インストールガイド

JBoss Enterprise Application Platform 6.1

JBoss Enterprise Application Platform 6 向け

エディッション 1

Nidhi Chaudhary

Lucas Costi

Russell Dickenson

Sande Gilda

Vikram Goyal

Eamon Logue

Darrin Mison

Scott Mumford

David Ryan

Misty Stanley-Jones

Keerat Verma

Tom Wells

概要

本書は、JBoss Enterprise Application Platform 6 およびそのパッチリリースに関するガイドです。

前書き

第1章 はじめに

1.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 について

JBoss Enterprise Application Platform 6 は高速でセキュアな高性能ミドルウェアプラットフォームで、オープンな標準に基づいて構築され、Java Enterprise Edition 6 の仕様に準拠しています。高可用性クラスタリング、強力なメッセージング、分散キャッシングなどの技術を JBoss Application Server 7 と統合し、安定したスケーラブルな高速プラットフォームを作り上げます。
新しいモジュラー構造により、必要な時だけサービスを有効にできるため、起動速度が大幅に向上します。管理コンソールと管理コマンドラインインターフェースを使用すると、XML 設定ファイルを手作業で編集する必要がなくなるため、スクリプトを作成して作業を自動化することが可能です。さらに、API と開発フレームワークも含まれており、これらを使用して堅牢で拡張性のある、セキュアな Java EE アプリケーションを迅速に開発することができます。

1.2. Red Hat カスタマーポータルについて

Red Hat カスタマーポータル は、Red Hat のナレッジリソースやサブスクリプションリソースを管理する集中プラットフォームです。以下を行う場合に Red Hat カスタマーポータル を使用します。
  • Red Hat エンタイトルメントやサポート契約の管理および維持。
  • 正式サポートされたソフトウェアのダウンロード。
  • 製品ドキュメントや Red Hat ナレッジベースの利用。
  • グローバルサポートサービスへ連絡。
  • Red Hat 製品のバグを登録。
カスタマーポータルは https://access.redhat.com からアクセスしてください。

第2章 要件

2.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール要件

JBoss Enterprise Application Platform 6 では、インストールプロセスごとに複数の要件があります。本項では、一般的な要件とインストール固有の要件について取り上げます。

一般的な要件

ZIP またはインストーラーの要件

  • インストールディレクトリーの管理権限が必要です。
  • 選択した JDK が展開 (またはインストール) されていることを確認してください。展開やインストール方法については、JDK のドキュメントを参照してください。
  • Microsoft Windows サーバーでショートカットを使用する場合、JAVA_HOME と PATH が環境プロパティーに設定されている必要があります。

RPM の要件

  • Red Hat Network でサーバーを登録してください。
  • ご使用の Red Hat Enterprise Linux のバージョンに適した Red Hat Enterprise Linux Server ベースのソフトウェアチャンネルをサブスクライブしてください。
  • JBoss Enterprise Platform グループの JBoss Application Platform for Server サブチャンネルをサブスクライブしてください。
  • Java 6 JDK が必要です。これは、ご使用の Red Hat Enterprise Linux インストールの supplementary ソフトウェアチャンネルにサブスクライブすると取得できます。たとえば、i386 アーキテクチャーにインストールされている Red Hat Enterprise Linux バージョン 6 のチャンネルは rhel-i386-server-supplementary-6 になります。

    重要

    Java 7 JDK を使用する場合でも、Java 6 JDK をインストールする必要があります。

第3章 インストール

3.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール方法

Enterprise Application Platform 6 をインストールする方法は複数あります。最適な方法は状況によって異なります。ここでは、インストールの各タイプを簡単に説明し、関連するインストールプロセスを説明する項へのリンクを張ります。

表3.1 インストール方法

メソッド
説明
手順
Zip インストール
Zip アーカイブを使用したインストールは、サポートされるすべてのオペレーティングシステムに適しています。
JAR インストーラー
JAR インストーラーはコンソールで実行したり、グラフィカルウィザードとして実行することが可能です。いずれの場合も、サーバーインスタンスインストールおよび設定方法がステップごとに表示されます。クイックスタートや Maven リポジトリなどもインストーラーで追加設定できます。
RPM インストール
サポートされる RPM パッケージグラフィカルインストーラーや、コマンドラインインターフェースで JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールすることができます。この方法は Red Hat Enterprise Linux 6 のサポートされるインストールに適しています。

3.2. Zip インストール

3.2.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 のダウンロード (Zip インストール)

概要

JBoss Enterprise Application Platform 6 の Zip ファイルは https://access.redhat.com にあります。Zip ファイルによるインストールはプラットフォームに依存します。この方法は、JBoss Enterprise Application Platform 6 をサポートされるプラットフォームにインストールする場合に推奨されます。ここでは、アーカイブをダウンロードする手順を取り上げます。

手順3.1 Zip ファイルのダウンロード

  1. https://access.redhat.com へログインします。
  2. [ダウンロード][RED HAT JBOSS MIDDLEWARE][ダウンロード] とメニューの項目を選択します。
  3. [製品] ドロップダウンメニューより [Application Platform] を選択します。
  4. [バージョン] ドロップダウンメニューより正しい JBoss Enterprise Application Platform のバージョンを選択します。
  5. Application Platform 6.1.0 オプションの隣にある [ダウンロード] をクリックします。
結果

ターゲットマシンに JBoss Enterprise Application Platform 6 が正常にダウンロードされ、インストールする準備が整います。

3.2.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール (Zip インストール)

概要

ここでは、ダウンロードした ZIP ファイルを使用して JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールする手順を説明します。

手順3.2 Zip ファイルのインストール

  1. Zip アーカイブを希望の場所に移動します。

    Zip ファイルを、JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールするサーバーとディレクトリーに移動します。ディレクトリーには、サーバーを起動および停止するユーザーがアクセスできる必要があります。
  2. 適切なアプリケーションを使用して Zip アーカイブを希望の場所に展開します。

