21.2.2. UserBusinessActivity
com.arjuna.wst11.UserBusinessActivity
は大部分のクライアントが使用するクラスです。クライアントが新しいビジネスアクティビティを開始するには、まず UserBusinessActivityFactory
から UserBusinessActivity
を取得します。このクラスは XTS 実装の基礎となるプロトコル固有のアスペクトからそれらを分離します。UserBusinessActivity は特定のビジネスアクティビティを表していません。代わりに、スレッドごとの暗黙的なアクティビティへのアクセスを提供しています。そのため、すべての UserBusinessActivity
メソッドは暗黙的に現在のスレッドで実行します。
メソッド
begin
- 新しいアクティビティを開始し、それを呼び出しスレッドに関連付けます。
パラメータ
- timeout
- アクティビティがタイムアウトする後のミリ単位の間隔です。これはオプションです。
例外
WrongStateException
- スレッドは既にビジネスアクティビティと関連付けられています。
close
- 最初に、アクティビティに登録されているすべての Coordinator Completion パーティシパントはアクティビティを完了するよう要求されます。次に、すべてのパーティシパントは、それらが Coordinator または Participant Completion に登録されていようと、アクティビティを閉じるように要求されます。すべての Coordinator Completion パーティシパントが最初の段階で完了に失敗すると、完了したすべてのパーティシパントはアクティビティを補正するよう指示されます。残っている未完了のすべてのパーティシパントはアクティビティをキャンセルするよう要求されます。
例外
- UnknownTransactionException
- 呼び出しスレッドに関連付けられているアクティビティはありません。
- TransactionRolledBackException
- Coordinator Completion パーティシパントのひとつが完了に失敗したため、アクティビティはキャンセルされました。クライアント呼び出しが閉じる前に Participant Completion パーティシパントのひとつが完了していない場合は、この例外も送出されることがあります。
- cancel
- ビジネスアクティビティを終了します。既に完了したアクティビティに登録されたすべての Participant Completion パーティシパントはアクティビティを補正するよう要求されます。すべての未完了の Participant Completion パーティシパントとすべての Coordinator Completion パーティシパントはアクティビティをキャンセルするよう要求されます。
例外
UnknownTransactionException
- 呼び出しスレッドに関連付けられているアクティビティはありません。以前に完了したすべてのパーティシパントは作業を補正するよう指示されます。