10.5.2. デプロイメントスキャナーを使用してスタンドアロンサーバーインスタンスにアプリケーションをデプロイ

概要

このタスクでは、デプロイメントスキャナーを使用してアプリケーションをスタンドアロンサーバーインスタンスにデプロイする方法を説明します。「アプリケーションデプロイメント 」 の説明にあるように、この方法は開発者の利便性のために保持され、本番稼働環境でのアプリケーション管理には管理コンソールと管理 CLI の方法が推奨されます。

手順10.9 デプロイメントスキャナーを使用したアプリケーションのデプロイ

  1. デプロイメントフォルダーへのコンテンツのコピー

    アプリケーションファイルを、EAP_HOME/standalone/deployments/ にあるデプロイメントフォルダーにコピーします。
  2. デプロイメントスキャンモード

    アプリケーションのデプロイ方法は 2 つあります。自動または手動のデプロイメントスキャナーモードを選択できます。「管理 CLI でのデプロイメントスキャナーの設定」 を読んでから、いずれかのデプロイメント方法を開始してください。
    • 自動デプロイメント

      デプロイメントスキャナーは、「管理 CLI でのデプロイメントスキャナーの設定」 で定義されたようにフォルダー状態の変更を検出し、マーカーファイルを作成します。
    • 手動デプロイメント

      デプロイメントスキャナーでは、デプロイメントプロセスをトリガーするマーカーファイルが必要です。以下の例では、Unix の touch コマンドを使用して新しい .dodeploy ファイルを作成します。

      例10.5 touch コマンドを使用したデプロイ

      [user@host bin]$ touch $EAP_HOME/standalone/deployments/example.war.dodeploy
結果

アプリケーションファイルがアプリケーションサーバーにデプロイされます。マーカーファイルがデプロイメントフォルダーで作成され、デプロイメントが正常に終了したことを示します。アプリケーションは、管理コンソールで、Enabled と示されます。

例10.6 デプロイメント後のデプロイメントフォルダーコンテンツ

example.war
example.war.deployed