    Linux の環境で Zip アーカイブを展開するコマンドは unzip になります。
    Microsoft Windows の環境では、ファイルを右クリックし、[すべて展開] を選択します。
結果

JBoss Enterprise Application Platform 6 が正常にインストールされます。Zip アーカイブを展開して作成されたディレクトリーは、サーバーのトップレベルディレクトリーとなり、EAP_HOME/ と呼ばれます。

3.2.3. JBoss Enterprise Application Platform 6 のアンインストール (Zip インストール)

概要

本項では、JBoss Enterprise Application Platform 6 の Zip インストールをアンインストールするために必要な手順について説明します。

要件

変更された設定ファイルとデプロイメントが後のインスタンスで再使用される可能性がある場合、バックアップする必要があります。

手順3.3 JBoss Enterprise Application Server 6 のアンインストール (Zip インストール)

  1. Zip ファイルより JBoss Enterprise Application Platform 6 フォルダーを展開したディレクトリーに移動します。
  2. インストールディレクトリーを削除します。

    Zip インストール方法を使用する場合、JBoss Enterprise Application Platform 6 は単一のディレクトリーにインストールされます。JBoss Enterprise Application Platform 6 をアンインストールするには、このインストールディレクトリーを削除します。
  3. オプション: 作成した初期化スクリプトを削除します。

    コンピューターにインストールされている JBoss Enterprise Application Platform 6 に依存する初期化スクリプトまたは他のスクリプトを作成した場合は、これらを削除します。
結果

JBoss Enterprise Application Platform 6 がサーバーからアンインストールされます。

3.3. グラフィカルインストーラー

3.3.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 のダウンロード (インストーラー)

概要

JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストーラーアーカイブは https://access.redhat.com にあります。.jar アーカイブを使用して、グラフィカルまたはテキストベースのインストーラーを実行できます。ここでは、アーカイブをダウンロードする手順について取り上げます。

手順3.4 インストーラーのダウンロード

  1. https://access.redhat.com にログインします。
  2. [ダウンロード][RED HAT JBOSS MIDDLEWARE][ダウンロード] とメニューの項目を選択します。
    JBoss Enterprise Application Platform 6 のダウンロード

    図3.1

  3. 次の画面に表示される [製品] ドロップダウンメニューより [Application Platform] を選択します。
  4. Application Platform 6.1.0 Installer を選択します。
  5. [ダウンロード] をクリックします。
結果

ターゲットマシンに JBoss Enterprise Application Platform 6 がダウンロードされ、インストールする準備が整いました。

3.3.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール (グラフィカルインストーラー)

概要

グラフィカルインストーラーを使用すると、GUI によるステップごとの手順に従って JBoss Enterprise Application Platform 6 をターゲットマシン上にインストールすることができます。ここでは、インストーラーを実行するために必要な手順について説明します。

手順3.5 JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール

  1. インストールするマシン上でターミナルウインドウを開き、GUI インストーラーがダウンロードされた場所へ移動します。
  2. 次のコマンドを実行して、 GUI インストーラーを起動します。
    java -jar jboss-eap-6.1.0-installer.jar
  3. コマンドを実行すると、インストールのグラフィカルインターフェースが起動し、最初のウインドウで言語を選択するよう促されます。
    JBoss EAP 6.1.0 インストール、GUI の最初の手順

    図3.2 JBoss EAP 6.1.0 インストール - 最初の手順

  4. 残りの手順に従って、JBoss Enterprise Application Platform 6 をターゲットマシンにインストールします。
  5. インストールプロセスの最後の手順で、自動インストールスクリプトを作成できます。このスクリプトを使用すると、ネットワーク内の別のマシンに JBoss をインストールしたり、将来的に使用することが可能になります。下図をご覧ください。 この XML スクリプトを作成したい場合は、Generate an automatic installation script ボタンを押します。
    JBoss EAP 6.1.0 インストールの完了

    図3.3 JBoss EAP インストールの最後の手順

  6. Done ボタンを押してインストールを終了します。
結果

インストールが完了し、JBoss Enterprise Application Platform 6 がターゲットマシンにインストールされます。

3.3.3. JBoss Enterprise Application Platform 6 のアンインストール (グラフィカルインストーラー)

概要

ここでは、グラフィカルインストーラーを使用してインストールされた JBoss Enterprise Application Platform 6 のインスタンスをアンインストールするために必要な手順について説明します。

要件

  • 変更された設定ファイルとデプロイメントが今後のインスタンスで再使用される可能性がある場合、バックアップする必要があります。

手順3.6 JBoss Enterprise Application Platform 6 のアンインストール (グラフィカルインストール)

  1. ターゲットマシンに JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールした時、JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールしたディレクトリーに Uninstaller というディレクトリーが作成されました。このディレクトリーには uninstaller.jar というファイルが含まれています。ターミナルウインドウでこのディレクトリーに移動します。
  2. 次のコマンドを実行して、 GUI アンインストーラーを起動します。
    java -jar uninstaller.jar
  3. このコマンドを実行すると、下図のようにグラフィカルアンインストーラーが起動されます。EAP_HOME ディレクトリーを削除したい場合はチェックボックスを選択します。
    グラフィカルインストーラーを用いた JBoss 6.1 のアンインストール

    図3.4 グラフィカルインストーラーを用いた JBoss 6.1 のアンインストール

  4. Uninstall ボタンを押して、アンインストールプロセスを開始します。
  5. アンインストールプロセスが終了したら、Quit ボタンを押してアンインストーラーを終了します。
  6. 正しくアンインストールされた後、アンインストーラーを起動した場所にある Uninstaller ディレクトリーを削除したい場合は手作業で削除します。
結果

JBoss Enterprise Application Platform 6 がサーバーからアンインストールされます。

3.4. テキストベースインストーラー

3.4.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 のダウンロード (インストーラー)

概要

JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストーラーアーカイブは https://access.redhat.com にあります。.jar アーカイブを使用して、グラフィカルまたはテキストベースのインストーラーを実行できます。ここでは、アーカイブをダウンロードする手順について取り上げます。

