20.4. デプロイされたリソースアダプターの設定

JBoss 管理者は、管理 CLI ツールまたは Web ベースの管理コンソールを使用して JBoss Enterprise Application Platform 6 のリソースアダプターを設定できます。また、設定ファイルを手作業で編集して設定することも可能です。
サポートされるプロパティーと他の詳細については、リソースアダプターのベンダードキュメントを参照してください。

注記

次の手順では、[standalone@localhost:9999 /] プロンプトの後にコマンドラインを入力する必要があります。波括弧の間にテキストを入力しないでください。コマンドを入力すると、{"outcome" => "success"} (出力例) のような出力が生成されます。

手順20.5 管理 CLI を使用したリソースアダプターの設定

  1. オペレーティングシステムのコマンドプロンプトを開きます。
  2. 管理 CLI へ接続します。
    • Linux の場合は、コマンドラインで以下を入力します。
      $ EAP_HOME/bin/jboss-cli.sh --connect
      
      次のような出力が表示されるはずです。
      $ Connected to standalone controller at localhost:9999
      
    • Windows の場合は、コマンドラインで以下を入力します。
      C:\>EAP_HOME\bin\jboss-cli.bat --connect
      
      次のような出力が表示されるはずです。
      C:\> Connected to standalone controller at localhost:9999
      
  3. リソースアダプター設定を追加します。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=resource-adapters/resource-adapter=eis.rar:add(archive=eis.rar, transaction-support=XATransaction) 
    {"outcome" => "success"}
    
  4. server リソースアダプターレベル <config-property> を設定します。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=resource-adapters/resource-adapter=eis.rar/config-properties=server/:add(value=localhost)          
    {"outcome" => "success"}
    
  5. port リソースアダプターレベル <config-property> を設定します。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=resource-adapters/resource-adapter=eis.rar/config-properties=port/:add(value=9000)
    {"outcome" => "success"}
    
  6. 管理対象接続ファクトリの接続定義を追加します。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=resource-adapters/resource-adapter=eis.rar/connection-definitions=cfName:add(class-name=com.acme.eis.ra.EISManagedConnectionFactory, jndi-name=java:/eis/AcmeConnectionFactory)
    {"outcome" => "success"}
    
  7. name 管理対象接続ファクトリレベル <config-property> を設定します。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=resource-adapters/resource-adapter=eis.rar/connection-definitions=cfName/config-properties=name/:add(value=Acme Inc)
    {"outcome" => "success"}
    
  8. 管理オブジェクトを追加します。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=resource-adapters/resource-adapter=eis.rar/admin-objects=aoName:add(class-name=com.acme.eis.ra.EISAdminObjectImpl, jndi-name=java:/eis/AcmeAdminObject)
    {"outcome" => "success"}
    
  9. threshold 管理オブジェクトプロパティーを設定します。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=resource-adapters/resource-adapter=eis.rar/admin-objects=aoName/config-properties=threshold/:add(value=10)
    {"outcome" => "success"}
    
  10. リソースアダプターをアクティベートします。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=resource-adapters/resource-adapter=eis.rar:activate
    {"outcome" => "success"}
    
  11. 新しく設定されアクティベートされたリソースアダプターを表示します。
    [standalone@localhost:9999 /] /subsystem=resource-adapters/resource-adapter=eis.rar:read-resource(recursive=true)
    {
        "outcome" => "success",
        "result" => {
            "archive" => "eis.rar",
            "beanvalidationgroups" => undefined,
            "bootstrap-context" => undefined,
            "transaction-support" => "XATransaction",
            "admin-objects" => {"aoName" => {
                "class-name" => "com.acme.eis.ra.EISAdminObjectImpl",
                "enabled" => true,
                "jndi-name" => "java:/eis/AcmeAdminObject",
                "use-java-context" => true,
                "config-properties" => {"threshold" => {"value" => 10}}
            }},
            "config-properties" => {
                "server" => {"value" => "localhost"},
                "port" => {"value" => 9000}
            },
            "connection-definitions" => {"cfName" => {
                "allocation-retry" => undefined,
                "allocation-retry-wait-millis" => undefined,
                "background-validation" => false,
                "background-validation-millis" => undefined,
                "blocking-timeout-wait-millis" => undefined,
                "class-name" => "com.acme.eis.ra.EISManagedConnectionFactory",
                "enabled" => true,
                "flush-strategy" => "FailingConnectionOnly",
                "idle-timeout-minutes" => undefined,
                "interleaving" => false,
                "jndi-name" => "java:/eis/AcmeConnectionFactory",
                "max-pool-size" => 20,
                "min-pool-size" => 0,
                "no-recovery" => undefined,
                "no-tx-separate-pool" => false,
                "pad-xid" => false,
                "pool-prefill" => false,
                "pool-use-strict-min" => false,
                "recovery-password" => undefined,
                "recovery-plugin-class-name" => undefined,
                "recovery-plugin-properties" => undefined,
                "recovery-security-domain" => undefined,
                "recovery-username" => undefined,
                "same-rm-override" => undefined,
                "security-application" => undefined,
                "security-domain" => undefined,
                "security-domain-and-application" => undefined,
                "use-ccm" => true,
                "use-fast-fail" => false,
                "use-java-context" => true,
                "use-try-lock" => undefined,
                "wrap-xa-resource" => true,
                "xa-resource-timeout" => undefined,
                "config-properties" => {"name" => {"value" => "Acme Inc"}}
            }}
        }
    }
    

