19.8.5. ISAPI がクライアント要求を複数の JBoss EAP 6 サーバーで分散するよう設定

概要

この設定により、クライアント要求は指定した JBoss EAP 6 サーバーで分散されます。クライアント要求を、デプロイメントごとに、特定の JBoss EAP 6 サーバーに送信する場合は、「ISAPI リダイレクターがクライアント要求を JBoss EAP 6 に送信するよう設定」 を参照してください。

この設定は IIS サーバーで行われ、JBoss EAP 6 がすでに 「外部 Web サーバーからの要求を許可するよう JBoss EAP 6 を設定」 どおりに設定されていることを前提とします。

手順19.19 複数のサーバー間でのクライアント要求の分散

  1. ログ、プロパティーファイル、およびロックファイルを格納するディレクトリーを作成します。

    この手順では、ディレクトリー C:\connectors\ の使用を前提としています。異なるディレクトリーを使用する場合は、適切に手順を変更してください。
  2. isapi_redirect.properties ファイルを作成します。

    C:\connectors\isapi_redirect.properties という新しいファイルを作成します。このファイルに次の内容をコピーします。
    # Configuration file for the ISAPI Redirector
    # Extension uri definition
    extension_uri=/jboss/isapi_redirect.dll
    
    # Full path to the log file for the ISAPI Redirector
    log_file==c:\connectors\isapi_redirect.log
    
    # Log level (debug, info, warn, error or trace)
    log_level=info
    
    # Full path to the workers.properties file
    worker_file=c:\connectors\workers.properties
    
    # Full path to the uriworkermap.properties file
    worker_mount_file=c:\connectors\uriworkermap.properties
    
    #OPTIONAL: Full path to the rewrite.properties file 
    rewrite_rule_file=c:\connectors\rewrite.properties
    rewrite.properties ファイルを使用しない場合は、行の先頭に # 文字を記入して最後の行をコメントアウトします。詳細については、ステップ 5 を参照してください。
  3. uriworkermap.properties ファイルを作成します。

    uriworkermap.properties ファイルには、デプロイされたアプリケーション URL と、それらへの要求を処理するワーカー間のマッピングが含まれます。以下のサンプルファイルは負荷分散が設定されたファイルの構文を示しています。ワイルドカード (*) 文字はさまざまな URL サブディレクトリーのすべての要求を router という名前のロードバランサーに送信します。ロードバランサーの設定については、ステップ 4 を参照してください。
    uriworkermap.properties ファイルを C:\connectors\ に格納してください。
    # images, css files, path /status and /web-console will be
    # provided by nodes defined in the load-balancer called "router"
    /css/*=router
    /images/*=router
    /status=router
    /web-console|/*=router
    
    # Example of exclusion from mapping, logo.gif won't be displayed  
    !/web-console/images/logo.gif=*
    
    # Requests to /app-01 and /app-02 will be routed to nodes defined
    # in the load-balancer called "router"
    /app-01|/*=router
    /app-02|/*=router
    
    # mapping for management console, nodes in cluster can be enabled or disabled here
    /jkmanager|/*=status
  4. workers.properties ファイルを作成します。

    workers.properties ファイルには、ワーカーラベルとサーバーインスタンス間のマッピング定義が含まれます。以下のサンプルファイルはファイルの構文を示しています。ロードバランサーは、ファイルの最後で設定され、ワーカー worker01 および worker02 から構成されます。workers.properties ファイルは Apache mod_jk 設定に使用されるのと同じファイルの構文に従います。workers.properties ファイルの構文の詳細については、「Apache Mod_jk ワーカーの設定リファレンス」 を参照してください。
    このファイルを C:\connectors\ ディレクトリーに格納してください。
    # The advanced router LB worker
    worker.list=router,status
    
    # First EAP server definition, port 8009 is standard port for AJP in EAP
    #
    # lbfactor defines how much the worker will be used. 
    # The higher the number, the more requests are served
    # lbfactor is useful when one machine is more powerful 
    # ping_mode=A – all possible probes will be used to determine that
    # connections are still working
    
    worker.worker01.port=8009
    worker.worker01.host=127.0.0.1
    worker.worker01.type=ajp13
    worker.worker01.ping_mode=A
    worker.worker01.socket_timeout=10
    worker.worker01.lbfactor=3
    
    # Second EAP server definition
    worker.worker02.port=8009
    worker.worker02.host=127.0.0.100
    worker.worker02.type=ajp13
    worker.worker02.ping_mode=A
    worker.worker02.socket_timeout=10
    worker.worker02.lbfactor=1
    
    # Define the LB worker
    worker.router.type=lb
    worker.router.balance_workers=worker01,worker02
    
    # Define the status worker for jkmanager
    worker.status.type=status
  5. rewrite.properties ファイルを作成します。

    rewrite.properties ファイルには、特定のアプリケーションの単純な URL 書き換えルールが含まれます。以下の例で示されているように、書き換えられたパスは名前と値のペアを使用して指定されます。このファイルを C:\connectors\ ディレクトリーに格納してください。
    #Simple example
    # Images are accessible under abc path
    /app-01/abc/=/app-01/images/
  6. IIS サーバーを再起動します。

    net stop および net start コマンドを使用して IIS サーバーを再起動します。
    C:\> net stop was /Y
    C:\> net start w3svc
結果

IIS サーバーが、workers.properties ファイルで参照された JBoss EAP 6 サーバーにクライアント要求を送信し、サーバー間で負荷を 1:3 の比率で分散するよう設定されます。この比率は、各サーバーに割り当てられた負荷分散係数 (lbfactor) から派生します。


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