17.4. ACID トランザクション

これまでシステムを処理するトランザクションは ACID プロパティに対応しています。ACID は Atomic, Consistent, Isolated, and Durable の頭字語です。ACID プロパティ で記載されているとおり、作業単位は従来 ACID プロパティが管理される場合にのみトランザクショナルと考えられていました。

ACID プロパティ

アトミック性
トランザクションは完全に実行されるか、あるいは全く実行しません。
一貫性
トランザクションの結果、基礎となるデータ構造の内部一貫性を保持します。
独立性
まるでトランザクションそれだけで実行していて、他には実行しているトランザクションがなく、他のトランザクションから見えません。
持続性
トランザクションの結果は障害が発生しても失われません。