12.3. Microsoft IIS 6 初期クラスタリング設定
Microsoft IIS 6 には、基本的な ISAPI フィルタと ISAPI マッピングがデフォルトインストールの一部として含まれます。
タスク: ISAPI フィルタの定義
このタスクでは、管理コンソールを使用してマスターサーバーで ISAPI フィルタを定義します。
- マスターサーバーで、IIS マネージャを開きます。
- [スタート] → [実行]、次に
inetmgr
と入力します。 - [スタート] → [コントロール パネル] → [管理ツール] → [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]
[IIS 6 Manager] ウィンドウが開きます。 - ツリービューペインで、[Web サイト] を展開します。
- [既定の Web サイト] を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。[プロパティ] ウィンドウが開きます。
- [ISAPI フィルタ] をクリックします。
- [追加] ボタンをクリックし、[フィルタのプロパティの追加と編集] ウィンドウで以下の値を指定します。
- [フィルタ名]:
jboss
を (記述されたとおりに) 指定します。- [実行可能ファイル]:
C:\connectors\jboss-ep-5.1\native\sbin\isapi_redirect.dll
- [OK] をクリックして値を保存し、[フィルタのプロパティの追加と編集] ダイアログを閉じます。
注記
IIS はまだリソースの要求を受け取っていないため、[ISAPI フィルタ] タブではjboss
フィルタステータスと優先度が [不明] と表示されます。要求が実行されると、ステータスと優先度はそれぞれ [読み込み済み] と [高] に変わります。
タスク: ISAPI 仮想ディレクトリを定義する
このタスクでは、IIS 管理コンソールを使用して ISAPI 仮想ディレクトリを定義します。
- [既定の Web サイト] を右クリックし、[新規] → [仮想ディレクトリの追加]をクリックします。[仮想ディレクトリの追加] ウィンドウが開きます。
- [仮想ディレクトリの追加] ウィンドウで以下の値を指定します。
- [エイリアス]:
jboss
を (記述されたとおりに) 指定します。- [物理パス]:
C:\connectors\jboss-ep-5.1\native\sbin\
- [OK] をクリックして値を保存し、[仮想ディレクトリの追加] ウィンドウを閉じます。
- ツリービューペインで、[Web サイト] → [既定の Web サイト]を展開します。
jboss
仮想ディレクトリを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。- [仮想ディレクトリ] タブをクリックし、以下の変更を行います。
- [実行アクセス許可]:
Scrips and Executables
を選択します。- [Read (読み取り)] チェックボックス:
- 読み取りアクセスを有効にします。
- [OK] をクリックして値を保存し、[jboss Properties] ウィンドウを閉じます。
タスク: ISAPI Web サービス拡張を定義する
このタスクでは、管理コンソールを使用して ISAPI Web サービス拡張を定義します。
- [Web サービス拡張] をクリックし、[タスク] グループで、[新しい Web サービス拡張を追加] を選択します。[新しい Web サービス拡張] ウィンドウが表示されます。
- 以下の値を [新しい Web サービス拡張] ウィンドウに追加します。
- [Extension name (拡張名)]
jboss
を指定します。- [必要なファイル]:
- パス
C:\connectors\jboss-ep-5.1\native\sbin\isapi_redirect.dll
- [拡張の状態を許可済みに設定する]:
- チェックボックスを選択します。
- [OK] をクリックして値を保存し、[新しい Web サービス拡張] ウィンドウを閉じます。
jboss
Web Service Extension がリストに表示されていることを確認します。