手順3.7 インストーラーのダウンロード

  1. https://access.redhat.com にログインします。
  2. [ダウンロード][RED HAT JBOSS MIDDLEWARE][ダウンロード] とメニューの項目を選択します。
    JBoss Enterprise Application Platform 6 のダウンロード

    図3.5

  3. 次の画面に表示される [製品] ドロップダウンメニューより [Application Platform] を選択します。
  4. Application Platform 6.1.0 Installer を選択します。
  5. [ダウンロード] をクリックします。
結果

ターゲットマシンに JBoss Enterprise Application Platform 6 がダウンロードされ、インストールする準備が整いました。

3.4.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール (テキストベースのインストーラー)

概要

JBoss Enterprise Application Platform 6 インストーラーの .JAR ファイルは、グラフィカルまたはテキストベースのインストールのいずれかに使用できます。ここでは、テキストベースの方法で JBoss Enterprise Application Platform 6.1.0 をインストールする手順について説明します。

手順3.8 テキストベースのインストール

  1. ターミナルを開きます。
  2. 次のコマンドを実行してインストーラーを起動します。
    java -jar jboss-eap-6.1.0-installer.jar -console
  3. インストールプロンプトに従います。
  4. XML ファイルを生成して、自動インストール機能に使用することができます。これにより、複数のインスタンスをまったく同じようにインストールすることが可能です。インストールスクリプトを作成したい場合は yes を選択します。
結果

JBoss Enterprise Application Platform 6 がターゲットマシンに正しくインストールされます。

3.4.3. JBoss Enterprise Application Platform 6 のアンインストール (テキストベースインストーラー)

概要

ここでは、テキストベースのアンインストーラーを使用した JBoss Enterprise Application Platform 6 のアンインストールプロセスについて説明します。

要件

  • 変更された設定ファイルとデプロイメントが今後のインスタンスで再使用される可能性がある場合、バックアップする必要があります。

手順3.9 テキストベースのアンインストールプロセス

  1. コンソールで、インストールプロセス中に作成された Uninstaller ディレクトリーへ移動します。このディレクトリーは EAP_HOME の 1 つ上のレベルにあります。
  2. 次のコマンドを実行して、テキストベースアンインストーラーを起動します。
    java -jar uninstaller.jar -console
  3. 手順に従って、JBoss Enterprise Application Platform 6 をアンインストールします。
結果

JBoss Enterprise Application Platform 6 がサーバーからアンインストールされます。

3.5. グラフィカル RPM インストール

3.5.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 (グラフィカル RPM インストール)

概要

グラフィカル RPM パッケージを使用した、JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール方法は Red Hat Enterprise Linux 6 に適しています。ここでは、インストールに必要な手順について説明します。

手順3.10 JBoss Enterprise Application Platform 6 (グラフィカル RPM インストール)

PackageKit を使用して、ターゲットマシンに JBoss Enterprise Application Platform 6 をグラフィカルにインストールします。
  1. PackageKit の起動

    PackageKit は RHEL6 の一部としてインストールされるオープンソースのパッケージ管理ソフトウェアです。ターゲットマシンで [システム][管理][ソフトウェアの追加/削除] と選択し、PackageKit を起動します。
  2. 検索ボックスに以下を入力します。
    jboss-eap6
    Find ボタンを押します。結果ボックスに JBoss EAP 6 パッケージが表示されます。
  3. JBoss EAP 6 パッケージを選択し、Apply ボタンを押します。下図を参照してください。
    JBoss EAP 6 PackageKit インストール

    図3.6 JBoss EAP 6 PackageKit インストール

  4. 残りの手順に従って、JBoss Enterprise Application Platform 6 をターゲットマシンにインストールします。
結果

インストールが完了し、JBoss Enterprise Application Platform 6 がターゲットマシンにインストールされます。

3.6. テキストベースの RPM インストール

3.6.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 (テキストベース RPM インストール)

概要

RPM パッケージを使用した、JBoss Enterprise Application Platform 6 のインストール方法は Red Hat Enterprise Linux 6 に適しています。ここでは、コマンドラインを使用してインスタンスをインストールするために必要な手順について説明します。

手順3.11 テキストベースのインストール手順

Red Hat Network を介して YUM インストールを使用して、RPM パッケージにアクセスし、インストールします。
  1. YUM と Red Hat Network を使用して、RPM パッケージをインストールします。

    YUM で groupinstall コマンドを使用して、デフォルトの JBoss Enterprise Application Platform 6 グループパッケージをインストールします。
    [user@host ~]$ yum groupinstall jboss-eap6
  2. 初期化オプションを設定します。

    RPM インストールには、サーバーを起動する初期化スクリプトが含まれます。初期化スクリプトの設定は、複数の追加ファイルに含まれます。これらのファイルと含まれるオプションの詳細については、「JBoss Enterprise Application Platform 6 の RPM インストール設定ファイル」を参照してください。
結果

インストールが完了します。RPM インストールのデフォルトの EAP_HOME パスは /usr/share/jbossas になります。インストールされたすべてのパッケージの完全なリストについては、「JBoss Enterprise Application Platform 6 のRPM パッケージ一リスト」 を参照してください。