手順20.6 Web ベースの管理コンソールを使用したリソースアダプターの設定

  1. JBoss Enterprise Application Platform 6 サーバーを起動します。
  2. 管理ユーザーを追加していない場合は、ここで追加します。詳細は、JBoss Enterprise Application Platform 6 インストールガイドの「JBoss Enterprise Application Platform 6 を初めて使用」の章を参照してください。
  3. Web ブラウザーを開き、管理コンソールへ移動します。デフォルトの場所は http://localhost:9990/console/ です。管理コンソールについての詳細は 「管理コンソールへログイン」 を参照してください。
  4. 右上にある Profile リンクをクリックして Profile ビューに切り替えた後、左のナビゲーションパネルにある Resource Adapters を選択して右上にある Add をクリックします。
    JCA リソースアダプター

    図20.10 JCA リソースアダプター

  5. アーカイブ名を入力し、TX: ドロップダウンボックスよりトランザクションタイプ XATransaction を選択した後、Save をクリックします。
    リソースアダプターの作成

    図20.11 リソースアダプターの作成

  6. Properties タブを選択した後、Add をクリックしてリソースアダプタープロパティーを追加します。
    リソースアダプタープロパティーの追加

    図20.12 リソースアダプタープロパティーの追加

  7. Nameserver を入力し、Value にホスト名 (例: localhost) を入力します。Save をクリックしてプロパティーを保存します。
    リソースアダプターサーバープロパティーの追加

    図20.13 リソースアダプターサーバープロパティーの追加

  8. Nameport を入力し、Value にポート番号 (例: 9000) を入力します。Save をクリックしてプロパティーを保存します。
    リソースアダプターポートプロパティーの追加

    図20.14 リソースアダプターポートプロパティーの追加

  9. この時点で server および port プロパティーが Properties パネルに表示されます。一覧表示されたリソースアダプターの Option カラム下にある View リンクをクリックし、Connection Definitions を表示します。
    リソースアダプターサーバープロパティーの完了

    図20.15 リソースアダプターサーバープロパティーの完了

  10. ページの右上にある Add をクリックし、接続定義を追加します。
    接続定義の追加

    図20.16 接続定義の追加

  11. JNDI NameConnection Class の完全修飾クラス名を入力し、Next をクリックします。
    接続定義プロパティーの作成 - 手順 1

    図20.17 接続定義プロパティーの作成 - 手順 1

  12. Add をクリックし、この接続定義の Key および Value データを入力します。
    接続定義プロパティーの作成 - 手順 2

    図20.18 接続定義プロパティーの作成 - 手順 2

  13. Key カラム下の name フィールドをクリックし、そのフィールドのデータ入力を有効にします。プロパティー名を入力し、入力が終了したら Enter を押します。Value カラム下の value フィールドをクリックし、そのフィールドのデータ入力を有効にします。プロパティーの値を入力し、入力が終了したら Enter を押します。Save をクリックしてプロパティーを保存します。
    接続定義プロパティーの作成 - 手順 2

    図20.19 接続定義プロパティーの作成 - 手順 2

  14. これで接続定義は完了しましたが、無効の状態になっています。Enable をクリックして接続定義を有効にします。
    接続定義の作成 - 無効

    図20.20 接続定義の作成 - 無効

  15. JNDI 名に対し「Really modify Connection Definition?」(本当に接続定義を編集しますか) という内容のダイアログが表示されます。Confirm をクリックします。この時点で 接続定義の状態が Enabled と表示されるはずです。
    有効になった接続定義

