4.4. Web アプリケーションがバルブを使用するよう設定する

グローバルバルブとしてインストールされないバルブは、アプリケーションに含め、jboss-web.xml デプロイメント記述子で設定する必要があります。

重要

グローバルバルブとしてインストールされたバルブは、デプロイされたすべてのアプリケーションに自動的に適用されます。

要件

  • バルブを作成し、アプリケーションのクラスパスに含める必要があります。これは、バルブをアプリケーションの WAR ファイルにまたは依存関係として追加されたモジュールに含めることにより、実現できます。このようなモジュールの例には、サーバーにインストールされた静的モジュールや EAR アーカイブの lib/ ディレクトリーにある JAR ファイル (WAR が EAR でデプロイされる場合) があります。
  • アプリケーションは jboss-web.xml デプロイメント記述子を含む必要があります。

手順4.1 ローカルバルブのためにアプリケーションを設定する

  1. バルブ要素を追加する

    name と class-name の属性を使用してバルブ要素をアプリケーションの jboss-web.xml ファイルに追加します。name は、バルブの一意の ID であり、class-name はバルブクラスの名前です。
    <valve name="VALVENAME" class-name="VALVECLASSNAME">
       
    </valve>
    
  2. 特定のパラメーター

    バルブでパラメーターを設定できる場合は、各パラメーターのバルブ要素に param 子要素を追加してそれぞれに対して名前と値を指定します。
    <param name="PARAMNAME" value = "VALUE" />
    
アプリケーションがデプロイされた場合、バルブは、指定された設定でアプリケーションに対して有効になります。

例4.1 jboss-web.xml バルブ設定

<valve name="clientlimiter" class-name="org.jboss.samplevalves.restrictedUserAgentsValve">
    <param name="restricteduseragents"  value = "^.*MS Web Services Client Protocol.*$" />
</valve>