5.13.2. セキュリティー監査の設定
セキュリティードメインのセキュリティー監査を設定するには、管理コンソールにログインして以下の手順を実行します。
手順5.10 セキュリティードメインのセキュリティー監査の設定
セキュリティードメインの詳細ビューを開きます。
管理コンソールの右上にある Profiles ラベルをクリックします。スタンドアロンサーバーでは、タブに Profile ラベルがあります。管理対象ドメインでは、Profile ビューの左上にある Profile 選択ボックスから変更するプロファイルを選択します。左側の Security メニュー項目をクリックし、展開されたメニューで Security Domains をクリックします。編集するセキュリティードメインの View リンクをクリックします。監査サブシステム設定に移動します。
ビューの最上部の Audit ラベルをクリックします (選択済みでない場合)。設定領域が Provider Modules と Details の 2 つの領域に分割されます。プロバイダーモジュールは、設定の基本単位です。セキュリティードメインには複数のプロバイダーモジュールを含めることができ、各ログインモジュールには属性とオプションを含めることができます。プロバイダーモジュールを追加します。
Add ボタンをクリックしてプロアクティブモジュールを追加します。Code セクションに、プロバイダーモジュールのクラス名を入力します。モジュールを追加したら、画面の Details セクションで Edit をクリックすることにより、Code を変更できます。Attributes タブが選択されていることを確認します。モジュールの挙動を確認します。
監査モジュールの目的は、セキュリティーサブシステムのイベントを監視する方法を提供することです。ログファイルの記述、メールによる通知、またはその他の監査メカニズムによって監視を行うことが可能です。たとえば、JBoss EAP 6 にはデフォルトでLogAuditProvider
モジュールが含まれています。この監査モジュールを前述の手順に従って有効にすると、EAP_HOME
ディレクトリ内のlog
サブフォルダーにあるaudit.log
ファイルにセキュリティー通知を書き込みます。前述の手順がLogAuditProvider
のコンテキスト内で動作するかを確認するには、通知が発生するようなアクションを実行した後、監査ログファイルをチェックします。含まれるセキュリティー監査プロバイダーモジュールの完全一覧は 「含まれるセキュリティー監査プロバイダーモジュール」 を参照してください。モジュールオプションを追加、編集、または削除します (任意)。
モジュールにオプションを追加する必要がある場合は、Modules リストのエントリーをクリックし、ページの Details セクションの Module Options タブを選択します。Add ボタンをクリックし、オプションのキーと値を提供します。すでに存在するオプションを編集するには、Remove ラベルをクリックして削除するか、Add ボタンをクリックして正しいオプションで再び追加します。
結果
セキュリティー監査モジュールは、セキュリティードメインに追加され、セキュリティードメインを使用するアプリケーションですぐに利用できます。