第4章 リソース

Admin Consoleが管理するのは、リソースで、これにはアプリケーション、サービス、データソースが含まれます。Admin Consoleはアプリケーションを他の管理リソースと区別します。残りのリソースはAdmin Consoleの「Resources」メニューに移動することでアクセス可能です。これらのリソースは、JBoss Messaging、JBoss Web、Scripts、Connection Factories、Datasourcesに分類されています。

重要

Admin Consoleを使いデプロイ、変更したリソースについては、元の設定ファイルに変更が反映されないため、引き続きAdmin Consoleを使い管理します。設定ファイルの手動編集とAdmin Consoleを使って加えた編集との間で互換性がありません。

4.1. JBoss Messaging

JBoss MessagingはEnterprise Application Platform向けの JBoss Messaging Serviceを提供します。JBoss Messaging に対する宛先のみAdmin Console経由で設定可能です。宛て先はTopics および Queuesに分類されます。

4.1.1. JBoss Messaging Resourceの追加

Enterprise Application Platformインスタンスへ新しい宛先を追加するには、以下の手順に従います。

手順4.1 JBoss Messaging Queueの追加

  1. Resources → JBoss Messaging → Queuesをクリックしてから、Add a new resourceをクリックします。
  2. リソースに利用するTemplate を選択します。
  3. Queue 名とJNDI名を入力します。
  4. オプション：利用可能な他の値を編集します。Queue 設定に関する詳細情報は『JBoss Messaging ユーザーガイド』を参照してください。
  5. Saveをクリックします。

手順4.2 JBoss Messaging Topic の追加

  1. Resources → JBoss Messaging → Topicsをクリックしてから、Add a new resourceをクリックします。
  2. リソースに利用するTemplate を選択します。
  3. Topic 名とJNDI名を入力します。
  4. オプション：利用可能な他の値を編集するか、そのままにしデフォルトの値を設定します。Topic 設定に関する詳細情報は『JBoss Messaging ユーザーガイド』を参照してください。
  5. Saveをクリックします。

4.1.2. JBoss Messaging Resourceの削除

Messaging Resource を削除すると、そのリソースに紐付いたすべてのメッセージが削除されますので、慎重に実行してください。

手順4.3 JBoss Messaging Resourceの削除

  1. Resources → JBoss MessagingにあるJBoss Messaging Type (Topic あるいは Queue) へ移動します。
  2. 削除したいリソースの横にあるDelete をクリックします。
  3. OK をクリックし削除操作を確定します。

4.1.3. JBoss Messaging Resource の設定

設定オプションからメッセージングリソースを微調整できます。メッセージングリソースの設定を変更するには、以下の手順に従います。

手順4.4 JBoss Messaging Resourceの設定

  1. Resources → JBoss Messaging → MESSAGING_TYPE → RESOURCE_NAME から、設定したいリソースに移動します。
  2. 「Configuration」タブをクリックします。
  3. 設定オプションを変更してからSaveをクリックします。設定オプションに関する詳細情報については、『JBoss Messaging ユーザーガイド』を参照してください。

4.1.4. JBoss Messaging Resourceの制御

Queues および Topicsで様々な制御操作が利用できます。Messaging Resourcesは両方、これらの操作を使うことができます。
  • Remove all messages: 宛て先から全メッセージを削除
  • Start: 宛て先の開始
  • Stop: 宛て先の停止
  • List All Messages: 指定のセレクターに対するメッセージをすべてリストアップ
  • List Durable Messages: 指定のセレクターに対する永続可能なメッセージすべてをリストアップ
  • List Non Durable Messages: 指定のセレクターに対する永続可能でないメッセージすべてをリストアップ
Queue 固有の制御操作は以下の通りです。
  • List Message Counter As HTML: HTMLでメッセージカウンターを表示
  • List Message Counter History As HTML: HTMLでメッセージカウンターの履歴を表示
  • Reset Message Counter: メッセージカウンターを0にリセット
  • Reset Message Counter History: メッセージカウンターの履歴を消去
Topic 固有の制御操作は以下の通りです。
  • List All Subscriptions: そのトピックへのサブスクリプションをすべて表示
  • List All Subscriptions As HTML: そのトピックへのサブスクリプションをすべてHTMLで表示
  • List Durable Subscriptions: 永続可能なサブスクリプションをすべて表示
  • List Durable Subscriptions As HTML: 永続可能なサブスクリプションをすべてHTMLで表示
  • List Non-Durable Subscriptions: 永続可能でないサブスクリプションをすべて表示
  • List Non-Durable Subscriptions As HTML: 永続可能でないサブスクリプションをすべてHTMLで表示
これらの制御操作のうちいずれかを実行するには、以下の手順に従います。

手順4.5 JBoss Messaging Resourceの制御

  1. Resources → JBoss Messaging → MESSAGING_TYPE → RESOURCE_NAME からリソースに移動します。
  2. 「Control」タブをクリックします。
  3. 実行したい操作をクリックします。これらの操作で何が行えるかの情報は、『JBoss Messagingユーザーガイド』を参照してください。