3.7. パッチインストール

3.7.1. パッチングの仕組み

JBoss のセキュリティーおよびバグパッチは 2 つの形式でリリースされます。
  • 計画された更新: 既存製品のマイクロ、マイナー、またはメジャーアップグレード。
  • 随時の更新: 既存製品の通常のアップグレードサイクル以外にリリースされる 1 回限りのパッチ。
パッチが計画された更新の一部としてリリースされるか、それとも 1 回限りのパッチとしてリリースされるかは、修正される欠陥の深刻度によって決まります。通常、深刻度が低い欠陥は、対象製品の次回マイナーリリースで解決されます。深刻度が中程度以上の場合、非同期リリースによる製品の更新として重要度の高い順に対処され、その時点における欠陥の解決法のみが含まれます。
セキュリティー欠陥の深刻度は、Red Hat セキュリティーレスポンスチームが行うバグの評価が基準となり、次のような要因の組み合わせで評価されます。
  • バグ悪用の容易さ。
  • 悪用された場合、どのような被害があるか。
  • 欠陥の影響を低減する他の要素はあるか (ファイアウォール、Security-Enhanced Linux、コンパイラーディレクティブなど)。
Red Hat は、セキュリティー関連の欠陥をサブスクライバーに通知するメーリングリストを管理しています。「パッチメーリングリストへのサブスクライブ」 を参照してください。
JBoss のセキュリティー欠陥を評価する方法についての詳細は、http://securityblog.redhat.com/2012/09/19/how-red-hat-rates-jboss-security-flaws/ を参照してください。

3.7.2. パッチメーリングリストへのサブスクライブ

概要

Red Hat の JBoss チームは、Red Hat JBoss Middleware 製品のセキュリティーに関する情報をお知らせするメーリングリストを管理しています。ここでは、このリストへサブスクライブする方法について取り上げます。

要件

  • なし

手順3.12 JBoss Watch List へのサブスクライブ

  1. 次のリンクをクリックして、JBoss Watch メーリングリストのページへ移動します: JBoss Watch Mailing List
  2. Subscribing to Jboss-watch-list にメールアドレスを入力します。
  3. 名前を入力し、パスワードを選択することも可能です。名前とパスワードの指定は任意ですが推奨されます。
  4. Subscribe ボタンを押してサブスクリプションプロセスを開始します。
  5. メーリングリストのアーカイブは JBoss Watch Mailing List Archives で閲覧できます。
結果

メールアカウントの確認後、JBoss パッチメーリングリストへのサブスクライブが完了し、セキュリティー関連の通知を受け取るようになります。

3.7.3. zip 形式のパッチをインストールする

概要

JBoss セキュリティーパッチは、zip (全製品) と RPM (製品のサブセット) の 2 つの形式で配布されます。JBoss バグ修正パッチは zip 形式でのみ配布されます。このタスクでは、zip 形式でパッチ (セキュリティーまたはバグ修正) をインストールするために必要な手順について説明します。

要件

  • Red Hat カスタマーポータルへの有効なアクセスおよびサブスクリプション。
  • zip 形式でインストールされた JBoss 製品の現在のサブスクリプション。

手順3.13 zip 形式で JBoss 製品へパッチを適用する

JBoss 製品のセキュリティー更新はエラータによって提供されます (zip および RPM 両方)。エラータは、解決された欠陥、それらの深刻度、影響する製品、欠陥の詳細、およびパッチへの参照が含まれるリストをカプセル化します。バグ修正の更新はエラータによって通知されません。
JBoss 製品の zip ディストリビューションでは、パッチ zip がダウンロードできるカスタマーポータルの URL へのリンクがエラータに含まれています。このダウンロードには、既存 JBoss 製品のパッチ適用済みのバージョンが含まれ、以前のインストールから変更があったファイルのみが含まれています。

警告

パッチをインストールする前に、JBoss 製品とカスタマイズされた設定ファイルをすべてバックアップする必要があります。
  1. JBoss watch メーリングリストにサブスクライブするか、JBoss watch メーリングリストのアーカイブを閲覧して、セキュリティーパッチに関する情報を入手します。

    注記

    JBoss watch メーリングリストではセキュリティーパッチのお知らせのみが通知されます。
  2. エラータを読んでセキュリティーパッチに関する情報を取得し、使用環境の JBoss 製品に適用されることを確認します。
  3. セキュリティーパッチが使用環境の JBoss 製品に適用される場合は、リンク先の Red Hat カスタマーポータルからパッチをダウンロードします。
  4. カスタマーポータルのダウンロード可能な zip ファイルには、セキュリティーの問題やバグの修正に必要なファイルがすべて含まれています。ご使用の JBoss 製品がある場所にこのパッチ zip ファイルをダウンロードします。
  5. JBoss 製品がインストールされている場所でパッチファイルを展開します。パッチ適用済みのバージョンは既存ファイルを上書きします。
結果

zip 形式を使用して JBoss 製品に最新の更新が適用されます。

3.7.4. RPM 形式のパッチをインストールする

概要

JBoss のパッチは、zip (全製品) と RPM (製品のサブセット) の 2 つの形式で配布されます。このタスクでは、RPM 形式でパッチをインストールするために必要な手順について説明します。RPM の更新方法は、セキュリティー非同期パッチと、製品のマクロ、マイナー、およびメジャー更新のみを配布するために使用されます。

要件

  • Red Hat Network への有効なサブスクリプション。
  • RPM パッケージでインストールされた JBoss 製品の現在のサブスクリプション。

手順3.14 RPM 形式で JBoss 製品へパッチを適用する

JBoss 製品のセキュリティー更新はエラータによって提供されます (zip および RPM)。エラータは、解決された欠陥、それらの深刻度、影響する製品、欠陥の詳細、およびパッチへの参照が含まれるリストをカプセル化します。
JBoss 製品の RPM ディストリビューションでは、更新済みの RPM パッケージへの参照がエラータに含まれます。yum または他の RPM ツールを使用して関係するパッケージを更新し、パッチをインストールすることが可能です。

警告

パッチをインストールする前に、JBoss 製品とカスタマイズされた設定ファイルをすべてバックアップする必要があります。
  1. JBoss watch メーリングリストにサブスクライブするか、JBoss watch メーリングリストのアーカイブを閲覧して、セキュリティーパッチに関する情報を入手します。
  2. エラータを読んでセキュリティーパッチに関する情報を取得し、使用環境の JBoss 製品に適用されることを確認します。
  3. セキュリティーパッチが使用環境の JBoss 製品に適用される場合は、リンク先よりエラータに含まれている更新済みの RPM パッケージをダウンロードします。
  4. パッチをインストールするには、以下のコマンドまたは同様のコマンドを実行します。
    yum update
結果

