付録F ネットワークインターフェースのテンプレート例
本付録では、ネットワークインターフェース設定を示す Heat テンプレート例をいくつか紹介します。
F.1. インターフェースの設定
インターフェースは個別に変更を加える必要がある場合があります。以下の例では、DHCP アドレスでインフラストラクチャーネットワークへ接続するための 2 つ目の NIC、ボンディング用の 3 つ目/4 つ目の NIC を使用するのに必要となる変更を紹介します。
network_config: # Add a DHCP infrastructure network to nic2 - type: interface name: nic2 use_dhcp: true - type: ovs_bridge name: br-bond members: - type: ovs_bond name: bond1 ovs_options: {get_param: BondInterfaceOvsOptions} members: # Modify bond NICs to use nic3 and nic4 - type: interface name: nic3 primary: true - type: interface name: nic4
ネットワークインターフェースのテンプレートは、実際のインターフェース名 ("eth0"、"eth1"、"enp0s25") または番号付きのインターフェース ("nic1"、"nic2"、"nic3") のいずれかを使用します。名前付きのインターフェース (
eth0
、eno2
など) ではなく、番号付きのインターフェース (nic1
、nic2
など) を使用した場合には、ロール内のホストのネットワークインターフェースは、全く同じである必要はありません。たとえば、あるホストに em1
と em2
のインターフェースが指定されており、別のホストには eno1
と eno2
が指定されていても、両ホストの NIC は nic1
および nic2
として参照することができます。
番号付きのインターフェースの順序は、名前付きのネットワークインターフェースのタイプの順序と同じです。
eth0
、eth1
などのethX
。これらは、通常オンボードのインターフェースです。eno0
、eno1
などのenoX
。これらは、通常オンボードのインターフェースです。enp3s0
、enp3s1
、ens3
などの英数字順のenX
インターフェース。これらは通常アドオンのインターフェースです。
番号付きの NIC スキームは、ライブのインターフェース (スイッチに接続されているケーブル) のみ考慮します。4 つのインターフェースを持つホストと、6 つのインターフェースを持つホストがある場合に、各ホストで
nic1
から nic4
を使用してケーブル 4 本のみを結線します。