第22章 スタンドアローンのコーディネーション

22.1. はじめに

XTS サービスはJBoss Service Archive (SAR) としてデプロイされます。Transaction Serviceが提供するサービスアーカイブのバージョンは、WS-C、WS-AT、WS-BA サービスのバージョン 1.1 を実装しています。XTS サービスアーカイブを再構築し、1.0と 1.1 実装の両方を含め、並行してデプロイすることができます。詳細情報については、サービスアーカイブの構築スクリプトを参照してください。
このリリースのサービスアーカイブは、デプロイ済みのホスト上で動作しているActivation Coordinator サービスからコーディネーションコンテキストを取得します。そのため、ローカルでデプロイされたクライアントアプリケーションが作成したWS-ATトランザクションあるいはWS-BA アクティビティが、クライアントマシンで稼働するRegistration Service を指定するコンテキストとともに提供されます。クライアントにより呼び出されたWeb Services は、クライアントのホストで稼働するTransaction Protocol サービスと調整します。これは、Web Services がローカルあるいはリモートで実行されている場合です。このような設定は、local coordinationと呼ばれています。
全クライアントに対しグローバルにこの設定を再構成することができ、コンテキスト作成リクエストがリモートホストで稼働するActivation Coorinator Service に転送されます。通常、残りのコーディネーションプロセスはリモートホストから実行され、この設定はスタンドアローンのコーディネーション (stand-alone coordination) と呼ばれます。

スタンドアローンのコーディネーションを選択する理由

  • 効率性:クライアントアプリケーションがWeb Service をリモートのEnterprise Application Platform サーバー上で呼出した場合、コーディネータとパーティシパント間のプロトコル固有のメッセージがネットワーク上を移動する必要がないため、リモートサーバーからのトランザクションをコーディネートすることで効率性があがる可能性があります。
  • 信頼性:コーディネータサービスが専用ホスト上で作動している場合、アプリケーションやサービスに障害が起きることでコーディネータへ影響を与え関係のないトランザクションで障害が起こる危険性がありません。
  • 3つ目の理由は、他社ベンダー提供のコーディネーションサービスを利用できるためです。