RPM 形式を使用して JBoss 製品に最新の更新が適用されます。

3.7.5. JBoss セキュリティーパッチの深刻度および影響度

JBoss のセキュリティー欠陥のリスクを伝達するため、Red Hat は low (低)、moderate (中)、important (高)、critical (重大) の 4 段階の深刻度を使用します。さらに、欠陥の影響度を特定するため、CVSS (Common Vulnerability Scoring System: 共通脆弱性評価システム) のバージョン 2 をベースにしたスコアも使用します。

表3.2 JBoss セキュリティーパッチの深刻度

深刻度 説明
Critical (重大)
非認証のリモート攻撃者が簡単に悪用でき、ユーザーとやりとりしなくてもシステムが危険にさらされる (任意コード実行) 欠陥にこの深刻度が適用されます。ワームによって悪用される脆弱性になります。認証されたリモートユーザー、ローカルユーザー、または想定外の設定を必要とする欠陥は重大な欠陥とは分類されません。
Important (高)
リソースの機密性、整合性、または可用性が簡単に危険にさらされる欠陥にこの深刻度が付けられます。ローカルユーザーが権限を取得できる場合、非認証のリモートユーザーが認証によって保護されるリソースを閲覧できる場合、認証されたリモートユーザーが任意コードを実行できる場合、あるいはサービス拒否がローカルまたはリモートユーザーによって引き起こされる場合、この脆弱性タイプになります。
Moderate (中)
悪用するのは比較的困難であっても、リソースの機密性、整合性、または可用性が一部危険にさらされる原因となる欠陥にこの深刻度が付けられます。重大または重要な影響を与える可能性はあっても、欠陥の技術評価を基にするとそれほど簡単には悪用できなかったり、想定外の設定に影響しない脆弱性のタイプになります。
Low (低)
セキュリティーに影響する問題で、前述の深刻度に該当しないものにこの深刻度が適用されます。想定外の状況でのみ悪用される可能性があるとみられる脆弱性や、悪用されても影響が最小限にとどまる脆弱性のタイプになります。
CVSS v2 スコアの影響度は、機密性 (C: Confidentiality)、整合性 (I: Integrity)、可用性 (A: Availability) の 3 つの潜在的な影響を組み合わせて評価します。これら 3 つの要素に、なし (N: None)、一部的 (P: Partial)、または全面的 (C: Complete) のいずれかを評価します。
JBoss サーバープロセスは非特権ユーザーとして実行され、ホストのオペレーティングシステムから分離されているため、JBoss のセキュリティー欠陥に対する影響の評価は N または P のみになります。

例3.1 CVSS v2 の影響スコア

以下の例は、欠陥の悪用によるシステムの機密性への影響はなく、システムの整合性は一部影響があり、システムの可用性は全面的に影響がある場合 (カーネルクラッシュなど、システムが完全に使用できなくなる場合) の CVSS v2 の影響スコアを表しています。
C:N/I:P/A:C
深刻度と CVSS スコアに応じて、問題によって発生する独自環境のリスクや計画されたアップグレードのリスクに対応することができます。
CVSS2 の詳細は、CVSS2 Guide を参照してください。

3.8. 自動インストール

3.8.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 のインスタンスを複数インストールする (インストーラー)

概要

グラフィカルまたはテキストベースのインストーラーを使用してインストールプロセス中に生成された自動化スクリプトを使用すると、JBoss Enterprise Application Platform 6 の同一インスタンスを複数インストールすることができます。このトピックでは、生成されたスクリプトを使用して JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールするのに必要な手順について説明します。

要件

手順3.15 自動インストール

  • ターミナルで次のコマンドを実行し、自動化スクリプトを使用して JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールします。
    java -jar jboss-eap-6.1.0-installer.jar SCRIPT_NAME.xml
結果

自動的に生成されたスクリプトを基にして JBoss Enterprise Application Platform 6 の同一インスタンスがインストールされます。

3.9. サービス設定

3.9.1. JBoss Enterprise Application Platform を Red Hat Enterprise Linux でサービスとして設定する (RPM メソッド)

概要

RHN (RPM) メソッドを使用してインストールを行った場合、次の手順を用いて JBoss Enterprise Application Platform 6 を Red Hat Enterprise Linux のサービスとしてインストールします。

要件

手順3.16 RPM メソッドを使用して JBoss Enterprise Application Platform を Red Hat Enterprise Linux でサービスとして設定する

  1. JBoss Enterprise Application Server 6 のインストール

    上記の要件に記載されている手順の 1 つを使用して RPM メソッドで JBoss Enterprise Application Server 6 をインストールします。
  2. サービスの有効化

    JBoss Enterprise Application Platform 6 の RPM インストールメソッドを使用すると、必要なサービスファイルが適切な場所にインストールされます。次のコマンドを実行するだけでサービスとして設定することができます。
    chkconfig jbossas on
結果

JBoss Enterprise Application Platform 6 は、Red Hat Enterprise Linux がデフォルトのランレベルに到達したときに自動的に起動し、オペレーティングシステムでシャットダウンルーチンが完了した時に自動的に終了します。

3.9.2. JBoss Enterprise Application Platform を Red Hat Enterprise Linux でサービスとして設定する (Zip、インストーラー)

概要

zip、テキスト、またはグラフィカルメソッドを使用してインストールを行った場合、次の手順を用いて JBoss Enterprise Application Platform 6 を Red Hat Enterprise Linux のサービスとしてインストールします。RHN (RPM) メソッドを使用してインストールを行った場合は適用されません。

要件

手順3.17 サービスの設定

  1. /etc/init.d/ ディレクトリーに起動スクリプトをコピーします。

    起動スクリプトと、関連する設定ファイルは、EAP_HOME/bin/init.d/ ディレクリーに存在します。設定ファイル jboss-as.conf を開き、編集します。
  2. jboss-as.conf ファイルの起動オプションのカスタマイズ

    jboss-as.conf ファイル内に複数のオプションがあります。最低でも、JBOSS_HOME および JBOSS_USER 変数に適切な値を指定してください。これらの変数がない場合は追加してください。
  3. システムディレクトリーにファイルをコピー

