11.4.12. 動的インスタンス化について

select 節でのみ有効な特別な式タイプがありますが、Hibernate では「動的インスタンス化」と呼びます。JPQL はこの機能の一部をサポートし、「コンストラクター式」と呼びます。

例11.11 動的インスタンス化の例 - コンストラクター

select new Family( mother, mate, offspr )
from DomesticCat as mother
    join mother.mate as mate
    left join mother.kittens as offspr
Object[] に対処せずに、クエリの結果として返されるタイプセーフの Java オブジェクトで値をラッピングします。クラス参照は完全修飾する必要があり、一致するコンストラクターがなければなりません。
ここでは、クラスをマッピングする必要はありません。エンティティーを表す場合、結果となるインスタンスは NEW ステートで返されます (管理されません)。
この部分は JPQL もサポートします。HQL は他の「動的インスタンス化」もサポートします。始めに、スカラーの結果に対して Object[] ではなくリストを返すよう、クエリで指定できます。

例11.12 動的インスタンス化の例 - リスト

select new list(mother, offspr, mate.name)
from DomesticCat as mother
    inner join mother.mate as mate
    left outer join mother.kittens as offspr
このクエリの結果は、 List<Object[]> ではなく List<List> になります。
また、HQL はマップにおけるスカラーの結果のラッピングもサポートします。

例11.13 動的インスタンス化の例 - マップ

select new map( mother as mother, offspr as offspr, mate as mate )
from DomesticCat as mother
    inner join mother.mate as mate
    left outer join mother.kittens as offspr

select new map( max(c.bodyWeight) as max, min(c.bodyWeight) as min, count(*) as n )
from Cat cxt"/>
このクエリの結果は List<Object[]> ではなく List<Map<String,Object>> になります。マップのキーは select 式へ提供されたエイリアスによって定義されます。