3.5.6. バッチモードでの管理 CLI の使用

概要

バッチ処理により、複数の操作をシーケンスでグループ化し、ユニットとして一緒に実行できます。シーケンス内のいずれかの操作要求が失敗したら、操作のグループ全体がロールバックされます。

手順3.12 バッチモードのコマンドおよび操作

  1. バッチモードの開始

    batch コマンドを使用してバッチモードを開始します。
    [standalone@localhost:9999 /] batch
    [standalone@localhost:9999 / #]
    バッチモードは、プロンプトでハッシュ記号 (#) で示されます。
  2. バッチへの操作要求の追加

    バッチモードが開始されたら、操作要求を通常どおり入力します。操作要求は、入力された順序でバッチに追加されます。
    操作要求のフォーマット化の詳細については、「管理 CLI での操作およびコマンドの使用」 を参照してください。
  3. バッチの実行

    操作要求のシーケンス全体が入力されたら、run-batch コマンドを使用してバッチを実行します。
    [standalone@localhost:9999 / #] run-batch
    The batch executed successfully.
    バッチの作業に使用できるコマンドの完全リストは 「CLI のバッチモードコマンド」 を参照してください。
  4. 外部ファイルに保存されたバッチコマンド

    頻繁に実行するバッチコマンドは、外部のテキストファイルに保存できます。これらのバッチコマンドをロードするには、ファイルへのフルパスを引数として batch コマンドに渡すか、run-batch コマンドの引数として直接実行します。
    テキストエディターを使用してバッチコマンドファイルを作成できます。1 行に 1 つのコマンドのみががあるようにし、CLI がコマンドにアクセスできなければなりません。
    次のコマンドは、バッチモードで myscript.txt ファイルをロードします。このファイルのすべてのコマンドは編集または削除できます。新しいコマンドを挿入できます。このバッチセッションで変更された内容は myscript.txt ファイルへ保持されません。
    [standalone@localhost:9999 /] batch --file=myscript.txt
    次のコマンドは、myscript.txt ファイルに保存されたバッチコマンドを即時実行します。
    [standalone@localhost:9999 /] run-batch --file=myscript.txt
結果

操作要求の入力されたシーケンスはバッチとして完了します。