    1. 起動スクリプトを /etc/jboss-as ディレクトリーにコピーします。
      [user@host init.d]$sudo mkdir /etc/jboss-as[user@host init.d]$sudo cp jboss-eap-6.1/bin/init.d/jboss-as.conf /etc/jboss-as/  		
      
      
    2. 変更した設定ファイルを /etc/init.d ディレクトリーにコピーします。
      [user@host init.d]$sudo cp jboss-as-standalone.sh /etc/init.d
  4. 起動スクリプトをサービスとして追加します。

    chkconfig サービス管理コマンドを使用して、新しい jboss-as-standalone.sh サービスを自動的に起動されるサービスのリストに追加します。
    [user@host init.d]$sudo chkconfig --add jboss-as-standalone.sh
  5. サービスを起動します。

    Red Hat Enterprise Linux サービスを起動する標準的な構文を使用して、サービスが正しくインストールされたかテストします。
    [user@host bin]$sudo service jboss-as-standalone.sh start
    すべて適切にインストールされている場合は、緑色の [OK] が表示されるはずです。エラーが発生した場合、エラーログを確認し、設定ファイルに正しいパスが指定されているようにしてください。
結果

JBoss Enterprise Application Platform 6 は、Red Hat Enterprise Linux がデフォルトのランレベルに到達したときに自動的に起動し、オペレーティングシステムでシャットダウンルーチンが完了した時に自動的に終了します。

第4章 最新リリースへのアップグレード

4.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 ZIP インストールのアップグレード

概要

JBoss Enterprise Application Platform 6 を最新リリースにアップグレードする場合は、最初に既存のインストールをバックアップする必要があります。このトピックでは、ZIP インストールのアップグレードについて説明します。

要件

警告

管理対象ドメインについて、各ホストコントローラーをアップグレードする前に、マスターホストコントローラー (または、ドメインコントローラー) インスタンスを最初にアップグレードする必要があります。

手順4.1 JBoss Enterprise Application Platform 6 の最新バージョンへのアップグレード

  1. ダウンロードした ZIP アーカイブを希望の場所に移動します。既存の JBoss Enterprise Application Platform 6 インストールとは別の場所に移動することが推奨されます。

    重要

    最新バージョンの JBoss Enterprise Application Platform 6 を既存のインストールと同じディレクトリーの場所にインストールする場合は、作業を続行する前に既存のインストールを異なる場所に移動する必要があります。これにより、変更された設定ファイル、デプロイメント、およびアップグレードが失われないようにします。
  2. アーカイブを展開します。この手順により、JBoss Enterprise Application Platform 6 の最新リリースのクリーンなインスタンスがインストールされます。
  3. 以前のインストールディレクトリーにある EAP_HOME/domain/EAP_HOME/standalone/ ディレクトリーを、新しいインストールディレクトリーにコピーします。
  4. 以前のインストールの bin ディレクトリーに行われた変更を確認し、新しいディレクトリーに同等の変更を行います。

    警告

    bin ディレクトリー内のファイルは、 以前のバージョンのファイルで上書きしないでください。変更は手作業で行う必要があります。
  5. 以前のインストールから変更された残りのファイルを確認し、これらの変更を新しいインストールに移動します。これらのファイルには以下が含まれることがあります。
    • welcome-content ディレクトリー。
    • modules ディレクトリー内のカスタムモジュール。
    • bundles ディレクトリー内のカスタムバンドル。
結果

JBoss Enterprise Application Platform 6 ZIP インストールが正常に最新リリースにアップグレードされます。

4.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 RPM インストールのアップグレード

概要

JBoss Enterprise Application Platform 6 を最新リリースにアップグレードする場合は、最初に既存のインストールをバックアップする必要があります。このトピックでは、Red Hat Network (RHN) を使用した RPM インストールのアップグレードについて説明します。

要件

  • ベースオペレーティングシステムが最新の状態であるようにし、システムが Base OS チャンネルへサブスクライブして、このチャンネルから更新を取得できるようにしてください。
  • 正しい JBoss Enterprise Application Platform 6 の RHN チャンネルが有効であるようにしてください。たとえば、x86 の 64 ビットアーキテクチャーの場合、JBoss Application Platform (v 6) の 6Server x86_64 チャンネル (jbappplatform-6-x86_64-server-6-rpm) になります。
  • 変更されたすべての設定ファイル、デプロイメント、およびユーザーデータをバックアップします。

警告

管理対象ドメインについて、各ホストコントローラーをアップグレードする前に、マスターホストコントローラー (または、ドメインコントローラー) インスタンスを最初にアップグレードする必要があります。

手順4.2 JBoss Enterprise Application Platform 6 の最新リリースへのアップグレード

  1. ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールをアップグレードします。
    [user@host] yum update
  2. 変更を含む、作成された各 *.rpmnew ファイルを本番環境設定ファイルに手動でマージします。
結果

JBoss Enterprise Application Platform 6 が正常にアップグレードされます。

4.3. JBoss Enterprise Application Server のクラスターを 6.0 から 6.1 にアップグレードする

概要

JBoss Enterprise Application Server 6.1 は、異なるバージョンの JBoss Enterprise Application Server でノードが構成されるクラスターの作成をサポートしていません。そのため、異なるバージョンをベースとする混合クラスターはサポートされず、クラスター内のすべてのノードが同じバージョン (6.1) である必要があります。

警告

6.0 クラスターから 6.1 クラスターにトラフィックを移行するアップグレードプロセスでは、すべてのトラフィックを 6.1 クラスターに転送した後、6.1 クラスターのサーバーまたはノードをシャットダウンします。

