20.2. Java Connector Architecture (JCA) サブシステムの設定

JBoss Enterprise Application Platform 6 設定ファイルの JCA サブシステムは、JCA コンテナおよびリソースアダプターデプロイメントの一般的な設定を制御します。
JCA サブシステムの主な要素

アーカイブの検証
  • この設定はデプロイメントユニット上でアーカイブの検証が実行されるかどうかを決定します。
  • アーカイブの検証に設定できる属性は下表のとおりです。

    表20.1 アーカイブ検証の属性

    属性 デフォルト値 説明
    enabled true
    アーカイブの検証が有効であるかどうかを指定します。
    fail-on-error true
    アーカイブ検証のエラーレポートによってデプロイメントが失敗するかどうかを指定します
    fail-on-warn false
    アーカイブ検証の警告レポートによってデプロイメントが失敗するかどうかを指定します。
  • アーカイブ検証が有効な状態で、アーカイブが Java EE Connector Architecture 仕様を正しく実装しない場合、デプロイメント中に問題を説明するエラーメッセージが表示されます。例は次のとおりです。
    Severity: ERROR
    Section: 19.4.2 
    Description: A ResourceAdapter must implement a "public int hashCode()" method. 
    Code: com.mycompany.myproject.ResourceAdapterImpl
    
    Severity: ERROR
    Section: 19.4.2
    Description: A ResourceAdapter must implement a "public boolean equals(Object)" method.
    Code: com.mycompany.myproject.ResourceAdapterImpl
    
  • アーカイブ検証が指定されていない場合は、アーカイブ検証が指定されているとみなされ、enabled 属性のデフォルトが true に設定されます。
Bean の検証
  • この設定はデプロイメントユニット上で Bean の検証 (JSR-303) が実行されるかどうかを決定します。
  • Bean の検証に設定できる属性は下表のとおりです。

    表20.2 Bean 検証の属性

    属性 デフォルト値 説明
    enabled true
    Bean の検証が有効であるかどうかを指定します。
  • Bean 検証が指定されていない場合は、Bean 検証が指定されているとみなされ、enabled 属性のデフォルトが true に設定されます。
ワークマネージャー
  • ワークマネージャーには次の 2 種類があります。
    デフォルトワークマネージャー
    デフォルトのワークマネージャーおよびそのスレッドプール。
    カスタムワークマネージャー
    カスタムワークマネージャーの定義およびそのスレッドプール。
  • ワークマネージャーに設定できる属性は下表のとおりです。

    表20.3 ワークマネージャーの属性

    属性 説明
    name
    ワークマネージャーの名前を指定します。カスタムワークマネージャーは必須になります。
    short-running-threads
    標準の Work インスタンスのスレッドプール。ワークマネージャーごとに短時間実行されるスレッドプールが 1 つあります。
    long-running-threads
    LONG_RUNNING ヒントを設定する JCA 1.6 Work インスタンスのスレッドプール。各ワークマネージャーはオプションの長期スレッドプールを 1 つ持てます。
  • ワークマネージャーのスレッドプールに設定できる属性は下表のとおりです。

    表20.4 スレッドプールの属性

    属性 説明
    allow-core-timeout
    コアスレッドがタイムアウトするかどうかを決定するブール値の設定。デフォルト値は false です。
    core-threads
    コアスレッドプールのサイズ。スレッドプールの最大サイズより小さくなければなりません。
    queue-length
    キューの最大長。
    max-thread
    スレッドプールの最大サイズ。
    keepalive-time
    ワーク実行後にスレッドプールが保持される期間を指定します。
    thread-factory
    スレッドファクトリへの参照。
ブートストラップコンテキスト
  • カスタムのブートストラップコンテキストを定義するために使用されます。
  • ブートストラップコンテキストに設定できる属性は下表のとおりです。

    表20.5 ブートストラップコンテキストの属性

    属性 説明
    name
    ブートストラップコンテキストの名前を指定します。
    workmanager
    このコンテキストに使用するワークマネージャーの名前を指定します。
キャッシュ済み接続マネージャー
  • 接続のデバッグ、およびトランザクションにおける接続の lazy enlistment のサポートに使用されます。また、接続がアプリケーションによって適切に使用およびリリースされるかどうかを追跡します。
  • キャッシュ済みの接続マネージャーに設定できる属性は下表のとおりです。

    表20.6 キャッシュ済み接続マネージャーの属性

    属性 デフォルト値 説明
    debug false
    接続を明示的に閉じるた障害時に警告を出力します。
    error false
    接続を明示的に閉じるため、障害時に例外をスローします。

手順20.1 管理コンソールを使用した JCA サブシステムの設定

  1. JBoss Enterprise Application Platform 6 の JCA can be configured in the Management Console. JCA 設定オプションは、サーバーがどのように実行されているかに応じて、管理コンソールの若干異なる場所に存在します。JCA 設定オプションは、どのようにサーバーが実行されているかに応じて、管理コンソールの若干異なる場所に存在します。
    • サーバーがスタンドアロンサーバーとして実行されている場合は、次の手順を実行します。
      1. 右上の Profile リンクをクリックして Profile ビューに切り替えます。
      2. 左側のナビゲートパネルの Profile セクションが展開されていることを確認します。
      3. Connector をクリックして添加し位、JCA をクリックします。
    • サーバーが管理対象ドメインの一部として実行されている場合は、次の手順を実行します。
      1. 右上の Profile リンクをクリックして Profile ビューをに切り替えます。
      2. 左側のナビゲートパネル最上部の Profile メニューから変更するプロファイルを選択します。
      3. Connector をクリックして添加し位、JCA をクリックします。
  2. 3 つのタブを使用して JCA サブシステムを設定します。
    1. 共通設定

      Common Config タブには、キャッシュ済み接続マネージャー、アーカイブ検証、および Bean 検証 (JSR-303) の設定が含まれます。また、これらの各設定は独自のタブに含まれます。これらの設定を変更するには、適切なタブを開き、編集ボタンをクリックして必要な変更を行い、保存ボタンをクリックします。
      JCA 共通設定

      図20.1 JCA 共通設定

    2. ワークマネージャー

      Work Manager タブには、設定されたワークマネージャーのリストが含まれます。新しいワークマネージャーを追加および削除でき、スレッドプールをここで設定できます。各ワークマネージャーは短時間実行されるスレッドプールを 1 つ持つことができ、任意で長時間実行されるスレッドプールを 1 つ持つことができます。
      ワークマネージャー

      図20.2 ワークマネージャー

      スレッドプールの属性は以下で設定できます。
      ワークマネージャースレッドプール

      図20.3 ワークマネージャースレッドプール

    3. ブートストラップコンテキスト

      Bootstrap Contexts タブには、設定されたブートストラップコンテキストのリストが含まれます。新しいブートストラップコンテキストオブジェクトを追加、削除、および設定できます。各ブートストラップコンテキストをワークマネージャーに割り当てる必要があります。
      ブートストラップコンテキスト

      図20.4 ブートストラップコンテキスト