18.5. JDBC オブジェクトストアのサポート

18.5.1. トランザクションの JDBC ストア

JDBC データベースをストアとして使用するよう、JBoss Transactions を設定できるようになりました。ファイルベースの ObjectStore にはフェイルオーバーとリカバリーにレプリケートされたストレージが必要ですが、JDBC データベースをストアとして使用すると、アプリケーションサーバーマシンにレプリケートされたストレージを使用する必要がなくなります。
CLI ツールを使用して次の 2 つの属性を設定すると、トランザクションサブシステムで JDBC ストアの使用を有効にできます。
  1. use-jdbc-storetrue に設定します。
    /subsystem=transactions:write-attribute(name=use-jdbc-store, value=true)
  2. jdbc-store-datasource を、使用するデータの JNDI 名に設定します。
    /subsystem=transactions:write-attribute(name=jdbc-store-datasource, value=java:jboss/datasources/TransDS)
すべての属性は次のとおりです。

表18.5 トランザクション JDBC ストアのプロパティー

プロパティー 説明

use-jdbc-store

true に設定すると、トランザクションの JDBC ストアが有効になります。

jdbc-store-datasource

ストレージに使用される JDBC データソースの JNDI 名。

jdbc-action-store-drop-table

起動時にアクションストアテーブルがドロップおよび再作成されます。任意のプロパティーで、デフォルトは false です。

jdbc-action-store-table-prefix

アクションストアテーブル名の接頭辞。任意のプロパティーです。

jdbc-communication-store-drop-table

起動時にコミュニケーションストアテーブルがドロップおよび再作成されます。任意のプロパティーで、デフォルトは false です。

jdbc-communication-store-table-prefix

コミュニケーションストアテーブル名の接頭辞。任意のプロパティーです。

jdbc-state-store-drop-table

起動時にステートストアテーブルがドロップおよび再作成されます。任意のプロパティーで、デフォルトは false です。

jdbc-state-store-table-prefix

ステートストアテーブル名の接頭辞。任意のプロパティーです。