要件

  • なし

手順4.3 JBoss Enterprise Application Server のクラスターを 6.1 で設定する

  1. JBoss Enterprise Application Server のクラスターを 6.1 で設定する方法は、『JBoss Enterprise Application Platform 6.1 管理および設定ガイド』 の 『HTTP クラスタリングおよび負荷分散』 の章を参照してください。
  2. JBoss Enterprise Application Platform 6.1 管理設定ガイド』 の 『クラスター間のトラフィックの転送』 の章に記載されている手順に従って、新しいクラスターにすべてのトラフィックを移行します。
結果

JBoss Enterprise Application Server 6.0 のクラスターが JBoss Enterprise Application Server 6.1 をベースにするクラスターへ移行されます。

付録A その他の情報

A.1. JBoss Enterprise Application Platform 6 で利用可能なダウンロード

JBoss Enterprise Application Platform 6 には、さまざまなインストールタイプとオプションコンポーネントが含まれます。これらは、Red Hat カスタマーポータル (https://access.redhat.com/) でダウンロードできます。以下の表は、さまざまなオプションについて説明しています。一部のコンポーネントは、特定のオペレーティングシステムまたはアーキテクチャーにのみ対応しています。

表A.1 利用可能なダウンロード

名前 説明 オペレーティングシステム
Apache HTTP Server
サポートされた各オペレーティングシステムおよびアーキテクチャーのスタンドアローン Apache HTTP サーバーインスタンス。この HTTP サーバーは JBoss Enterprise Application Platform 6 と連携して動作することがテストおよび検証されています。
Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、Microsoft Windows Server 2008、Solaris 10、および 11
ネイティブコンポーネント
特定のプラットフォームに最適化するようコンパイルされたコンポーネント。たとえば、Microsoft Windows Server 環境には DLL が提供されます。一部のケースでは、ネイティブコンポーネントによりパフォーマンスが向上することがあります。
Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、Microsoft Windows Server 2008、Solaris 10、および 11
ネイティブユーティリティー
サポートされた各オペレーティングシステムおよびアーキテクチャに固有なユーティリティー (オペレーティングシステムで JBoss Enterprise Application Platform をサービスとしてインストールし、SSL 暗号化キーおよび証明書を生成するためのスクリプトやユーティリティーなど)。
Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、Microsoft Windows Server 2008、Solaris 10、および 11
Web サーバーコネクターネイティブ
Apache、Microsoft、および Oracle iPlanet Web サーバー用プリコンパイルモジュール (HTTP 負荷分散および高可用性機能向け)。これらのバイナリーは広範にテスト済みであり、JBoss Enterprise Application Platform 6 と問題なく動作することが確認されています。
Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、Microsoft Windows Server 2008、Solaris 10、および 11
Javadoc
JBoss Enterprise Application Platform 6 により公開されたすべてのパブリック API 向けドキュメンテーション。これらは、ローカルの HTTP サーバーまたは IDE にインストールしたり、ローカルマシンで表示したりできます。
プラットフォーム非依存
インストーラー
JBoss Enterprise Application Platform 6 の Java インストーラー。クイックスタートと Maven リポジトリのインストール手順が含まれます。
プラットフォーム非依存
Maven リポジトリー
ダウンロードし、ローカル開発環境で使用でき、JBoss Enterprise Application Platform 6 でビルドされるアプリケーションに共通のアーティファクトを含む Maven リポジトリー。Maven リポジトリは JBoss Enterprise Application Platform 6 インストーラーからも利用可能です。
プラットフォーム非依存
クイックスタート
JBoss Enterprise Application Platform 6 で提供される API を使用して Java EE 6 を開発するのに役に立つサンプルアプリケーション。クイックスタートは JBoss Enterprise Application Platform 6 インストーラーからも利用可能です。
プラットフォーム非依存
ソースコード
JBoss Enterprise Application Platform 6 用 Java ソースコード (独自の環境で再コンパイルしたり、独自に監査したりできます)。
プラットフォーム非依存
アプリケーションプラットフォーム
インストールして、サポート対象の各プラットフォームで実行できる Zip インストールパッケージ。これは、JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールする最も一般的な方法です。
プラットフォーム非依存

重要

RPM インストール方法のダウンロードは、カスタマーポータルではなく Red Hat Network (RHN) より利用可能です。

A.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 のディレクトリー構造

概要

JBoss Enterprise Application Platform 6 には、以前のバージョンと比べて単純なディレクトリー構造が含まれます。ディレクトリー構造のリストと、ディレクトリーの内容の説明は以下のとおりです。

standalone/ および domain/ フォルダーのディレクトリー構造も含まれています。

表A.2 最上位のディレクトリーとファイル

名前 目的
appclient/ アプリケーションクライアントコンテナの設定詳細が含まれます。
bin/ Red Hat Enterprise Linux および Microsoft Windows 用 JBoss Enterprise Application Platform 6 向け起動スクリプトが含まれます。
bundles/ JBoss Enterprise Application Platform 6 の内部機能に関する OSGi バンドルが含まれます。
docs/ ライセンスファイル、スキーマ、およびサンプル
domain/ JBoss Enterprise Application Platform 6 が管理対象ドメインとして実行された時に使用される設定ファイル、デプロイメントコンテンツ、および書き込み可能領域。
modules/ サービスが要求したときに JBoss Enterprise Application Platform 6 により動的にロードされるモジュール。
standalone/ JBoss Enterprise Application Platform 6 がスタンドアローンサーバーとして実行された場合に使用される設定ファイル、デプロイメントコンテンツ、および書き込み可能領域。
welcome-content/ デフォルトインストールのポート 8080 で利用可能な Welcome Web アプリケーションにより使用されるコンテンツが含まれます。
jboss-modules.jar
モジュールをロードするブートストラップメカニズム。

