5.3. zip 形式のパッチをインストールする

概要

JBoss セキュリティーパッチは、zip (全製品) と RPM (製品のサブセット) の 2 つの形式で配布されます。JBoss バグ修正パッチは zip 形式でのみ配布されます。このタスクでは、zip 形式でパッチ (セキュリティーまたはバグ修正) をインストールするために必要な手順について説明します。

要件

  • Red Hat カスタマーポータルへの有効なアクセスおよびサブスクリプション。
  • zip 形式でインストールされた JBoss 製品の現在のサブスクリプション。

手順5.2 zip 形式で JBoss 製品へパッチを適用する

JBoss 製品のセキュリティー更新はエラータによって提供されます (zip および RPM 両方)。エラータは、解決された欠陥、それらの深刻度、影響する製品、欠陥の詳細、およびパッチへの参照が含まれるリストをカプセル化します。バグ修正の更新はエラータによって通知されません。
JBoss 製品の zip ディストリビューションでは、パッチ zip がダウンロードできるカスタマーポータルの URL へのリンクがエラータに含まれています。このダウンロードには、既存 JBoss 製品のパッチ適用済みのバージョンが含まれ、以前のインストールから変更があったファイルのみが含まれています。

警告

パッチをインストールする前に、JBoss 製品とカスタマイズされた設定ファイルをすべてバックアップする必要があります。
  1. JBoss watch メーリングリストにサブスクライブするか、JBoss watch メーリングリストのアーカイブを閲覧して、セキュリティーパッチに関する情報を入手します。

    注記

    JBoss watch メーリングリストではセキュリティーパッチのお知らせのみが通知されます。
  2. エラータを読んでセキュリティーパッチに関する情報を取得し、使用環境の JBoss 製品に適用されることを確認します。
  3. セキュリティーパッチが使用環境の JBoss 製品に適用される場合は、リンク先の Red Hat カスタマーポータルからパッチをダウンロードします。
  4. カスタマーポータルのダウンロード可能な zip ファイルには、セキュリティーの問題やバグの修正に必要なファイルがすべて含まれています。ご使用の JBoss 製品がある場所にこのパッチ zip ファイルをダウンロードします。
  5. JBoss 製品がインストールされている場所でパッチファイルを展開します。パッチ適用済みのバージョンは既存ファイルを上書きします。
結果

zip 形式を使用して JBoss 製品に最新の更新が適用されます。