTP プロトコルに依存する管理クライアントのエントリーポイントで、JSON でエンコードされたプロトコルとデタイプな (detyped) RPC スタイルの API を使用して管理対象ドメインまたはスタンドアロンサーバーに対して管理操作を記述および実行します。HTTP API は Web コンソールによって使用されますが、他のクライアントに対しても統合機能を提供します。
例3.1 HTTP API 設定ファイルの例
<management-interfaces> [...] <http-interface security-realm="ManagementRealm"> <socket-binding http="management-http"/> </http-interface> </management-interfaces>
表3.1 管理コンソールへの URL
URL | 説明 |
---|---|
http://localhost:9990/console | ローカルホストでアクセスされる管理コンソール (管理対象ドメイン設定を制御します)。 |
http://hostname:9990/console | リモートでアクセスされる管理コンソール (ホストを指定し、管理対象ドメイン設定を制御します)。 |
http://hostname:9990/management | HTTP 管理 API は管理コンソールと同じポートで実行され、API に公開された raw 属性と値を表示します。 |
ネイティブ API ツールの例には管理 CLI があります。この管理ツールは管理対象ドメインまたはスタンドアロンサーバーインスタンスに使用できるため、ユーザーはドメインコントローラーまたはスタンドアロンサーバーインスタンスに接続し、デタイプ (detyped) の管理モデルを介して利用可能な管理操作を実行できます。
例3.2 ネイティブ API 設定ファイルの例
<management-interfaces> <native-interface security-realm="ManagementRealm"> <socket-binding native="management-native"/> </native-interface> [...] </management-interfaces>