第10章 JBoss Enterprise Application Platform のセキュア化

10.1. セキュリティーサブシステムについて

セキュリティーサブシステムは、JBoss Enterprise Application Platform ですべてのセキュリティー機能のインフラストラクチャーを提供します。設定要素はほとんど変更する必要がありません。変更が必要となる可能性がある唯一の設定要素は、ディープコピーサブジェクトモード を使用するかどうかです。また、システム全体のセキュリティープロパティーを設定できます。ほとんどの設定はセキュリティードメインに関連します。
ディープコピーモード

ディープコピーサブジェクトモードが無効化されている場合 (デフォルト)、セキュリティーデータ構造をコピーすると、データ構造全体をコピーするのではなく、オリジナルが参照されます。この動作はより効率的ですが、フラッシュまたはログアウトの操作によって同一 ID の複数のスレッドが件名を消去すると、データの破損が発生する傾向にあります。

ディープコピーサブジェクトモードでは、クローン可能と指定されていると、データ構造およびデータ構造に関連するデータの完全コピーが作成されます。このモードはよりスレッドセーフですが、効率は悪くなります。
システム全体のセキュリティープロパティー

java.security.Security クラスに適用されるシステム全体のセキュリティープロパティーを設定できます。

セキュリティードメイン

セキュリティードメインとは、認証、承認、監査、およびマッピングを制御するために単一または複数のアプリケーションが使用する Java Authentication and Authorization Service (JAAS) 宣言型セキュリティー設定のセットです。デフォルトでは、jboss-ejb-policyjboss-web-policy、および other の 3 つのセキュリティードメインが含まれています。アプリケーションの必要性に対応するため、セキュリティードメインは必要に応じていくつでも作成できます。