11.14.3. Red Hat Enterprise Linux 6 にて SSL の FIPS 140-2 準拠の暗号を有効化

ここでは、JBoss EAP 6 の Web コンテナ (JBoss Web) を SSL に対する FIPS 140-2 準拠の暗号化に設定する方法を説明します。ここでは Red Hat Enterprise Linux 6 での手順のみを取り上げます。
このタスクでは、FIPS モードの Mozilla NSS ライブラリーを使用します。

前提条件

手順11.45 SSL に対して FIPS 140-2 準拠の暗号化を有効にする

  1. データベースの作成

    jboss ユーザーが所有するディレクトリーに NSS データベースを作成します。
    $ mkdir -p  /usr/share/jboss-as/nssdb
    $ chown jboss /usr/share/jboss-as/nssdb 
    $ modutil -create -dbdir /usr/share/jboss-as/nssdb
  2. NSS 設定ファイルの作成

    次の内容が含まれる nss_pkcsll_fips.cfg という名前の新しいテキストファイルを /usr/share/jboss-as ディレクトリーに作成します。
    name = nss-fips
    nssLibraryDirectory=/usr/lib64
    nssSecmodDirectory=/usr/share/jboss-as/nssdb
    nssModule = fips
    NSS 設定ファイルには以下が指定されている必要があります。
    • 名前
    • NSS ライブラリーが存在するディレクトリー
    • 手順 1 に従って作成された NSS データベースが存在するディレクトリー
    Red Hat Enterprise Linux 6 の 64 ビットバージョンを実行していない場合は、/usr/lib64 の代わりに /usr/libnssLibraryDirectory に設定します。
  3. SunPKCS11 プロバイダーの有効化

    JRE ($JAVA_HOME/jre/lib/security/java.security) の java.security 設定ファイルを編集し、次の行を追加します。
    security.provider.1=sun.security.pkcs11.SunPKCS11  /usr/share/jboss-as/nss_pkcsll_fips.cfg
    この行に指定されている設定ファイルは手順 2 で作成されたファイルであることに注意してください。
    このプロバイダーを優先するため、このファイルにある他の security.provider.X 行の値 (X) に 1 を足す必要があります。
  4. NSS ライブラリーに対して FIPS モードを有効にする

    次のように modutil コマンドを実行し、FIPS モードを有効にします。
    modutil -fips true -dbdir /usr/share/jboss-as/nssdb
    ここで指定するディレクトリーは手順 1 で作成したものであることに注意してください。
    この時点で、セキュリティーライブラリーエラーが発生し、NSS 共有オブジェクトの一部に対してライブラリー署名の再生成が必要になることがあります。
  5. FIPS トークンのパスワードの変更

    次のコマンドを使用して FIPS トークンのパスワードを設定します。トークンの名前は NSS FIPS 140-2 Certificate DB でなければならないことに注意してください。
    modutil -changepw "NSS FIPS 140-2 Certificate DB" -dbdir /usr/share/jboss-as/nssdb
    FIPS トークンに使用されるパスワードは FIPS 準拠のパスワードでなければなりません。
  6. NSS ツールを使用した証明書の作成

    次のコマンドを入力し、NSS ツールを使用して証明書を作成します。
    certutil -S -k rsa -n jbossweb  -t "u,u,u" -x -s "CN=localhost, OU=MYOU, O=MYORG, L=MYCITY, ST=MYSTATE, C=MY" -d /usr/share/jboss-as/nssdb
  7. PKCS11 キーストアを使用するよう HTTPS コネクターを設定する

    JBoss CLI ツールで次のコマンドを使用し、HTTPS コネクターを追加します。
    /subsystem=web/connector=https/:add(socket-binding=https,scheme=https,protocol=HTTP/1.1,secure=true)
    次に、以下のコマンドを使用して SSL 設定を追加します。PASSWORD を 手順 5 の FIPS 準拠のパスワードに置き換えます。
    /subsystem=web/connector=https/ssl=configuration:add(name=https,password=PASSWORD,keystore-type=PKCS11,
    cipher-suite="SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,SSL_DHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,
    TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_DHE_DSS_WITH_AES_128_CBC_SHA,
    TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,
    TLS_DHE_DSS_WITH_AES_256_CBC_SHA,TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,
    TLS_ECDH_ECDSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,TLS_ECDH_ECDSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,
    TLS_ECDH_ECDSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,
    TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,
    TLS_ECDH_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,TLS_ECDH_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,
    TLS_ECDH_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,TLS_ECDHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,
    TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,
    TLS_ECDH_anon_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,TLS_ECDH_anon_WITH_AES_128_CBC_SHA,
    TLS_ECDH_anon_WITH_AES_256_CBC_SHA")
  8. 検証

    次のコマンドを実行し、JVM が PKCS11 キーストアから公開鍵を読み取れることを検証します。
    keytool -list -storetype pkcs11

例11.39 FIPS 140-2 に準拠した HTTPS コネクターの XML 設定

<connector name="https" protocol="HTTP/1.1" scheme="https" socket-binding="https" secure="true">
  <ssl name="https" password="****" 
      cipher-suite="SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,SSL_DHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,
         TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA, TLS_DHE_DSS_WITH_AES_128_CBC_SHA,
         TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,
         TLS_DHE_DSS_WITH_AES_256_CBC_SHA,TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,
         TLS_ECDH_ECDSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,TLS_ECDH_ECDSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,
         TLS_ECDH_ECDSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,
         TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,
         TLS_ECDH_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,TLS_ECDH_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,
         TLS_ECDH_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,TLS_ECDHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,
         TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,
         TLS_ECDH_anon_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA,TLS_ECDH_anon_WITH_AES_128_CBC_SHA,
         TLS_ECDH_anon_WITH_AES_256_CBC_SHA"
      keystore-type="PKCS11"/>
</connector>
読みやすくするため、cipher-suite 属性には改行が挿入されていることに注意してください。

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