    図20.21 有効になった接続定義

  16. ページ上部の中央部にある Admin Objects をクリックし、管理オブジェクトを作成および設定します。その後、Add をクリックします。
    使用可能な管理オブジェクト

    図20.22 使用可能な管理オブジェクト

  17. 管理オブジェクトの JNDI Name と完全修飾 Class Name を入力します。入力後、Save をクリックします。
    管理オブジェクトの作成

    図20.23 管理オブジェクトの作成

  18. Properties タブを選択した後、Add をクリックして管理オブジェクトプロパティーを追加します。
    管理オブジェクトプロパティーの追加

    図20.24 管理オブジェクトプロパティーの追加

  19. Name フィールドに管理オブジェクト設定プロパティー (例: threshold) を入力します。Value フィールドに設定プロパティー値 (例: 10) を入力します。すべて入力後、Save をクリックしてプロパティーを保存します。
    管理オブジェクト設定プロパティーの作成

    図20.25 管理オブジェクト設定プロパティーの作成

  20. これで管理オブジェクトは完了しましたが、無効の状態になっています。Enable をクリックして管理オブジェクトを有効にします。
    管理オブジェクト - 無効

    図20.26 管理オブジェクト - 無効

  21. JNDI 名に対し「Really modify Admin Object?」(本当に管理オブジェクトを編集しますか) という内容のダイアログが表示されます。Confirm をクリックします。この時点で管理オブジェクトの状態が Enabled と表示されるはずです。
    有効になった接続定義

    図20.27 有効になった接続定義

  22. この処理を完了するにはサーバー設定をリロードする必要があります。右上にある Runtime リンクをクリックして Runtime ビューに切り替えた後、左のナビゲーションパネルにある Configuration を選択して右側の Reload をクリックします。
    サーバー設定のリロード

    図20.28 サーバー設定のリロード

  23. 指定のサーバーに対し「Do you want to reload the server configuration?」(サーバー設定をリロードしますか) という内容のダイアログが表示されます。Confirm をクリックします。これでサーバー設定が最新の状態になります。
    有効になった接続定義

    図20.29 有効になった接続定義

手順20.7 手作業によるリソースサーバーの設定

  1. JBoss Enterprise Application Platform サーバーを停止します。

    重要

    変更がサーバーの再起動後にも維持されるようにするには、サーバー設定ファイルの編集前にサーバーを停止する必要があります。
  2. 編集するため、サーバー設定ファイルを開きます。
    • スタンドアロンサーバーの場合は EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml ファイルになります。
    • 管理対象ドメインの場合は EAP_HOME/domain/configuration/domain.xml ファイルになります。
  3. 設定ファイルで urn:jboss:domain:resource-adapters サブシステムを探します。
  4. このサブシステムに対して定義されたリソースアダプターがない場合、最初に以下を置き換えます。
    
    <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:resource-adapters:1.0"/>
    
    
    
    
    以下のように置き換えます。
                      
    
    <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:resource-adapters:1.0">
        <resource-adapters>
            <!-- <resource-adapter> configuration listed below -->
        </resource-adapters>
    </subsystem>
    
    
    
    
  5. <!-- <resource-adapter> configuration listed below --> をリソースアダプターの XML 定義に置き換えます。前述の管理 CLI および Web ベース管理コンソールを使用して作成されたリソースアダプター設定の XML は次のとおりです。
    
    <resource-adapter>
        <archive>
            eis.rar
        </archive>
        <transaction-support>XATransaction</transaction-support>
        <config-property name="server">
            localhost
        </config-property>
        <config-property name="port">
            9000
        </config-property>
        <connection-definitions>
            <connection-definition class-name="com.acme.eis.ra.EISManagedConnectionFactory" 
                    jndi-name="java:/eis/AcmeConnectionFactory"
                    pool-name="java:/eis/AcmeConnectionFactory">
                <config-property name="name">
                    Acme Inc
                </config-property>
            </connection-definition>
        </connection-definitions>
        <admin-objects>
            <admin-object class-name="com.acme.eis.ra.EISAdminObjectImpl" 
                    jndi-name="java:/eis/AcmeAdminObject" 
                    pool-name="java:/eis/AcmeAdminObject">
                <config-property name="threshold">
                    10
                </config-property>
            </admin-object>
        </admin-objects>
    </resource-adapter>
    
    
    
    
  6. サーバーを起動する

    JBoss Enterprise Application Platform サーバーを再起動し、新しい設定で実行します。