16.8.2. Microsoft IIS が ISAPI リダイレクターを使用するよう設定
要件
- 必ずサポートされるオペレーティングシステムを使用し、IIS サーバーをインストールしてください。サポートされる設定の一覧は https://access.redhat.com/site/articles/111663 を参照してください。
- Microsoft Windows 向けの JBoss ネイティブコンポーネントパッケージをカスタマーサポートポータル (https://access.redhat.com) からダウンロードします。ダウンロード 、JBoss Enterprise Middleware、Application Platform の順に移動します。
i386
またはx86_64
を選択します。ファイルを解凍します。このファイルにはjboss-eap-6.0/modules/native/sbin/
ディレクトリーの ISAPI リダイレクト DLL が含まれます。ネイティブコンポーネント zip ファイルを展開し、sbin\
ディレクトリーの内容をサーバー上にコピーします。残りのタスクではC:\connectors\
の使用を前提にします。
手順16.14 IIS マネージャー (IIS 7) を使用した IIS リダイレクターの設定
- Start → Run をクリックし、
inetmgr
と入力して、IIS マネージャーを開きます。 - 左側のツリービューペインで、IIS 7 を展開します。
- ISAPI and CGI Registrations をダブルクリックして新しいウィンドウで開きます。
- Actions ペインで、Add をクリックします。Add ISAPI or CGI Restriction ウィンドウが開きます。
- 以下の値を指定します。
- ISAPI or CGI Path:
c:\connectors\isapi_redirect.dll
- Description:
jboss
- Allow extension path to execute: チェックボックスを選択します。
- OK をクリックして Add ISAPI or CGI Restriction ウィンドウを閉じます。
JBoss ネイティブ仮想ディレクトリーを開く
- Default Web Site を右クリックし、Add Virtual Directory をクリックします。Add Virtual Directory ウィンドウが開きます。
- 以下の値を指定して仮想ディレクトリーを追加します。
- Alias:
jboss
- Physical Path:
C:\connectors\
- OK をクリックして値を保存し、Add Virtual Directory ウィンドウを閉じます。
JBoss ネイティブ ISAPI リダイレクトフィルター
- ツリービューペインで、Sites → Default Web Site を展開します。
- ISAPI Filters ダブルクリックします。ISAPI Filters Features ビューが表示されます。
- Actions ペインで、Add をクリックします。Add ISAPI Filter ウィンドウが表示されます。
- Add ISAPI Filter ウィンドウで以下の値を指定します。
- Filter name:
jboss
- Executable:
C:\connectors\isapi_redirect.dll
- OK をクリックして値を保存し、Add ISAPI Filters ウィンドウを閉じます。
ISAPI-dll ハンドラーを有効にする
- ツリービューペインで、IIS 7 アイテムをダブルクリックします。IIS 7 Home Features View が開きます。
- Handler Mappings をダブルクリックします。Handler Mappings Features View が表示されます。
- Group by コンボボックスで、State を選択します。Handler Mappings が Enabled and Disabled Groups に表示されます。
- ISAPI-dll を見つけます。Disabled グループにある場合は、右クリックし、Edit Feature Permissions を選択します。
- 以下のパーミッションを有効にします。
- 読み取り
- スクリプト
- 実行
- OK をクリックして値を保存し、Edit Feature Permissions ウィンドウを閉じます。
結果
Microsoft IIS が ISAPI リダイレクターを使用するよう設定されます。次に、「外部 HTTPD からの要求を受け入れるように JBoss EAP 6 を設定」 を行った後、「ISAPI リダイレクターがクライアント要求を JBoss EAP 6 に送信するよう設定」、または 「ISAPI がクライアント要求を複数の JBoss EAP 6 サーバーで分散するよう設定」 へ進んでください。