14.3.9. CLI でのカスタムログフォーマッターの設定
概要
「ログフォーマッター構文」 のログフォーマッター構文の他に、ログハンドラーと使用するカスタムのログフォーマッターを作成できます。この手順例では、コンソールログハンドラーに対して XML フォーマッターを作成して説明します。
前提条件
- JBoss EAP 6 サーバーの管理 CLI へのアクセス。
- 以前設定されたログハンドラー。この手順例では、コンソールログハンドラーを使用します。
手順14.4 ログハンドラーのカスタム XML フォーマッターの設定
- カスタムフォーマッターを作成します。この例では、次のコマンドは
java.util.logging.XMLFormatter
クラスを使用するXML_FORMATTER
という名前のカスタムフォーマッターを作成します。[standalone@localhost:9999 /]
/subsystem=logging/custom-formatter=XML_FORMATTER:add(class=java.util.logging.XMLFormatter, module=org.jboss.logmanager)
- 使用したいログハンドラーのカスタムフォーマッターを登録します。この例では、前の手順のフォーマッターがコンソールログハンドラーに追加されます。
[standalone@localhost:9999 /]
/subsystem=logging/console-handler=HANDLER:write-attribute(name=named-formatter, value=XML_FORMATTER)
- JBoss EAP 6 サーバーを再起動し、変更を反映します。
[standalone@localhost:9999 /]
shutdown --restart=true
結果
カスタム XML フォーマッターがコンソールログハンドラーに追加されます。コンソールログへの出力は XML でフォーマットされます。
<record> <date>2014-03-11T13:02:53</date> <millis>1394539373833</millis> <sequence>116</sequence> <logger>org.jboss.as</logger> <level>INFO</level> <class>org.jboss.as.server.BootstrapListener</class> <method>logAdminConsole</method> <thread>282</thread> <message>JBAS015951: Admin console listening on http://%s:%d</message> <param>127.0.0.1</param> <param>9990</param> </record>