表A.3 domain/ ディレクトリーにあるディレクトリー

名前 目的
configuration/ 管理ドメイン用の設定ファイル。これらのファイルは管理コンソールや管理 CLI で変更し、直接編集するためのものではありません。
data/ デプロイされたサービスの情報。サービスは、デプロイメントスキャナーではなく、管理コンソールや管理 CLI を使用してデプロイするため、このディレクトリーにファイルを手動で置かないようにしてください。
log/ ローカルインスタンスで実行されるホストおよびプロセスコントローラー用実行時ログファイルが含まれます。
servers/ ドメイン内の各サーバーインスタンス用の同等の data/log/、および tmp/ ディレクトリーが含まれます。これらのディレクトリーには、最上位の domain/ ディレクトリー内の同じディレクトリーに類似したデータが含まれます。
tmp/ 管理対象ドメインに対してローカルユーザーを認証するために管理 CLI で使用される共有キーメカニズムに関するファイルなどの一時データが含まれます。

表A.4 standalone/ ディレクトリーにあるディレクトリー

名前 目的
configuration/ スタンドアローンサーバー用の設定ファイル。これらのファイルは管理コンソールや管理 CLI で変更し、直接編集するためのものではありません。
deployments/ デプロイしたサービスの情報。スタンドアローンサーバーには、デプロイメントスキャナーが含まれているため、このディレクトリーにデプロイ用のアーカイブを置くことができます。しかし、管理コンソールあるいは管理 CLI を使いデプロイメントを管理する方法が推奨されます。
lib/ スタンドアローンサーバーモードに関連する外部ライブラリ。デフォルトは空です。
tmp/ サーバーに対してローカルユーザーを認証するために管理 CLI で使用される共有キーメカニズムに関連するファイルなどの一時データが含まれます。

A.3. JBoss Enterprise Application Platform 6 のRPM パッケージ一リスト

概要

JBoss Enterprise Application Platform 6 は、YUM パッケージグループ JBoss EAP 6 を使用して Red Hat Enterprise Linux 6 上にインストールされます。このグループは以下のパッケージから構成されます。

表A.5 パッケージリスト

パッケージ 説明
jbossas-appclient JEE アプリケーションクライアントコンテナ
jbossas-bundles OSGi バンドル
jbossas-core コアコンポーネント。すべての設定で必要になります。
jbossas-domain ドメイン設定
jbossas-hornetq-native JBoss AS HornetQ ファイルのコンテナ
jbossas-jbossweb-native JBoss Enterprise Web Platform
jbossas-modules-eap Enterprise Application Platform のモジュール
jbossas-product-eap 製品設定コンポーネント。製品の実行をカスタマイズします。
jbossas-standalone スタンドアローン設定
jbossas-welcome-content-eap 起動メッセージとコンソールページで使用されるウェルカムコンテンツ

重要

jbossas-hornetq-native パッケージは、JBoss Enterprise Application Platform 6 で高可用性を実現するために含まれ、デフォルトで有効になります。

A.4. JBoss Enterprise Application Platform 6 の RPM インストール設定ファイル

概要

JBoss Enterprise Application Platform 6 の RPM インストールには、ZIP インストールの追加設定ファイルが 3 つ含まれています。これらのファイルは、アプリケーションサーバーの起動環境を指定するために、サービス初期化スクリプトによって使用されます。これらのファイルの 1 つはすべての JBoss Enterprise Application Platform 6 インスタンスに適用され、他の 2 つはスタンドアローンおよびドメインモードサーバーのオーバーライドを提供します。

表A.6 追加 RPM 設定ファイル

ファイル 説明
/etc/jbossas/jbossas.conf このファイルは最初に読み取られ、すべての JBoss Enterprise Application Platform 6 インスタンスに適用されます。
/etc/sysconfig/jbossas スタンドアローンサーバーに固有な設定。スタンドアローンサーバーとして実行された場合、ここで指定された値は、jbossas.conf の値よりも優先されます。
/etc/sysconfig/jbossas-domain ドメインモードサーバーに固有な設定。ドメインモードサーバーとして実行された場合、ここで指定された値は jbossas.conf の値よりも優先されます。
下表は使用可能な設定プロパティーとデフォルト値のリストになります。

表A.7 RPM インストール設定プロパティー

プロパティ 説明
JBOSS_USER
JBoss Enterprise Application Platform 6 が実行される場合のシステムユーザーアカウント。このユーザーもファイルの所有権を持ちます。
デフォルト値: jboss
JBOSS_GROUP
JBoss Enterprise Application Platform 6 ファイルが属するシステムユーザーグループ。
デフォルト値: jboss
JBOSS_STARTUP_WAIT
start または restart コマンドを受け取った後にサーバーが正常に起動されたことを確認するまで、初期化スクリプトが待機する秒数。
デフォルト値: 60
JBOSS_SHUTDOWN_WAIT
stop または restart コマンドを受け取ったときにサーバーをシャットダウンするまで初期化スクリプトが待機する秒数。
デフォルト値: 20
JBOSS_CONSOLE_LOG
コンソールログハンドラーがリダイレクトされるファイル。
デフォルト値: /var/log/jbossas/$JBOSSCONF/console.log
JAVA_HOME
Java Runtime Environment がインストールされたディレクトリー。
デフォルト値: /usr/lib/jvm/jre
JBOSS_HOME
アプリケーションサーバーファイルがインストールされたディレクトリー。
デフォルト値: /usr/share/jbossas
JAVAPTH
Java 実行可能ファイルがインストールされたパス。
デフォルト値: $JAVA_HOME/bin
JBOSSCONF
このサーバーを起動するサーバーモード (standalone または domain)
デフォルト値: サーバーモードに応じて standalone または domain
JBOSSSH
サーバーを起動するために使用されるスクリプト。
デフォルト値: $JBOSS_HOME/bin/$JBOSSCONF.sh
JBOSS_SERVER_CONFIG
使用するサーバー設定ファイル。
このプロパティーのデフォルト値はありません。開始時に standalone.xml または domain.xml を指定できます。
JBOSS_HOST_CONFIG このプロパティーにより、ユーザーはホスト設定 (host.xml など) を指定できます。デフォルトとして設定される値はありません。

付録B Revision History

改訂履歴
改訂 1.1-40 Thu Jul 11 2013 Russell Dickenson
JBoss Enterprise Application Platform 6.1.0 GA Release.

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