12.4. Microsoft IIS 7 初期クラスタリング設定
Microsoft IIS 7 は、管理コンソールを使用して管理したり、
APPCMD.EXE
コマンドツールを使用してコマンドプロンプトから管理したりできます。
用語
- ISAPI 制限と CGI 制限
- ISAPI 制限と CGI 制限はサーバーでの動的コンテンツの実行を可能にする要求ハンドラです。これらの制限は CGI ファイル (
.exe
) または ISAPI 拡張 (.dll
) のいずれかです。IIS 設定システムがこれを許可する場合は、カスタム ISAPI 制限または CGI 制限を追加できます。 [http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc730912(WS.10).aspx]
タスク: JBoss ネイティブ ISAPI 制限を定義する
このタスクでは、管理コンソールを使用して ISAPI 制限を定義します。
- マスターサーバーで、IIS マネージャを開きます。
- [スタート] → [実行]、次に
inetmgr
と入力します。 - [スタート] → [コントロール パネル] → [管理ツール] → [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]
[IIS 7 Manager] ウィンドウが開きます。 - ツリービューペインで、[IIS 7 (Server Home と呼ばれます) を選択します。[IIS 7 Home Features View] が開きます。
- [ISAPI および CGI の制限] をダブルクリックします。[ISAPI および CGI の制限] 機能ビューが開きます。
- [Actions (アクション)] ペインで、[追加] をクリックします。[ISAPI または CGI の制限の追加] ウィンドウが開きます。
- 以下の値を [ISAPI または CGI の制限の追加] ウィンドウで指定します。
- [ISAPI または CGI パス]:
c:\connectors\jboss-ep-5.1\native\sbin\isapi_redirect.dll
と指定します。- [説明]:
jboss
- [拡張パスの実行を許可する]
- チェックボックスを選択します。
- [OK] をクリックして値を保存し、[ISAPI または CGI の制限の追加] ウィンドウを閉じます。
注記
[ISAPI および CGI の制限] 機能ビューに、jboss
制限とパスが表示されます。
タスク: JBoss ネイティブ仮想ディレクトリを定義する
このタスクでは、管理コンソールを使用して、JBoss ネイティブバイナリの仮想ディレクトリを定義します。
- [既定の Web サイト] を右クリックし、[仮想ディレクトリの追加] をクリックします。[仮想ディレクトリの追加] ウィンドウが開きます。
- [仮想ディレクトリの追加] ウィンドウで以下の値を指定します。
- [エイリアス]:
jboss
を (記述されたとおりに) 指定します。- [物理パス]:
C:\connectors\jboss-ep-5.1\native\sbin\
- [OK] をクリックして値を保存し、[仮想ディレクトリの追加] ウィンドウを閉じます。
タスク: JBoss ネイティブ ISAPI リダイレクトフィルタを定義する
このタスクでは、管理コンソールを使用して JBoss ネイティブ ISAPI リダイレクトフィルタを定義します。
- ツリービューペインで、[サイト] → [既定の Web サイト]を展開します。
- [ISAPI フィルタ] をダブルクリックします。[ISAPI フィルタ] 機能ビューが開きます。
- [Actions (アクション)] ペインで、[追加] をクリックします。[ISAPI フィルタの追加] ウィンドウが開きます。
- 以下の値を [ISAPI フィルタの追加] ウィンドウで指定します。
- [フィルタ名]:
jboss
を (記述されたとおりに) 指定します。- [実行可能ファイル]:
C:\connectors\jboss-ep-5.1\native\sbin\isapi_redirect.dll
- [OK] をクリックして値を保存し、[ISAPI フィルタの追加] ウィンドウを閉じます。
タスク: ISAPI-dll ハンドラを有効にする
このタスクでは、管理コンソールを使用して ISAPI-dll ハンドラを有効にします。
- ツリービューペインで、[IIS 7 (Server Home と呼ばれます) を選択します。[IIS 7 Home Features View] が開きます。
- [ハンドラ マッピング] をダブルクリックします。[ハンドラ マッピング] 機能ビューが開きます。
- [グループ化] ドロップダウンボックスで、[State (状態)] を選択します。ハンドラマッピングが Enabled グループと Disabled グループで表示されます。
ISAPI-dll
が Disabled グループに存在する場合は、右クリックして [機能のアクセス許可の編集] を選択します。- [Read (読み取り)]、[Script (スクリプト)]、および [Execute (実行)] チェックボックスが選択されていることを確認します。
- [OK] をクリックして値を保存し、[機能のアクセス許可の編集] ウィンドウを閉じます。