2.4.7. 管理 CLI を使用した設定スナップショットのロード

設定スナップショットは、現在のサーバー設定のポイントインタイムコピーです。これらのコピーは、管理者が保存およびロードできます。スナップショットのロードのプロセスは、「以前の設定でのサーバーの起動」 で使用された方法に似ており、スナップショットを作成、リスト、および削除するために使用される管理 CLI インターフェースではなくコマンドラインから実行します。
次の例では standalone.xml ファイルを使用しますが、同じプロセスが domain.xml および host.xml ファイルにも適用されます。

手順2.15 設定スナップショットのロード

  1. ロードするスナップショットを識別します。この例では、スナップショットディレクトリーから以下のファイルが呼び出されます。スナップショットファイルのデフォルトのパスは以下のとおりです。
    EAP_HOME/standalone/configuration/standalone_xml_history/snapshot/20110812-191301472standalone.xml
    スナップショットは相対パスにより表されます。たとえば、上記の例は次のように記述できます。
    jboss.server.config.dir/standalone_xml_history/snapshot/20110812-191301472standalone.xml
  2. ファイル名を渡し、選択したスナップショットを用いてサーバーを起動します。
    EAP_HOME/bin/standalone.sh --server-config=standalone_xml_history/snapshot/20110913-164449522standalone.xml
結果

ロードしたスナップショットに選択された設定を用いてサーバーが再起動します。