1.2. メモリーの要件

kdump でカーネルクラッシュのダンプをキャプチャーして分析のため保存するにはキャプチャーカーネル用にシステムメモリーの一部を永続的に予約しておく必要があります。予約するとその部分はメインカーネルでは使用できなくなります。
メモリーの要件はシステムの構成要素によって異なります。そのひとつとしてシステムのハードウェアアーキテクチャーが挙げられます。次のコマンドをシェルプロンプトで入力してマシンの正確なアーキテクチャー名を検索 (x86_64 など)、標準出力に表示させます。
uname -m
予約すべきメモリーサイズを左右する別の要因として搭載しているシステムメモリーの総量が影響します。たとえば、x86_64 アーキテクチャーでは予約メモリーは 4 KB の RAM ごと 160 MB + 2  ビットになります。搭載されている物理メモリーの合計が 1 TB のシステムの場合には 224 MB ということになります (160 MB + 64 MB)。システムアーキテクチャーごとの kdump メモリー要件と物理メモリー量についての詳細は 「kdump メモリー要件」 を参照してください。
ほとんどのシステムでは必要なメモリー量は kdump によって自動的に算出、予約が行われます。この動作はデフォルトで有効になっていますが特定サイズ以上のメモリーが搭載されているシステムに限られます。この自動割り当て動作に必要なメモリーサイズはシステムのアーキテクチャーによって異なります。「メモリー自動予約の最小しきい値」 に自動メモリー割り当てに必要な最小メモリーサイズの一覧をシステムアーキテクチャーごとに示します。
システムメモリーが自動割り当ての動作に必要な最小メモリーに満たない場合、または独自の予約メモリーサイズを必要とするような場合には予約メモリーを手作業で設定することができます。コマンドラインでこの作業を行う場合は 「メモリー使用量の設定」 を参照してください。グラフィカルユーザーインターフェースでこの作業を行う場合は 「メモリー使用量の設定」 を参照してください。

重要

kdump サービスを設定したら、自動メモリー割り当てであっても設定のテストを行うことを強く推奨します。設定のテスト方法については 「kdump 設定のテスト」 を参照してください。