18.2.4. アプリケーションメッセージ

アプリケーションメッセージ は、パーティ間で送信されるリクエストやレスポンスのことで、これらのパーティがビジネスプロセスの作業を構成しています。このようなメッセージはXTSにとっては不透明とみなされており、必須のメッセージ形式、プロトコルバインディングあるいはエンコーディングスタイルはありません。つまり、適切なWeb Services プロトコルをいつでも利用可能なのです。XTSでは、トランザクションコンテキストがSOAPメッセージのヘッダー内で伝播されます。
XTS は、WS-Transactions 対応サービスをJBoss Enterprise Application Platform 上で構築しているサービス開発者にサポートが提供されています。クライアント、サービスの両方で自動コンテキスト処理を行うためにインターセプタが提供されており、開発が大幅に簡素化されトランザクションのインフラストラクチャへ焦点がずれることなくビジネスロジックの記述に集中することができます。このインターセプタは、メッセージ自体のセマンティクスを変更することなく、コンテキスト要素をアプリケーションメッセージに追加、削除します。WS-C コンテキストで何を行うか把握しているサービスは、これを使うことができます。WS-C、WS-Atomic Transaction、WS-Business Activity を認識していないサービスはこのコンテキストを無視することができます。XTS はユーザが介入することなくコンテキストを管理します。

18.2.4.1. WS-C、WS-Atomic Transaction、WS-Business Activity メッセージ

アプリケーションあるいはサービス開発者はトランザクションインフラストラクチャが交換するメッセージに関心を持たれていない場合が多いですが、基盤モデルがアーキテクチャ全体に組み込むことができるよう、どのような交換が行われているか理解すると便利です。
WS-Coordination、WS-ATomic Transaction、WS-Business Activity 固有のメッセージは、SOAPメッセージを使いHTTP上で配信されます。伝播されるメッセージの種類には、beginprepareなど、標準トランザクション操作の実行指示が含まれています。

注記

XTS メッセージはアプリケーションからのメッセージと干渉せず、アプリケーションは、トランザクション固有のメッセージと同じトランスポートを使う必要がありません。例えば、XTS メッセージは別のメカニズムを使い配信されますが、クライアントアプリケーションはSOAP RPC over SMTP を使いアプリケーション固有のメッセージを配信する場合があります。