17.3. パーティシパント

コーディネータは各トランザクショナルなサービスがどのように実装されているか詳細を知ることはできません。実際、この知識はコーディネータがトランザクショナルな結果を交渉するために必要なわけでもありません。コーディネータはトランザクション内でパーティシパントとして役目を果たす各サービスを扱い、トランザクションのタイプに該当する事前定義されたパーティシパントのコーディネーションモデルに従って通信します。Web サービスが所定のトランザクションで最初のサービス要求を受け取ると、パーティシパントとしてコーディネータを登録し、沿うパーティシパントモデルを指定します。コンテキストには登録要求を処理するコーディネーションサービスのエンドポイントに対する URL が含まれています。そのため、パーティシパントという用語はただ特定のパーティシパントモデルを使用した固有のトランザクションで登録されたトランザクショナルなサービスを指しているだけです。